77年新日本プロレス「ゴールデン・ファイト・シリーズ」も折返し地点に突入。山陰から北陸に移動し、第16戦、5月13日、石川県小松市体育館(テレビ生中継、観衆3,700人満員発表)大会。小松市はテレビ朝日「ワールドプロレスリング」の日本プロレス時代からのメインスポンサーだった小松製作所(78年一杯までスポンサード)のお膝元です。
この日より、ブルート・バーナードに代わり「大巨人」アンドレ・ザ・ジャイアントが特別参加。アンドレは来日第1戦はセミファイナルで坂口征二とのシングルマッチ45分1本勝負。10分22秒、アンドレがジャイアント・プレスからの体固めでフォール勝ちしています。
メインイベントは猪木&長州力組とキラー・カール・クラップ&ビクター・リベラ組が対戦。1本目は11分57秒、長州がリベラを原爆腕折り(リバース・チキンウィング)でギブアップさせて先制。3月4日、群馬県高崎市体育館での凱旋帰国第1戦、第4回ワールド・リーグ戦公式戦でロベルト・ソトをギブアップさせた技と同じです。
うつ伏せに倒した相手の両腕をタイガー・スープレックスのような感じでロックし前方に一回転してブリッジして固める羽根折り式腕固めとなります。
2本目は11分19秒、両チームリングアウトの引き分けとなり2−1で猪木&長州組が勝ちました。テレビ生中継はメインとセミの2試合。
ストロング小林の試合はテレビ中継開始前に組まれ、リック・フェララとシングルマッチで対戦し、5分31秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ち。
永源遙とテリー・ルージのシングルマッチは7分1秒、片エビ固めで永源のフォール勝ちに終わりました。
第17戦、5月15日、新潟県村上市民会館(観衆1,700人発表)大会。
S小林はセミファイナルでクラップとシングルマッチ45分1本勝負で対戦、11分47秒、リングアウト負けを喫しました。
メインイベントは猪木&星野組とアンドレ&リベラ組の対戦。1本目は17分7秒、アンドレが星野をジャイアント・プレスから体固め、2本目はジャイアント・プレスのダメージで星野が戦意喪失し試合放棄。アンドレ&リベラ組が2−0のストレート勝ち。
坂口はセミ前でルージとシングルマッチで対戦、7分17秒、片エビ固めで勝ち、木戸修はフェララを逆エビ固めでギブアップさせました。
第18戦、5月16日、秋田県羽後本荘市(現在の由利本荘市)体育館(観衆2,500人発表)大会。S小林はセミファイナルでアンドレとシングルマッチ45分1本勝負で対戦、7分11秒、ジャイアント・プレスからの体固めでフォール負け。前日のクラップ戦に次いでシングル連敗です。
羽後本荘大会メインイベントは猪木&木戸組vsクラップ&ルージ組。1本目は14分51秒、木戸がルージを片エビ固め、2本目は2分26秒、猪木がアバラ折り(コブラツイスト)でルージをギブアップさせ、ルージから2本奪って猪木&木戸組が2−0でストレート勝ち。
坂口とリベラの今シリーズ初のシングルマッチは7分48秒、片エビ固めで坂口の貫禄勝ち、モースは永源を7分48秒、片エビ固めで降し、星野はフェララに9分49秒、体固めでフォール勝ちしています。
長州は藤原喜明と2度目のシングルマッチを行い、11分32秒、サソリ固めでギブアップ勝ちを奪いました。当時はファンの認識は単なる「エリート対雑草」という組み合わせの域は出ていないでしょう。
第19戦、5月17日、岩手県北上市家畜市場(観衆2,500人満員発表)大会。S小林はメインイベントで猪木とニュー・ゴールデンコンビを結成、アンドレ&モース組と対戦、前76年10月6日、大阪府立体育会館大会と同一カード。
1本目は13分3秒、猪木とアンドレが両者リングアウトで1−1。決勝の2本目は4分58秒、猪木がモースをアバラ折り(コブラツイスト)でギブアップさせて2−1で猪木&S小林組に凱歌が上がっています。
セミファイナルは坂口とクラップの因縁のシングルマッチで8分34秒、坂口の反則負け。長州はフェララを10分41秒、体固めで破りました。
地元和賀郡江釣子村出身の藤原はルージとシングルマッチ行い、8分30秒、体固めでフォール勝ちを収めました。
当時の新日本プロレスは6人タッグマッチをほとんどやっていませんでしたが、西ドイツへの短期武者修行から凱旋帰国した76年11月の「闘魂シリーズ第2弾」では猪木とタッグを組んで一度だけ(当時)メインイベントに出ていた藤原だけに、猪木&S小林&藤原組vsアンドレ&モース&ルージ組という6人タッグでも良かったかと思います。
仮の妄想による試合結果。6人タッグマッチ60分3本勝負、A猪木&S小林&藤原喜明(2−1)Aジャイアント&BJモース&Tルージ�.癲璽�(7分13秒片エビ固め)藤原��藤原(5分28秒体固め)ルージ�C�木(2分48秒アバラ折り)モース。
第20戦、5月19日、岩手県陸前高田市体育館(観衆2,200人発表)大会。メインイベントは猪木のシングルマッチでの対戦相手に5月8日、川内大会に次いでモースが抜擢され60分1本勝負で対戦、6分11秒、アバラ折り(コブラツイスト)でギブアップ勝ち。
この日31歳の誕生日を迎えたアンドレはルージと組んで坂口&木戸組とタッグマッチ45分3本勝負で対戦。1本目は13分10秒、木戸がルージを体固め、2本目は3分35秒、3本目は僅か24秒、アンドレが木戸をジャイアント・プレスからの体固めで連取、2−1でアンドレが1人で木戸から2本奪って誕生日を自らの手で祝福しています。
S小林はセミ前でクラップと対戦し6分56秒、両者リングアウトの引き分け、星野はフェララを11分25秒、片エビ固めで降しました。
今シリーズ、同門対決が組まれている長州はこの日「道場ガチンコ最強」説もある荒川真(誠、ドン)との初対決、7分1秒、体固めでフォール勝ち。幻想が膨らむ組み合わせです。
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