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2024年10月03日12:58

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ストロング小林さん追悼最終章(821)

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81年「第2回MSGタッグ・リーグ戦」第19戦は12月9日岐阜市民センター(観衆6,000人超満員発表)大会。

公式戦最終日、先ずはスタン・ハンセン&ディック・マードック組のテキサス・ロングホーンズが長州力&谷津嘉章組と対戦、7分19秒、ハンセンが谷津をウェスタン・ラリアートからの体固めで破り、9戦4勝2リングアウト勝ち1不戦勝2分、失点9の36点でリーグ戦全日程を終了、既に公式戦を全部消化した猪木&藤波組と並び、優勝決定戦進出の権利を得ています。長州&谷津組は9戦2勝4敗3分、失点29の16点でリーグ戦を終了しています。

ハンセン&マードック組と猪木&藤波組は次に行われる最終公式戦、アンドレ・ザ・ジャイアント&レネ・グレイ組と坂口征二&木村健吾組の結果待ちです。

アンドレ&グレイ組が一本勝ち、反則、リングアウトのいずれかでも勝てば1位となり、猪木&藤波組とハンセン&マードック組の決勝トーナメントとなり、勝者チームがアンドレ&グレイ組と対戦。引き分け、もしくは負けならアンドレ&グレイ組は決勝進出成らず、猪木組とハンセン組との間で優勝決定戦となります。

前80年の第1回大会ではアンドレ&ザ・ハングマン組が、最後にタイガー・ジェット・シン&上田馬之助組に敗れて決勝進出を逃しています。今回のパートナーはハングマンより弱体のグレイ。坂口&木村健組はグレイに的を絞れば勝てる、と期待は高まりました。 

弱体と言われたグレイでしたが、自分が前面に出ないことでアンドレを上手くコントロール、7分52秒、アンドレが「人間エクゾセミサイル」カウンターの18文キックからヒッププレスで木村健から体固めでフォールを奪い貴重な勝ち点5を獲得。

アンドレ組は9戦6勝1不戦勝2分、失点7の38点となり単独首位でリーグ戦を終了、坂口&木村健組は9戦2勝1リングアウト勝ち1不戦勝1分4敗、失点25の20点で全日程を終えました。

この結果により、翌12月10日大阪府立体育会館では先ず同点2位の猪木&藤波組とハンセン&マードック組が決勝トーナメントを行い、勝者チームが1位のアンドレ&グレイ組と優勝決定戦を行うことになりました。

この結果を受けた猪木&藤波組はメインイベントでバッドニュース・アレン&カネック組とタッグマッチ60分1本勝負で対戦、13分9秒、猪木がアレンを延髄斬りからの体固めで撃破、好調な仕上がりを見せています。

この日大変興味深いカードが実現、ラッシャー木村とローラン・ボックのシングルマッチ45分1本勝負。ボックはR木村に何もさせず、僅か2分50秒、強引なボディスラムからダブルアーム・スープレックスを決めて体固めでボックのフォール勝ちとなりました。

ダスティ・ローデスはタイガー戸口と6分13秒、両者リングアウトの引き分け、キラー・カーンはスーパー・マキナを6分4秒、体固めで破りました。

シリーズ最終戦12月10日大阪府立体育会館(テレビ収録、観衆10,000人超満員札止め発表)大会。いよいよ優勝決定戦です。

先ず、得点36同士の猪木&藤波組とハンセン&マードック組が優勝決定戦進出者決定戦45分1本勝負で対戦、前半は猪木が捕まり、ハンセンの全体重を乗せた膝、マードックのエルボードロップ、ドリルアホール・パイルドライバー、藤波にタッチ。しかし藤波も捕まる。

ようやく日本組が反撃、猪木がハンセンにドロップキックの2連発、冷静に見ていたハンセンは2発目をはたき落としてロープ際でエルボーバット、もつれて両者場外に転落、藤波とマードックも加わっての乱闘となり12分47秒、両者リングアウトの引き分け。

協議の末、時間無制限1本勝負による再試合となりました。ハンセンが藤波に出したウェスタン・ラリアートはマードックに誤爆、怒ったハンセンは返す刀で藤波にラリアート、今度は浅いが命中。藤波は必死に堪えて猪木に繋ごうとします。マードックが藤波にコブラツイスト、猪木はマードックに延髄斬りを見舞ってカット。

今度はマードックが藤波にブレーンバスター、猪木は藤波を担ぎ上げたマードックにドロップキック、昏倒したマードックの上になった藤波が押さえ込んで3分25秒、体固めで藤波のフォール勝ち。リングサイドに座ったアンドレとグレイが戦況を見守る中、猪木&藤波組の優勝決定戦進出が決まりました。

この時映像を見ると、フォールにいった藤波の身体が軽量の悲しさか浮いてしまい、下からマードックが咄嗟に藤波の身体を抱え込んでカウント3取らせているのがわかりますが…。 

そして迎えた優勝決定戦、ヘビー級に転向したとはいえ、軽量の藤波はアンドレには通じず。アンドレのカウンターの18文キック、巨大な手で藤波の顔面をフェイスロック。猪木が救援のドロップキック。

猪木&藤波は2人がかりでアンドレの270Kgの巨体をボディスラムから猪木はアンドレに腕ひしぎ逆十字固め、そして今度は猪木が単独でアンドレをボディスラムで投げてみせました。

2発スラムで投げられて怒り心頭のアンドレは猪木を場外に投げ飛ばし、藤波にカウンターの18文キックから、270kgの巨体を宙に舞わせてのジャイアント・プレス、猪木は救援に入ろうとするも場外でグレイに足を引っ張られ、動けず。8分5秒、アンドレが藤波を体固めで破り、アンドレ&グレイ組の優勝となりました。

優勝が決まった瞬間、ピョコン、とアンドレの身体に飛び乗って喜ぶグレイの姿は昭和プロレス史を飾る名シーンとして印象深いです。

ヘビー級に転向したばかりの藤波は力及ばずといったところでしたがよく頑張りました。来年に繋がる準優勝だったと言えるでしょう。

ローデスvsKカーンのシングルマッチ60分1本勝負は5分44秒、ローデスの反則勝ち、ボックは戸口を3分34秒、ダブルアーム・スープレックスからの体固めで破り完勝しました。

大阪大会は翌12月11日の「ワールドプロレスリング」で録画中継され優勝決定戦進出者決定戦と優勝決定戦が放送されています。

また戸口vsボックは後にサムライTVで放送された「闘いのワンダーランド」で初めて放送されました。
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