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2024年11月15日07:19

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ジャンボ鶴田怪物伝説(991)

新日本プロレスとの興行戦争ですが、新日本プロレスは全日本プロレスから遅れること6日後の5月20日、後楽園ホールで「IWGPチャンピオン・シリーズ」を開幕させています。 

前87年6月12日両国国技館での「IWGPチャンピオン・シリーズ」優勝決定戦で猪木がマサ齋藤を破り優勝したのを機に正式にタイトル化、猪木が初代王者になったことで、リーグ戦形式は廃止され、全日本プロレスの「グランド・チャンピオン・カーニバル」と同じようなタイトルマッチラッシュのシリーズになりました。

シリーズ後半戦にはビッグバン・ベイダーが特別参加、他にディック・マードック、アドリアン・アドニス、「海賊男」のビリー・ガスパー(カウボーイ・ホブ・オートン)&バリー・ガスパー(ザ・ジャッカル)、2度目の来日となったオーエン・ハート、カネック、ドクトル・ワグナーJR、ダリル・ピーターソン、フリーとしてケンドー・ナガサキ、ミスター・ポーゴが参戦。  

ちなみに前87年10月の全日本プロレス「創立満15周年記念ジャイアント・シリーズ」にワグナーJRが初来日していますが、こちらは弟のシルバー・キングの方でした。

猪木は4月の「スーパー・ファイト・シリーズ」中の4月23日沖縄県宜野湾市体育館大会で試合前のジョギング中に右足甲を骨折、IWGPヘビー級王座を返上し今シリーズも全休。

5月8日プロレス初使用となった有明コロシアムでの王座決定戦でベイダーに反則勝ちで第2代IWGPヘビー級王者となった藤波辰巳がエースを務め、「飛龍革命」がスタートを切りました。

開幕戦5月20日後楽園ホール(観衆2,050人超満員発表)では藤波は馳浩を6分2秒、ドラゴンスリーパー(飛龍裸絞め)で破り、藤波のIWGPヘビー級王座に挑む長州力は越中詩郎を僅か3分59秒、リキラリアットから体固めで粉砕。

セミ前では藤原喜明とマードックの職人対決のシングルマッチが組まれ、9分56秒、首固めでマードックがフォール勝ち。

M齋藤&スーパー・ストロング・マシン組vsビリー&バリーのガスパーズは16分25秒、ガスバーズがマシンにロープ越しのダブル・ブレーンバスターを見せてビリーがマシンを体固め。

アドニスは85年5〜6月の「IWGP&WWFチャンピオン・シリーズ」以来3年ぶりの新日本プロレス参戦。WWFとの関係悪化から同年11〜12月の「IWGPタッグ・リーグ戦」の来日をキャンセル。アドニスはWWFでは金髪のゲイギミックレスラーに変身、薬物依存と過食症から体重が急激に増加していました。

87年にWWFをリリースされてからは治療に励む傍らカナダを中心に試合をしており久しぶりに日本に来た訳です。開幕戦でアドニスは木村健吾とシングルマッチで対戦し9分3秒、フェンスアウトにより反則負け。往年の動きは影を潜めてしまいました。

新日本プロレスでは5月25日にも第4戦として後楽園ホール大会(観衆1,700人満員発表)を開催。メインイベントは2日後の仙台大会でIWGPヘビー級王座を賭けて対戦する藤波と長州がタッグマッチで前哨戦を行いました。藤波&越中組vs長州&馳組の60分1本勝負。

14分51秒、越中がIWGPジュニア・ヘビー級王者の馳を逆さ押さえ込みで降して藤波&越中組の勝利となりました。

セミファイナルは木村健&藤原組が久しぶりに日本で復活したマードック&アドニス組とタッグマッチ45分1本勝負で対戦、フェンスアウトにより木村健がアドニスに反則勝ち。

5月27日仙台・宮城県スポーツセンター(テレビ収録、観衆3,620人満員発表)では藤波のIWGPヘビー級王座に長州が挑戦、藤波が試合中に足を負傷して動けなくなりレフェリーは試合をストップ、22分55秒、ノーコンテストになりました。この判定は不可思議で藤波のレフェリーストップ負け、長州にベルトが移動するのが本筋かと思いますが…。タイトルはコミッショナー預かりとなりました。

セミファイナルでは馳のIWGPジュニア・ヘビー級王座にカルガリーの天才児オーエンが挑戦した60分1本勝負で13分7秒、ウラカンラナ・インベルティダ(後方高角度回転エビ固め)でオーエンが勝ち第6代王者となっています。

セミ前はM齋藤&マシン組がマードック&アドニス組と対戦、アドニスはマードックの巧いリードもあり徐々に調子を上げてきた感じで、12分35秒、マードックがアドニスとの合体式ニードロップを決めてマシンを体固め。

6月3日鹿児島県立体育館(観衆2,370人発表)では藤波辰巳&木村健吾組のIWGPタッグ王座に珍しくタイトル戦線に名乗りを上げた坂口征二が藤原と組んで挑戦(60分1本勝負)。16分27秒、木村健が関節を取りに来た藤原のバックに廻り込んでのスクールボーイで丸め込み、エビ固めでフォール勝ちし藤波&木村健組が3度目の防衛に成功しました。

セミファイナルはM齋藤&長州&ヒロ斉藤組とマードック&アドニス&ピーターソン組の6人タッグマッチ45分1本勝負で、14分29秒、マードックがブレーンバスターからの体固めでH斉藤を破っています。
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