mixiユーザー(id:21258650)

2022年12月30日22:34

427 view

ストロング小林さん追悼(358)

78年新日本プロレス「ビッグ・ファイト・シリーズ」終了後の4月4日(現地時間)ペンシルバニア州フィラデルフィア・スポーツアリーナ大会でのWWWFの興行に新日本プロレスから猪木、坂口征二、ストロング小林のビッグ3が登場し、異種格闘技戦を行っています。

猪木は全米プロ空手世界ヘビー級王者、ランバージャック・ジョニー・リーと3分10ラウンドで対戦し、3ラウンド1分19秒、バックドロップからのKO勝ちを飾りました。

前77年8月2日、日本武道館で猪木に敗れた全米プロ空手世界スーパー・ヘビー級王者、ザ・モンスターマン・エベレット・エディはWWWF地区遠征中の新日本プロレスナンバー2、坂口と対戦、坂口は上半身裸、下は柔道着を着用。

捕まえてしまえば坂口有利ですが、異種格闘技戦は闘い慣れておらず、モンスターマンにしてみれば、変則的な動きをする猪木より、動きが直線的で真っ直ぐな動きしか出来ず、的が大きい坂口は与し易い相手。

こちらも試合は3分10ラウンド、4ラウンド35秒、モンスターマンのラウンドハウスキック(二段蹴り)が坂口の後頭部を見事に捉えてKO勝ち。

坂口を倒したモンスターマンは猪木にリベンジマッチを要求しました。これを受けた新日本プロレスは後日、「MSGシリーズ」終了後の6月7日、福岡スポーツセンターで猪木vsモンスターマンの再戦、坂口vsランバージャックの2大異種格闘技戦を「格闘技世界一決定戦」として単発興行で行なうと発表しました。東京以外で初の格闘技戦の開催は初めてとなり、試合ももちろんですが、観客動員も注目されることになりました。

S小林はバッファロー・アレンと柔道ジャケットマッチ60分1本勝負で対戦。S小林は柔道着の上着に下はプロレススタイルのショートタイツに裸足、アレンは柔道着の上下を着用、S小林のパワーがアレンを上回り、12分58秒、カナディアン・バックブリーカーでS小林がギブアップ勝ちを収めました。

フィラデルフィア大会はテレビ朝日で収録され、5月3日午後7時30分からの「水曜スペシャル」で90分枠で放送されています。

一方、日米を股にかけるチャンピオン、若きドラゴン「炎の飛龍」藤波辰巳は4月8日(現地時間)、単身ロサンゼルスに登場、オリンピック・オーデトリアムでエル・ゴリアスの挑戦を受けてWWWFジュニア・ヘビー級王座防衛戦を行い、33分45秒のロングマッチの末、風車固めで藤波が勝利を収め、4度目の防衛に成功しています。

ゴリアスはメキシカンではありますが、完全にヘビー級であり、やはりロサンゼルス地区を主戦場にしていたチャボ、アーマンド、ヘクターのゲレロ兄弟(四男のエディはまだ9歳)のいずれかに挑戦して欲しかったところです。

藤波とゴリアスの試合は4月14日の「ワールドプロレスリング」で放送されました。ゴリアスは当時ベビーフェイスで相方のブラック・ゴールドマンもベビーフェイスでチャボと組んでアメリカス・タッグ王者チームに君臨しており、ロン・バス&ドクター・ヒロ・オオタ(ヤス・フジイ、後のストロング・マシン3号)組を破った試合と併せて放送されています。

全日本プロレスとの興行戦争は興行のニアミスはありませんでしたが、毎年2〜3月にかけて行われる「エキサイト・シリーズ」は2月18、21、22の3日間にかけて、国際プロレス、韓国・金一道場との「全軍激突戦」を行った為、時期をずらし、3月4日、熊谷市民体育館(テレビ生中継、観衆3,800人超満員発表)大会から春の本場所「第6回チャンピオン・カーニバル」を開幕させ、新日本プロレスの「ビッグ・ファイト・シリーズ」に真っ向からぶつけて来ました。

