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2024年09月21日16:54

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ストロング小林さん追悼最終章(809)

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全日本プロレス81年「創立10周年記念ジャイアント・シリーズ」第7戦は10月9日蔵前国技館(テレビ収録、観衆13,000人超満員発表)大会。私はこちらの興行は日本テレビの視聴者プレゼントに当たって観に行くことができました。 

この日は金曜日で、私がビル掃除のアルバイトをしてビデオデッキを購入したのが翌82年の4月。最初に録画した放送が4月21日蔵前国技館での猪木vsジェシー・ベンチュラの「水曜スペシャル」だったのですが、10月9日は前日観に行った新日本プロレス対国際プロレスの全面対決が放送されるので、「ワールドプロレスリング」は観ていなく、2日連続蔵前国技館に行きました。

発表は同じ13,000人超満員で、プロレスマスコミは「どちらも大盛況」という書き方でしたが、実際には私が猪木ファンだったから言うのではなく、蔵前興行戦争は新日本プロレスの方が入っていました。

この日は4大決戦が行われました。試合順に振り返りたいと思います。まずはこの日より特別参加のミル・マスカラスのIWA世界ヘビー級王座にマイティ井上が挑戦(60分1本勝負)。井上も国際プロレスでは同名の王座を保持していた時期がありましたが、新天地で結果を残しておきたいところです。

井上はマスカラスのドロップキックを叩き落とすと、勝負を賭けたコーナーポスト最上段からのダイビング式サマーソルト・ドロップ、これをマスカラスが外して井上は自爆、すかさずマスカラスはコーナーポスト最上段からのダイビング・ボディアタックからの体固めでフォール勝ち、タイトル防衛に成功しました。

続いてはドリー・ファンク・ジュニアのインターナショナル・ヘビー級王座にブルーザー・ブロディが挑戦した一戦(60分1本勝負)。このカードは4月30日松戸市運動公園体育館での復活インターナショナル・ヘビー級王座決定トーナメントの優勝決定戦で行われる予定でしたが、ブロディの足の負傷によりドリーが不戦勝で王者になりました。

10月6日の仙台大会で長男ディンク君を襲われたことからドリーは怒りの先制攻撃。場外乱闘となりましたが逆にブロディに鉄柱に額を打ち付けられて先に流血。

リング上、ドリーはスピニング・トーホールドにいきますがブロディに片足で顔面を蹴られて決まらず、ならばとブレーンバスターにいきましたが、担がれたブロディの足がレフェリーのジョー樋口に当たってしまい、樋口レフェリーはダウン。レフェリー不在の間にブロディはチェーンを持ち出してドリーを攻撃、ドリーはブロディのチェーンを奪って自らの腕に巻いてのパンチ、蘇生した樋口レフェリーが止めに入りましたがエキサイトしたドリーは樋口をチェーンで殴ってしまい、反則負け。PWFルール適用によりベルト移動、ブロディが第11代王者になっています。

セミファイナルはリック・フレアーに鶴田が挑戦したNWA世界ヘビー級選手権試合60分3本勝負。レフェリーを務める予定だったジョー樋口は前のドリーvsブロディ戦でダウンした為、立会人として来日していたPWF会長のロード・ブレアースが急拠、レフェリー代行をすることに。

1本目は鶴田がジャンピング・ニーパット、ダブルアーム・スープレックスと繋いでコーナーポスト最上段からのミサイルキックを決めて片エビ固め、2本目はフレアーが滞空時間の長いバックドロップから足4の字固め。

ブレアースのレフェリングは芳の里と似ていて動きが鈍いのと、現役時代の膝へのダメージから、マットを叩く時く為に膝を庇うところがありワンテンポ遅れてしまいます。

決勝の3本目、鶴田のコブラツイストをフレアーが腰投げで返した時、ブレアースのポジションが悪く投げられた鶴田の下敷きになってしまいダウン。鶴田はバックドロップ、ドリルアホール・パイルドライバーからカバーに入りますがカウントは入らない。

ならばと鶴田はフレアーをコーナーに振ってドロップキック、これは悪手でした。フレアーにかわされ股間を打ってダウン、そこをフレアーが片エビ固めに押さえ込み、復活したブレアースはカウント3を叩き2−1でフレアーがタイトルを防衛しています。

メインイベントは馬場とブルーノ・サンマルチノが友情タッグを結成、全日本プロレスで再結成されたタイガー・ジェット・シン&上田馬之助組と対戦したタッグマッチ60分1本勝負。レフェリーは樋口が復活しました。

この試合は主催者に名を連ねていた「東京スポーツ」から賞金100万円が勝者チームに贈られることになっていました。馬場とサンマルチノは前日の10月8日宇都宮・栃木県体育館で初タッグを結成、ハーリー・レイス&バック・ロブレイ組と対戦し馬場がロブレイを16文キックからの片エビ固めで破っており、試運転の状況は良好です。

対するシン&上田組は新日本プロレスの4月8日京都・福知山市厚生会館での坂口征二&長州力組戦以来半年ぶりのタッグ結成でしたが悪の連携は不変。

試合の最大の見せ場はサンマルチノがシンにベアハッグ、馬場が上田にコブラツイストを見せたシーンでした。シンはサンマルチノの顔面を掻きむしって脱出、そこから4者場外での乱闘となり、両チームリングアウトの引き分けとなっています。

4大決戦の前のカードがテリー・ファンク&天龍&阿修羅・原組vsレイス&アレックス・スミルノフ&ドン・デヌーチ組の6人タッグマッチで天龍がデヌーチから回転エビ固めでフォールを奪っていますが、出場選手が多いとはいえ、テリーとレイスにこの使い方をしてはあまりに勿体なく、30分1本勝負でいいので、テリーvsレイスのシングルマッチを組んで欲しかったです。(この項続く)

※観戦チケットをアップ致しました。
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