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2026年05月17日10:26

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【特別編】マイティ井上さん追悼(282)

87年全日本プロレス「創立満15周年記念世界最強タッグ決定リーグ戦」も残すところあと2大会、第17戦、12月10日福島・県営会津体育館(テレビ収録、観衆2,600人発表)大会。

優勝の可能性を残すチームとそうでないチームが決まります。メインイベントは公式戦、ブルーザー・ブロディ&ジミー・スヌーカ組とジャイアント馬場&輪島大士組の一戦。

馬場&輪島組は体力が衰えた馬場とプロレス音痴に近い輪島のチームということで多くは望めないと思われましたが、百戦錬磨の馬場は最強タッグでの闘い方を熟知しており、上手く輪島を操縦。これまで負けがなく、無得点試合は全て両リンの3つ。五輪コンビ、ハンセン&ゴディ組、ファンクスに両リン、龍原砲に時間切れ引き分けと上位チームに与えた得点は1点のみという上出来さ。

しかし我の強いブロディはこれに続くことを許さず。スヌーカが輪島へスーパーフライからフォールの体勢へ。馬場がカットに入ったが、スヌーカのタッチを受けたブロディが馬場をビッグブートで場外に落とし、倒れている輪島へセカンドロープからのキングコング・ニードロップを決め9分27秒、ブロディが輪島を体固め。ブロディ&スヌーカ組は10戦7勝1敗2両リン、失点6で14点。馬場&輪島組は初の黒星で10戦5勝1敗1時間切れ引き分け3両リン、失点9の11点。

セミファイナルの公式戦、スタン・ハンセン&テリー・ゴディ組とラッシャー木村&鶴見五郎組の国際血盟軍の一戦。R木村がハンセンを押えたところへ、鶴見がコーナーポスト最上段からダイビング地獄突き。ハンセンはこれをエルボーでカットし、ウェスタン・ラリアットを決め10分、ハンセンが鶴見を体固め。ハンセン&ゴディ組は10戦7勝3両リン、失点6の14点。R木村&鶴見組は11戦1勝10敗、失点20の2点で公式戦全日程を終了。2人だけになってしまった国際血盟軍はヤングブラッド兄弟と並んで最下位が確定。翌88年は存在意義が問われる厳しい闘いを強いられます。

この日のセミとメインの結果、翌12月11日日本武道館で優勝の可能性が残るのは残り試合1となる14点、失点6のブロディ&スヌーカ組とハンセン&ゴディ組、龍原砲に、残り試合1で13点、失点7の五輪コンビ。さらに14点、失点8で既に公式戦全日程を終えていたザ・ファンクスは、ブロディ組、ハンセン組、龍原砲が全部無得点だった場合は同点決勝に出られるという他力本願と5チームに絞られました。

公式戦、アブドーラ・ザ・ブッチャー&TNT組vsトム・ジンク&ザ・ターミネーター組はブッチャーがターミネーターをロープへ振ってのカウンターの地獄突きからジャンピング・エルボードロップで6分20秒体固めで破り、ブッチャー&TNT組は10戦6勝4敗、失点8の12点、ジンク&ターミネーター組は10戦1勝9敗、失点18の2点。共に残り試合1。

通常のタッグマッチ、30分1本勝負、天龍源一郎&阿修羅・原組の龍原砲vsドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組はドリーが得意のムーブであるトップロープを使って天龍を抱えるようにして場外に同体で落とし(このドリーのムーブで90年11月30日に北海道・帯広市総合体育館で馬場が左足大腿骨亀裂骨折の重傷を負っている)場外乱闘に。

天龍が場外でドリーにドリルアホール・パイルドライバーを決めようとしましたがテリーがラリアットで阻止。リングへ戻ろうとしてエプロンに立つドリーへ原がリング内からヒットマン・ラリアットを決め場外に落とし両者リングへ戻れず23分46秒、天龍とドリーが両者リングアウトの引き分け。

通常のタッグマッチ30分1本勝負、ジャンボ鶴田&谷津嘉章組はマーク&クリスのヤングブラッド兄弟と対戦、マークが鶴田をコーナーに振り突進、そこへ鶴田は、カウンターのビッグブートからバックドロップを決め9分23秒、鶴田がマークを体固め。

公式戦外の試合であっても日本武道館大会を前に難敵ファンクスと23分以上の激闘を展開した龍原砲とヤングブラッド兄弟相手に「軽く肩慣らし」した五輪コンビ。このあたりのスタミナ消耗度が優勝の明暗を左右することにならないか…?     

公式戦、全日本プロレス本隊同士のタイガーマスク&仲野信市組vsザ・グレート・カブキ&ジョン・テンタ組の対戦。テンタが仲野をリフトアップしたところへタイガーマスクがドロップキック。これで仲野とテンタの両者が場外に転落、そのまま場外乱闘となり12分59秒、仲野とテンタが両者リングアウトの無得点試合。タイガーマスク&仲野組は11戦3勝7敗1両リン、失点16の6点で公式戦全日程終了。カブキ&テンタ組は10戦2勝7敗1両リン、失点16の4点で残り1試合。

第4試合で第1〜3試合に出場した10選手に試合が組まれてなかった大熊元司、それに地元会津の米村天心が加わった12人参加のバトルロイヤルが行われました。

参加選手はマイティ井上、渕正信、寺西勇、高木功、大熊、永源遙、栗栖正伸、百田光雄、サムソン冬木、川田利明、小川良成、米村。決勝は小川が6分57秒、首固めで巨漢の高木から3カウントを奪って優勝。

全日本プロレス本隊対天龍同盟6人タッグマッチ、M井上&高木&永源組vs 冬木&川田&小川組は10分56秒、ベテランM井上が小川をサマーソルト・ドロップから片エビ固めで全日本本隊に軍配が上がりました。

渕と寺西のシングルマッチは、渕が寺西をコーナーに振り、寺西がコーナーに正面から激突し下がってきたところをエビ固めに丸め込み11分26秒、エビ固めで渕がフォール勝ち。

第1試合は百田が栗栖を11分22秒回転エビ固めに丸め込んでフォール勝ちを収めています。

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