開幕戦の公式戦では馬場はキム・ドクを7分4秒、片エビ固めで破り、アブドーラ・ザ・ブッチャーはブラック・テラー(タンク・パットン)に足を引っ張られて4分18秒、両者リングアウトの無得点試合。鶴田はドン・レオ・ジョナサンと対戦、ジョナサンはキーロックを掛けたままの鶴田を持ち上げて場外を練り歩く当時46歳とは思えない怪物ぶりを発揮、13分56秒、キーロックを掛けたままの鶴田を押し潰してエビ固めでカウント3を奪い、ジョナサンが勝ちました。

3月8日、神奈川県横浜文化体育館(観衆3,700人発表)では公式戦で馬場とブッチャーが30分時間切れ引き分け。短時間試合の多いブッチャーの日本では唯一のフルタイム戦でした。ノーテレビでしたが、どんな展開か見てみたかったです。

3月11日、長崎国際体育館(テレビ生中継、観衆5,200人超満員発表)大会で公式戦では鶴田と大木金太郎が対戦、7分8秒、急所打ちを出した大木の反則負け。ブッチャーvsジョナサンの外国人対決は75年の「オープン選手権」以来の対戦となりましたが4分58秒、ブッチャーが体固めでフォール勝ち。

3月14日、熊本市体育館(テレビ収録、観衆5,400人超満員発表)大会公式戦はブッチャーがザ・デストロイヤーに10分21秒、リングアウト勝ち、鶴田はテッド・デビアスを14分16秒、回転エビ固めで撃破しました。

3月24日、後楽園ホール(観衆2,600人超満員発表)大会はノーテレビでしたが、セミファイナルのブッチャーとキング・イヤウケアの公式戦をラジオ関東(ラジオ日本)が実況放送。試合は7分52秒、体固めでブッチャーのフォール勝ち。

3月25日、神奈川県川崎市体育館(テレビ生中継、観衆3,800人満員発表)大会公式戦では大木とブッチャーによる遺恨試合を行い7分22秒、ブッチャーがリングアウト勝ち、馬場はBテラーを4分36秒、片エビ固めで破り、鶴田とドクのライバル対決は30分時間切れ引き分け。

4月1日、秋田県大館市民体育館(テレビ生中継、観衆4,000人超満員発表)大会での公式戦メインイベントでは馬場と大木が激突、7分45秒、大木がレフェリーの死角を突いての急所打ちから体固めで馬場からフォール勝ち、前77年10月29日、栃木県黒磯市公会堂でのPWFヘビー級、アジア・ヘビー級ダブルタイトルマッチで敗れた借りを返しましたが卑劣な勝ち方に観客からは怒りの声が上がっています。

セミファイナルの鶴田vsブッチャーは13分14秒、ブッチャーのリングアウト勝ちで鶴田は2敗目を喫しました。

4月3日、青森市民体育館(観衆4,200人超満員発表)で行われた馬場と鶴田の公式戦師弟対決は2年連続、本割では30分時間切れ引き分け。

翌4月4日、青森県五所川原市民体育館(観衆4,600人超満員発表)で行われると発表されていた大木とドクの韓国師弟対決はドクの棄権により、大木の不戦勝となりました。

リーグ戦は1位が14戦12勝1時間切れ1両リン、25点のブッチャー、2位が14戦11勝1敗2時間切れ、24点の馬場で優勝決定戦(60分1本勝負)がシリーズ最終戦の4月7日、仙台・宮城県スポーツセンター(テレビ収録、観衆5,000人超満員発表)で行われ、11分59秒、場外乱闘から先に戻った馬場がエプロンに上がってきたブッチャーに32文ロケット砲を見舞ってリングアウト勝ち、2年連続5回目の優勝を果たしました。

前77年12月の「世界オープン・タッグ選手権」でテリー・ファンクの左上腕部をフォークで突き刺し、ヒール人気が急上昇したブッチャー人気で、大会場での大会はなかったものの、観客はよく入っており、新日本プロレスの「ビッグ・ファイト・シリーズ」を凌駕しました。

新日本プロレスの「MSGシリーズ」はスケールではこれを上回るだけに観客動員も注目です。
4 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年12月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031