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2021年12月05日07:20

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ジャンボ鶴田怪物伝説(959)

88年「エキサイト・シリーズ」参加外国人プロフィールの続きです。ジョー・ディートンは前87年8〜9月の「創立15周年記念サマー・アクション・シリーズ2」に続き5か月ぶり2度目の来日。57年ノースカロライナ州出身の当時30歳。ネルソン・ロイヤルジムに兄のデビッド・ホス・ディートン(同88年10月に全日本プロレスに来日)と一緒に入門。

ロイヤルのコーチを受けてデビューし、テキサス州のローカルインディー団体SCWを主戦場にしていました。85年12月18日には兄のデビッドと共に、ハワイのリア・メイビア未亡人派に呼ばれ、ホノルル・アロハスタジアム大会で猪木&アンドレ・ザ・ジャイアント組と対戦し、テレビ朝日の画面に登場しています。

87年からノースカロライナ州のNWAジム・クロケット・プロに主戦場を試合を移し、師匠ロイヤル、クロケットのブッキングラインで初来日、前回の来日ではスタン・ハンセンのタッグパートナーに抜擢され9月12日、岡山県倉敷市営体育館で天龍&阿修羅・原組の持つPWF世界タッグ王座に挑戦しています。 

ディートンは原に後方回転エビ固め決めようとしましたが、かわされて自爆、ラグビータックル気味のヒットマン・ラリアットをから10分23秒、原の片エビ固めにフォール負け。天龍&原組の龍原砲がタイトル初防衛に成功しました。この時の試合ぶりを馬場に評価され、早いタイミングでの再来日が実現しています。

「カンザスの山猫」ジェリー・オーツはトミー・リッチ同様久々の参戦、前87年4月の「創立15周年記念チャンピオン・カーニバル」以来10か月ぶりの来日。45年ジョージア州コロンバス出身の42歳の大ベテラン。

72年1月、国際プロレスの「新春パイオニア・シリーズ」にジェリー・オーティス表記で初来日、全日本プロレスには76年9〜10月の「ジャイアント・シリーズ」に実弟テッドとのオーツ・ブラザーズとして初参戦し、10月2日、後楽園ホールではグレート小鹿&大熊元司組の極道コンビを破りアジア・タッグ王座を獲得。(10月21日、福島市体育館で高千穂明久&サムソン・クツワダ組に敗れ転落)テッドがセミリタイア状態となってからはシングルプレーヤーとして活躍。

81年7〜8月の国際プロレス最後のシリーズとなった「ビッグ・サマー・シリーズ」に約5年ぶりに来日、8月8日、北海道・根室市青少年体育センターではテリー・ギブスと組んで阿修羅・原&マイティ井上組のIWA世界タッグ王座に金網デスマッチで挑んでいますが敗戦。国際プロレス崩壊後は82年7月、翌83年7月と連続して全日本プロレスに来ていますが、来日が途絶えていたところ。87年「チャンピオン・カーニバル」に3年7か月振りに来日。いぶし銀のような渋い実力者ぶりを発揮しました。

全日本プロレス初参戦、言わずとしれた「ハワイの巨象」「流血大王」キング・カーチス・イヤウケアの息子ロッキー・イヤウケア。63年ハワイ出身の当時24歳。ハイスクール時代はフットボールとレスリングで身体を鍛えプロレス入りし84年9月に新日本プロレスの留学生外国人となりました。

父カーチスは馬場が72年10月に全日本プロレスを旗揚げして以降は全日本にしか参加しておらず、新日本プロレスとは縁がないと思われましたが、当時ハワイマットはリア・メイビア未亡人派がプロモーターで新日本プロレスとの繋がりが強く、小錦の実兄アノアロ・アティサノエが猪木と対戦するために来日していましたので、すんなり新日本プロレスへの留学が決まりました。

野毛道場でヤングライオン達と一緒に練習しながら84年10月の「闘魂シリーズ」、11月の「第5回MSGタッグ・リーグ戦」の前座試合に出場、一旦帰国し翌85年6〜8月の「バーニングスピリット・イン・サマー」に参戦し、それ以来の来日となりました。

日本側は輪島大士が首(第五頸椎骨折)と右肩、右の背中の負傷の為、2月5日山梨県の韮崎市立病院に入院、(3月17日に退院)、この為シリーズを全休しています。受け身が下手な輪島はハンセンや龍原砲の当たりの強い攻撃をマトモに食らうことが多く、満身創痍と言えました。

86年10月にアメリカAWA地区へ遠征に出発していた元カルガリー・ハリケーンズの高野俊二が1年4か月ぶりに凱旋帰国、正式に全日本プロレスに入団し、このシリーズより全日本プロレス本隊のメンバーとしてフル参戦。

シリーズ中のタイトルマッチ、ビッグマッチは3月9日、横浜文化体育館でPWFヘビー級王者ハンセンとUNヘビー級王者天龍がダブル・タイトルマッチで激突、両者のダブル・タイトルマッチは前87年9月11日、広島県立体育館で23分10秒、両者リングアウトに終わって以来2度目。

同日、タイガーマスク猛虎七番勝負最終戦が開催され、満を持して鶴田が登場、石川敬士&マイティ井上組のアジア・タッグ王座には天龍同盟、サムソン冬木&川田利明組のフットルースが3度び挑戦、フットルースはベテラン王者組を追い込みながらも、老獪な試合運びの前にこれまで2戦2敗。果たして3度目の正直なるか?

新日本プロレスとの興行戦争ですが、新日本プロレスは全日本プロレスから遅れること9日後の2月29日、月曜日から(この年は閏年)後楽園ホールで「ビッグ・ファイト・シリーズ」を開幕させます。

両国国技館が使えない新日本プロレスはこのシリーズも東京の大会場開催はなく、後楽園ホールは開幕戦が先攻が全日本の2月20日、後攻が新日本の2月29日。最終戦も両団体共に後楽園ホールで先攻が全日本の3月11日、後攻が新日本の3月19日で、地方でも興行のニアミスバッティングはありませんでした。
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