77年新日本プロレス「新春黄金シリーズ」第18戦は1月29日、愛知県刈谷市体育館(観衆2,700人発表)大会。
ストロング小林はセミファイナルでスタン・ハンセンと今シリーズ4度目のシングルマッチ45分1本勝負で対戦し12分6秒、リングアウト勝ちを挙げました。これで両者の対戦成績はS小林の1反則勝ち、1リングアウト勝ち、1フォール負け、1両者リングアウトとスコアの上ではS小林の勝ち越しにはなっていますが、S小林はハンセンからはフォール、ギブアップなどの1本勝ちは奪えず。
ただしどうにか互角に渡り合えるたはこのシリーズだけでした。以後はハンセンの「噛ませ犬」にさせられてしまうことになります。
刈谷大会メインイベントは坂口征二&木戸修組がタイガー・ジェット・シン&ブルータス・ムルンバ組と対戦。1本目は15分21秒、坂口とシンが両者リングアウトで1−1。決勝の2本目は3分16秒、シンが木戸を体固めで破り2−1でシン&ムルンバ組に凱歌が上がっています。
ピート・ロバーツは永源遙とシングルマッチで対戦、12分4秒、回転エビ固めでフォール勝ちしました。
第19戦は1月30日、愛知県豊橋市体育館(観衆2,300人発表)大会。
S小林はメインイベントに登場、星野勘太郎とのタッグでハンセン&Pロバーツ組と60分3本勝負で対戦、1本目は17分2秒、ハンセンが星野を体固め、2本目は2分17秒、星野がPロバーツを逆回転エビ固め、「逆回転エビ」とはあまり聞かないフィニッシュではありますが、おそらくはPロバーツの得意とする後方回転エビ固めをさらに反転させた星野が上になってPロバーツを押さえ込んだと思われます。
決勝の3本目は6分57秒、S小林がPロバーツを体固めで破り2−1でS小林&星野組の勝利。
セミファイナルは永源とシンのシングルマッチ45分1本勝負という珍しいカードですが、永源は74年6月14日、「ゴールデン・ファイト・シリーズ」岩手県江刺市民体育館大会からのテレビ生中継のセミファイナルでシリーズ後半戦特別参加のシンの来日第1戦を迎え撃つジョバーを務めたことがあります。(永源の反則勝ち)
試合は7分8秒、体固めでシンがフォール勝ち。
坂口の試合はセミ前に組まれ、ムルンバとシングルで対戦し8分11秒、逆エビ固めでギブアップ勝ちを飾っています。
第20戦、1月31日、三重県四日市市体育館(観衆4,400人超満員発表)大会。メインイベント坂口とシンのシングルマッチ60分1本勝負で14分56秒、坂口の反則勝ち。翌2月1日の岐阜大会から猪木の復帰が決まっており、暫定エースの坂口は最後シン相手に粘り、反則勝ちを拾いました。
セミファイナルはS小林はパートナーを星野から木戸に変えてハンセン&Pロバーツ組と対戦したタッグマッチ45分3本勝負。
1本目は15分54秒、木戸がPロバーツをエビ固め、2本目は6分7秒、Pロバーツが木戸を回転エビ固め、決勝の3本目は3分4秒、ハンセンが木戸を体固めで破り2−1でハンセン&Pロバーツ組の快勝に終わりました。
ムルンバは柴田勝久とシングルマッチで対戦、8分7秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ち。
第21戦、2月1日、岐阜市民センター(観衆2,500人発表)大会では猪木が復帰。猪木は復帰宣言してから短期間ながらグアム島でトレーニングを行い、コンディション調整を図っていたとのこと。
猪木はセミファイナルでムルンバとシングルマッチ45分1本勝負を行い、5分38秒、逆さ押さえ込みでフォール勝ちを収めました。
猪木は翌2月2日、大阪府立体育会館大会でのセミファイナルでハンセンへのリベンジマッチとしてシングルで対戦すると発表。「また首にダメージを負わないか?」とファン、関係者を心配させています。
岐阜大会メインイベントはシン&上田馬之助組との北米タッグ選手権試合の再戦を翌日に控えた坂口&S小林組がハンセン&Pロバーツ組と対戦。1本目は坂口が13分5秒、片エビ固め、2本目はS小林が6分32秒、片エビ固めでPロバーツから連取。2−0のストレート勝ちで坂口&S小林組が完勝しています。
シンはセミ前に出場し、星野とシングルで対戦し7分28秒、体固めでフォール勝ち。ライバル猪木の復帰で狂気に火がついたか翌日の北米タッグ戦、シリーズ最終戦の2月10日、日本武道館での猪木とのNWFヘビー級選手権試合に向けて好調な仕上がりを見せています。
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