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2023年06月21日21:21

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ストロング小林さん追悼(420)

同時期に開催されていた国際プロレスの「日本リーグ争覇戦」は11月30日、千葉公園体育館(テレビ収録、観衆4,000人満員発表)で優勝決定戦が行われ、準決勝でディーン・ホーを破ったラッシャー木村と鶴田から反則勝ちを拾ったプロフェッサー・タナカが対戦。

11分5秒、バックドロップからの片エビ固めでR木村がタナカにフォール勝ちし優勝を果たしました。

国際プロレスの吉原功社長は「木村はよく頑張ってくれた。同時期に行われている新日本プロレスのプレ日本選手権の優勝者と木村を対戦させたい」とコメント。72年10月の「旗揚げジャイアント・シリーズ」に日本人レスラー不足で試合数が組めない馬場に選手を貸出してからスタートした全日本プロレスとの6年に亘る提携にピリオドが打たれ、国際プロレスは日本での提携先を新日本プロレスに変更していくことになります。

さて、78年新日本プロレス「プレ日本選手権」は第11戦、12月2日、奄美大島の鹿児島県名瀬市(現在の奄美市)体育館(観衆6,000人超満員札止め発表)大会より、「欧州世界選手権シリーズ」を闘い抜いて帰国した猪木がシリーズに参加。

メインイベントでは猪木が欧州遠征に帯同していた藤原喜明とタッグを組み、ヒロ・マツダ&永源遙組の越境コンビと対戦。シリーズ後半は、狼軍団が5人と人数が少ないところから公式戦の日程の関係でこのような狼軍団&新日本プロレス勢というタッグマッチが何回か実現しています。

猪木とマツダは猪木の海外武者修行時代、東京プロレスと国際プロレスの合同興行時代にタッグを組んだことはありますが、対戦はこれが初。1本目は13分52秒、猪木とマツダが両者リングアウトとなり1−1。決勝の2本目は5分31秒、猪木が永源を体固めで破り、2−1で猪木&藤原組が勝利を飾りました。

予選リーグ公式戦も大詰めとなってきました。セミファイナルでは坂口征二と長州力が対戦し、12分40秒、坂口が片エビ固めでフォール勝ちし34点、長州はリーグ戦3連敗で19点。

セミ前の藤波辰巳と星野勘太郎の公式戦は11分26秒、藤波が回転足折り固め(ジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールド)で先輩星野からフォールを奪って43点と1位で決勝トーナメント進出が確定しました。

国際プロレスファンにとっては夢の対決となったストロング小林vsサンダー杉山の元IWA世界ヘビー級、同タッグ王者同士の新旧エース対決。本来ならテレビ中継のあるそれなりの規模の会場のセミファイナルあたりで観たかったカードですが、両者共に外様であり、ひっそりと組まれた感があり、専門誌でも採り上げられることなく、プロレス熱戦譜や「東京スポーツ」の結果をよく見ないと見落とす可能性もありました。試合は6分47秒、エビ固めでS小林がフォール勝ちし37点、杉山は20点。 

上田馬之助は木戸修を5分12秒、体固めで破り29点、木戸は15点。狼軍団同士のマサ齋藤vs剛竜馬の公式戦は12分43秒、M齋藤が体固めでフォール勝ちし29点、剛は28点となりました。

第12戦は12月3日、荒川真(ドン)の地元である鹿児島県出水市高尾野町体育館(観衆2,700人満員発表)大会。この日公式戦で対戦する予定だった上田と杉山は「俺達はパートナー同士だから闘わない」と対戦を拒否し、両者不戦敗となっています。

その上田と杉山がタッグを組み、メインイベントで猪木&M齋藤組と対戦。M齋藤は狼軍団の中でもレスリングで勝負するマツダ派に属しており、反則殺法ばかりの上田、杉山とは距離を置いていました。猪木も前77年6〜8月の「アジア・チャンピオン・シリーズ」までは日本側の頼もしい助っ人として活躍していただけに敵陣ながらも信頼してこの日のパートナーに起用したのですが…。

M齋藤が猪木を裏切りました。上田、杉山3人がかりで猪木を袋叩きにし、1本目の16分33秒にノーコンテストの裁定が下りました。60分3本勝負でしたが、1本目がノーコンテストになってしまったが故、ここで試合終了、2、3本目は行われないという異常事態になりました。

猪木が帰国してシリーズに参戦を果たしたところで、決勝トーナメント開始を前に狼軍団が「小異を捨てて大同につく」の例え通り、マツダをボスとして一つに纏まった訳です。元々が組織に馴染まず、フリーの一匹狼ばかりなので纏まった方がむしろ奇跡的なことではないでしょうか?

セミファイナルの予選リーグ公式戦は坂口と藤波の「MSGシリーズ」決勝リーグ戦、5月23日、浜松市体育館以来2度目の一騎討ち。前回は12分17秒、坂口のリングアウト勝ちに終わっています。

藤波は実父の晋(すすむ)さんが70歳で急逝したばかり。昭和当時プロレスラーは「親の死に目にも会えない商売」でしたので藤波はシリーズを欠場することなく務めました。しかし、心身のバランスが悪かったか、僅か4分36秒にリングアウト負けを喫しました。坂口は38点で公式戦終了、3位で決勝トーナメント進出が決定しました。藤波は43点。

試合内容は置いといて、坂口、藤波、S小林の3選手の公式戦は坂口が藤波にリングアウト勝ち、藤波はS小林にリングアウト勝ち、S小林は坂口にリングアウト勝ちと星勘定合わせかと思わせる結果になっています。

S小林は同じく「国際プロレス離脱組」の剛と初対戦。国際プロレス時代はエースと若手の関係であり、対戦はありません。11分17秒、S小林がカナディアン・バックブリーカーで剛をギブアップさせて力の差を見せつけ、42点で2位で公式戦前日程終了し決勝トーナメント進出。剛は後半は上位陣との対戦が続き28点から得点が伸びず。

星野は木戸を13分18秒、逆さ押さえ込みで破り19点
、木戸も後半は負けが込んで15点でリーグ戦終了。長州は永源を13分46秒、首固めで倒して23点、永源は5点となりました。

マツダは欧州遠征帰りの藤原と30分1本勝負で対戦し、10分38秒、体固めでフォール勝ちを収めています。
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