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2023年09月12日05:53

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ストロング小林さん追悼(502)

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「インドの狂虎」タイガー・ジェット・シンが疾風の如く猪木を襲撃、未定となっていた8月2日、品川プリンスホテル・ゴールドホールでの猪木のNWFヘビー級王座防衛戦の挑戦権をもぎ取った同じ79年7月31日、8月26日、日本武道館で行われる「プロレス夢のオールスター戦」の全カードが主催者である東京スポーツ新聞社より発表されました。

これまで発表になっているのがメインイベント、タッグマッチ時間無制限1本勝負、ジャイアント馬場(全日本)&アントニオ猪木(新日本)組vsアブドーラ・ザ・ブッチャー&タイガー・ジェット・シン組。セミファイナルはシングルマッチ60分1本勝負、ラッシャー木村(国際)vsストロング小林(新日本)。セミ前が6人タッグマッチ45分1本勝負、ジャンボ鶴田(全日本)&藤波辰巳(新日本)&ミル・マスカラス組vsマサ齋藤(フリー)&高千穂明久(全日本)&戸口正徳改めタイガー戸口(全日本)。シングルマッチ30分1本勝負、坂口征二(新日本)vsロッキー羽田(全日本)の4カード。

この日発表されたのは、タッグマッチ30分1本勝負、長州力(新日本)&アニマル浜口(国際)組vsグレート小鹿(全日本)&大熊元司(全日本)組。6人タッグマッチ30分1本勝負、阿修羅・原(国際)&木村健吾(新日本)&佐藤昭雄(全日本)組vs寺西勇(国際)&永源遙(新日本)&藤原喜明(新日本)組。

タッグマッチ30分1本勝負、マイティ井上(国際)&星野勘太郎(新日本)組vs木戸修(新日本)&石川隆士(全日本)組。シングルマッチ20分1本勝負、荒川真(新日本)vsスネーク奄美(国際)。さらにオープニングマッチとして新日本、全日本、国際3団体の選手によるバトルロイヤルが行われることとなりました。

全9試合が出揃いました。オールスター戦に付き、対抗戦的な試合よりも混成によるタッグ、6人タッグが多く組まれたのが特徴で、対抗戦は荒川vs奄美、坂口vs羽田、R木村vsS小林の3試合。

79年新日本プロレス「サマー・ファイト・シリーズ」もいよいよ最終戦を迎えました。最終戦は8月2日、品川プリンスホテル・ゴールドホール(テレビ収録、観衆5,000人満員発表)大会。私はこの興行は会場で観戦しています。

メインイベントは猪木にシンが挑戦したNWFヘビー級選手権試合、時間無制限1本勝負。交通事故で来日中止となったローラン・ボックの代打は2日前の7月31日の島田市緑地西原公園特設リングで突如、猪木を襲撃した「インドの狂虎」シンでした。シンは最終戦のみの特別参加、2〜4月の「ビッグ・ファイト・シリーズ」以来4か月ぶりの来日。

両者はこの年、3度に亘りシングル対決、3月16日、那覇市奥武山体育館でのノンタイトル戦は13分8秒、シンの反則勝ち。2度目は4月5日、東京体育館でのNWFヘビー級選手権試合で、ランバージャックデスマッチルール。20分26秒、猪木がフライング・ニードロップからの体固めでシンを破り、19度目のタイトル防衛に成功しています。

しかし、この位で諦めるシンではなく、遠征先のパキスタンまで猪木を追いかけて6月18日、カラチ・ナショナル・スタジアムで時間無制限1本勝負で対戦。25分45秒、両者KOの壮絶な死闘を展開しました。

シンにとっては思わぬ決着戦のチャンス、8月26日、日本武道館での「プロレス夢のオールスター」では全日本プロレスのトップヒール外国人であるブッチャーと夢のタッグを結成、馬場&猪木組の復活BI砲との対戦が決まり、心身共に充実。ハードな巡業で疲労がピークに来ている猪木をスタートから圧倒、コブラクローでジワジワとスタミナを奪っていきます。猪木は前半からバックドロップ、ブレーンバスターと大技を出していくも決定打とはなりません。

シンのセコンド、M齋藤がサーベルを持って乱入、猪木を痛めつけ、2人がかりでのブレーンバスター、猪木は額から流血して苦しい展開に、試合内容を勘案してもシンの反則負けが妥当な判定かと思いますが17分59秒、ノーコンテストとなりました。猪木の王座防衛記録は22のままカウントされず。

国際プロレスのR木村のIWA世界ヘビー級王座は、第14代王者時(76年7月31日〜79年7月21日、27度防衛)にはM井上戦(78年5月1日、富士市民体育館、3本目ジプシー・ジョーの乱入による)、キラー・ブルックス戦(79年5月9日、焼津市スケートセンター)の2度ノーコンテスト裁定がありますが防衛記録に加算されています。

私見ではノーコンテストは試合そのものが無効ということなので防衛記録には入れるべきでないと考えます。

両者は8月10日、ロサンゼルス・オリンピック・オーデトリアムにて再びNWFヘビー級王座を賭けて再戦が決まっています。

セミファイナルは藤波のWWFジュニア・ヘビー級王座にシン・リーガンが挑戦。ヨーロピアンのレスリングにも対応出来る藤波でしたが、やはり実力者のリーガンには苦戦。16分1秒、コーナーポスト最上段からのダイビング式前方回転エビ固めで曲者リーガンからフォール勝ちを収め、22度目の防衛に成功しました。

藤波も8月10日のロサンゼルス大会に出場、未来日のスキップ・ヤングと防衛戦を行うことになりました。

セミ前は北米タッグ王者コンビの坂口&長州組がM齋藤&ロコ組と対戦したタッグマッチ45分3本勝負。1本目は9分30秒、長州がロコに反則勝ち、2本目は5分1秒、坂口がロコを体固めで破り、反則含みながら2−0のストレートで坂口&長州組が勝利を収めています。

坂口は8月10日のロサンゼルスでは前78年9月まで新日本プロレスの留学生だったアレン・コージ(バッファロー・アレン)の挑戦を受けてNWF北米ヘビー級王座防衛戦を行う予定です。

S小林はウィリエム・ルスカと対戦、7分26秒、窒息絞めで敗れました。クレイジー・レロイ・ブラウンは永源を2分31秒、体固めで撃破。

星野はウルトラマンとシングルで対戦し10分30秒、エビ固めでフォール勝ち。木村健はジョージ・スチールを6分3秒、エビ固めで降しました。

木戸&ジョージ高野組vs藤原&荒川組のタッグマッチ20分1本勝負は12分27秒、木戸が荒川を体固めでフォールしています。

この日、かねてより猪木に挑戦表明している極真空手のウィリー・ウイリアムスが来場、リングに登場して猪木との対戦に向けてアピールを行いました。

※観戦チケットをアップ致しました。
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