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2022年12月27日22:16

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ストロング小林さん追悼(355)

78年新日本プロレス「ビッグ・ファイト・シリーズ」も大詰め。第18戦は3月27日、埼玉県深谷市民体育館(観衆2,000人発表)大会。

メインイベントは今シリーズ、タッグマッチに多数出場して来た留学生のバッファロー・アレンがその成果を見せる時がやって来ました。猪木のタッグパートナーに抜擢されて、マスクド・スーパースター&ロン・スター組と対戦しています。

今シリーズ、最もアレンとタッグを組んだタッグマッチの名手である星野勘太郎から「合格」のお墨付きが出たかと思われます。

1本目は11分9秒、アレンがスターを体固め、2本目は2分15秒、Mスーパースターがアレンを体固め、決勝の3本目は3分16秒、猪木が外国人組から反則勝ちを拾い、2−1で猪木&アレン組が初タッグ、初勝利を挙げています。

セミファイナルは藤波辰巳とロベルト・ソトのシングルマッチ45分1本勝負で8分8秒、逆エビ固めで藤波のギブアップ勝ち。

ストロング小林はセミ前に登場し、マスクド・カナディアンと対戦、5分4秒に片エビ固めでフォール勝ちしました。

3月17日の大垣大会での藤波戦で膝を負傷、22日の滋賀大会から欠場していたカネックが復帰し、木戸修と対戦、8分11秒、首固めで勝利。ダイビング・ボディアタックを初めとした飛び技主体のカネックが丸め込みを使うとは怪我の回復がまだ十分ではないか…。

イワン・コロフは星野を7分43秒、カナディアン・バックブリーカーで破り、長州力は永源遙との同門対決で10分14秒、首固めで勝っています。

第19戦、3月28日、茨城県古河市立体育館(観衆2,500人発表)大会。

メインイベントは前日の深谷大会に次いで猪木とアレンが2日連続タッグを結成、コロフ&ソト組と対戦、1本目は14分58秒、アレンがソトを体固め、2本目は7分21秒、猪木がコロフを体固めで破り、猪木&アレン組が2−0のストレート勝ちを飾り、連勝。

後の80年1月の「新春黄金シリーズ」から、アレンはバッドニュース・アレンのリングネームで外国人ヒールサイドとして定着しますが、タッグのバイプレーヤーとしても活躍、マサ齋藤、ゲシュタポ(リック・オリバー)と組んで北米タッグ王座に挑戦した他、81年7月の「サマー・ファイト・シリーズ」ではアブドーラ・ザ・ブッチャー、85年6月の「バーニングスピリット・イン・サマー」ではブルーザー・ブロディの全日本プロレスからの移籍組のいずれもシリーズフル参戦時のパートナーを務めました。

ブッチャーについては「間合いのプロレス」であり、新日本プロレスの休みなく動くスタイルとは試合の組み立て方が異なり、「ブッチャーが素早く動いているように見せる」こと。ブロディに関しては「不測の事態がリングで起きた時に試合を成立させる」ミッションをそれぞれ負っていたように思います。

タッグ屋アレンの原点がこのシリーズにあったと言えるでしょう。

S小林はセミファイナルに登場、今シリーズ2試合目となるグレート・マレンコとシングルマッチ45分1本勝負で対戦、4分49秒、S小林が体固めで勝っていますが、マスクド・スーパースターのマネージャー、マレンコが3月24日、和歌山大会の猪木戦に次いで試合に出て来たのも唐突感がありますが、

前日の深谷大会に出ていたカネックが膝の負傷が再発したか出場しておらず、おそらくこの日S小林とカネックの試合が組まれ、カネックがドタキャンし、既に他のカードも全て決まっていたことから、坂口征二の海外遠征による不参加もありメインイベンターのS小林を負傷や病気など真にやむを得ない事情以外で当日急に休ませることは興行を買ってくれたプロモーターの手前出来ないと、マレンコが頼まれて試合に出たかと思われます。

藤波はMカナディアンを4分3秒、ジャパニーズ・レッグロールクラッチ(回転足折り固め)で破り、Mスーパースターは長州を6分41秒、体固めで降しました。

藤原喜明とスターのシングルマッチは9分7秒、体固めでスターがフォール勝ちしています。

第20戦、3月29日、静岡県富士市吉原体育館(観衆2,800人満員発表)大会。

S小林はメインイベントに出場、猪木とのニュー・ゴールデンコンビでMスーパースター&スター組と対戦、1本目は13分19秒、S小林がスターをカナディアン・バックブリーカー、2本目は6分9秒、猪木がMスーパースターに反則勝ちで反則含みながら猪木&S小林組が2−0でストレート勝ちを果たしています。

セミファイナルは藤波とコロフのシングルマッチ45分1本勝負。9分45に藤波が逆さ押さえ込みでカウント3を奪い、コロフからシングルで2度目のフォール勝ち。

木戸とソトの一戦は11分18秒、両者リングアウトの引き分け、星野勘太郎はMカナディアンを5分2秒、逆さ押さえ込みで破りました。 

長州は藤原との同門対決で12分7秒、逆エビ固めでギブアップ勝ち、アレンはこの日はシングルマッチに登場し木村健吾を9分7秒、腕ひしぎ逆十字固めで降しました。


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