75年12月11日、日本武道館での「力道山13回忌追善特別大試合」を経て、全日本プロレス「オープン選手権」12月12日の第6戦は三重県鈴鹿市立体育館(観衆2,200人発表)大会。
ハーリー゛レイスは前回書いた左肩の脱臼により、また、以下の選手は11日の日本武道館大会での試合中の怪我で棄権となりました。ダスティ・ローデスは右足首、バロン・フォン・ラシクは背中の筋、ミスター・レスリングは背骨(10月4日に起きたジョニー・バレンタイン、リック・フレアーらが搭乗したセスナ機墜落事故の後遺症)を痛め、帰国。
また、アントン・ヘーシンクも成績不振を理由に棄権、大木金太郎は「力道山先生の13回忌という大事な試合で(アブドーラ・ザ・)ブッチャーに勝てなかった。義浩君(百田義浩リングアナ)の怪我を防げなかった、力道山先生に申し訳ない」という謎の理由で棄権しています。
11日の日本武道館大会から参戦のパット・オコーナーがこの日から公式戦に参加。6人棄権して1人参加の5人減。ギャラ負担を考えると最初から1週間だけの契約だったと見る方が現実的でしょう。
鈴鹿大会メインイベントはファン投票第1位のジャイアント馬場と第2位ドリー・ファンク・ジュニアの東西横綱対決、21分36秒、ドリーが回転エビ固めで馬場をフォール。馬場はラシクに勝ち、レイスに時間切れの3点と振るわず、ドリーは2勝1敗1時間切れ引き分けの5点。
ジャンボ鶴田とヒロ・マツダの初対決、オコーナーとホースト・ホフマンは30分時間切れ引き分け、ドン・レオ・ジョナサンvsケン・マンテルは11分11秒、両者リングアウトの無得点試合。ジョナサンは強いところは見せますが、勝敗には淡白過ぎる嫌いがありました。
第7戦、12月13日、福井市体育館(テレビ生中継、観衆5,500人超満員発表)大会。この日の日本テレビ「全日本プロレス中継」は「三元中継」となり、まず12月9日、福岡でのドリーとラシクの公式戦、11日、日本武道館での大木とブッチャーの試合を録画放送した後、福井からの生中継となりました。
生中継の最初はセミファイナルの鶴田とラッシャー木村の注目の初対決、R木村が大相撲仕込みの張り手で鶴田を追い込みましたが鶴田も張り手で応戦、エキサイトして場外乱闘となり、9分19秒、両者リングアウトの無得点試合。
メインイベントは馬場とブッチャーの公式戦、場外乱闘で馬場が一足早くリングに駆け上がり、6分5秒、リングアウト勝ち。放送時間内に試合が終了しています。他はザ・デストロイヤーとジョナサンが22分43秒、両者リングアウトの無得点、マイティ井上とオコーナーの一戦は15分2秒に逆さ押さえ込みでオコーナーの勝利。
第8戦、12月14日山形県米沢市営体育館(観衆5,900人超満員)大会、ドリーとR木村の公式戦、両者はR木村がシャチ横内のルートでカンザス地区に遠征していた際、NWA世界ヘビー級王者時代のドリーに挑戦した経緯がありました。大型ラフファイターとばかり対戦しているR木村ですがドリーのようなノラリクラリとしたテクニシャンタイプは苦手だったか、17分53秒、グラウンド・コブラツイストからのエビ固めでドリーの勝利。
マツダとオコーナー、井上とマンテルは時間切れ引き分けとなりましたがグレート草津はディック・マードックに11分5秒、回転エビ固めでフォール負けを喫しました。
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