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2022年12月09日22:18

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ストロング小林さん追悼(337)

78年新日本プロレス「新春黄金シリーズ」参加外国人選手プロフィールの続きです。

第2週の1月13日、岡山武道館大会から外国人ヒールサイドで特別参加の上田馬之助はタイガー・ジェット・シン同様、前77年6〜8月の「アジア・チャンピオン・シリーズ」以来5か月ぶりの参戦。

前回は初のシリーズ参戦で、シングルマッチでは76年8月5日、蔵前国技館大会で対戦すると一度は発表されながら流れたストロング小林との一騎討ち、坂口征二との77年2月10日、日本武道館大会以来の対戦、長州力、助っ人参戦のマサ齋藤との初対決などが実現しました。

タッグマッチではシンとの凶悪コンビで7月15日、札幌中島スポーツセンターで坂口&S小林組を破り、アジア・タッグ王座を獲得、7月28日、福岡九電記念体育館では坂口&S小林組の執念の前に北米タッグ王座を奪われましたが、猪木&S小林組のニュー・ゴールデンコンビ、坂口&M齋藤組の明大同期の桜コンビとの対戦も実現、ヒール人気を全国区に広めています。

今回は前回実現しなかった猪木とのシングルマッチに狙いを定めての参戦、「最後の砦」である猪木の首を獲ることが出来るか?

終盤戦、2月6日、盛岡・岩手県営体育館〜2月8日、日本武道館の3大会に特別参加が新日本プロレスに初のWWWFヘビー級王者として登場する「鉄腕」スーパースター・ビリー・グラハム。76年8〜9月の「闘魂シリーズ」前半戦特別参加以来1年5か月ぶり2度目の新日本プロレス参戦、通算3度目の来日。

前77年4月30日、メリーランド州ボルチモアでブルーノ・サンマルチノを破り第7代WWWFヘビー級王者となったグラハムは、5月28日マサチューセッツ州ボストン・ガーデン、6月27日と8月1日、ニューヨークMSGでサンマルチノのリターンマッチを退けました。

その後、MSGではイワン・プトスキー、ダスティ・ローデス、ピーター・メイビアらを相手に防衛。77年最終MSG定期戦ではミル・マスカラスの挑戦を受けてレフェリーストップ負けながら王座を防衛しています。

初代のバディ・ロジャース、第3代イワン・コロフ、第5代スタン・スタージャックとWWWFではヒールチャンプはいずれもショートリリーフの短命王者でしたが、グラハムは試合ぶりはともかくとしてビジュアルとテレビインタビューの上手さは抜群であり、異例とも言える長期政権を樹立しています。

前王者サンマルチノはビンス・マクマホン・シニアの新日本プロレスへのブッキング要請に頑として首を縦に振らず、「アントニオ猪木は三流レスラー、日本のトップレスラーはジャイアント馬場である」と公言してはばからなかったですが、ベルト移動で現役のWWWFヘビー級王者がついに新日本プロレスのリングに参戦、歴史が動いた時期でもありました。

シリーズ日程は1月6日、神奈川県川崎市体育館で開幕、1月13日、岡山武道館、1月20日、鹿児島県立体育館、1月27日、愛知県体育館では坂口&S小林組の北米タッグ王座に前王者チーム、シン&上田組が挑戦。1月31日、大阪府立体育会館。

2月2&3日は新日本プロレスとしては初開催となる(日本プロレス時代は開催)札幌中島スポーツセンター雪まつり興行2連戦、初日の2日は1月27日、名古屋大会の結果如何に関わらず、坂口&S小林組vsシン&上田組による北米タッグ選手権試合の再戦、2日目の3日は猪木のNWFヘビー級王座にシンが挑戦。シンの同王座への挑戦は77年2月10日、日本武道館大会以来1年ぶり、札幌中島でのNWFタイトル戦は74年11月1日のアーニー・ラッド戦以来実に3年3か月ぶりです。

シリーズ最終戦は2月8日、日本武道館大会、猪木vs上田のシングルマッチ、グラハムのWWWFヘビー級王座には坂口が挑戦。

また、最終戦の翌日、2月9日、東京体育館で「新春プロレスファンの集い」という無料イベントが行われることが発表されています。年末に全日本プロレスの「世界オープン・タッグ選手権」に観客動員で完敗した巻き返しに根強い集客力を持つシン&上田で巻き返しを図ります。

新日本プロレスに朗報が。77年12月30日の「ワールドプロレスリング」で、西ドイツ、アメリカ、メキシコで修行を積んできた藤波辰巳(当時24歳)が1月23日、ニューヨーク・MSGに登場、復活するWWWFジュニア・ヘビー級王座決定戦に出場するとテロップで発表がありました。こちらの動向も大いに注目されます。

日本陣営では先の77年「闘魂シリーズ第2弾」終盤の巡業に小沢正志の名前がありませんでしたが、メキシコに2度目の海外武者修行に出ることが決定、モンゴリアン・ギミックのテムジン・エル・モンゴルに変身し、78年1月から提携先のUWA入り。

全日本プロレスとの興行戦争ですが、全日本プロレスは1月2&3日、後楽園ホール昼興行2連戦で「新春ジャイアント・シリーズ」が開幕。

マーク・ルーイン、キング・イヤウケア、ブル・ラモス、ジョニー・ロッズの4人がフル参戦で年末の「世界オープン・タッグ選手権」に豪華メンバーを集めすぎた反動か地味な顔ぶれ。キム・ドクが外国人サイドから参戦して手薄な外国人選手をカバー。中盤戦にはNWA世界ヘビー級王者ハーリー・レイス、後半戦にはアントン・ヘーシンクが特別参加。

全日本プロレスは2月5日、後楽園ホールが最終戦で後楽園ホール大会は前年に引き続き3回開催。主要会場でのニアミスは鹿児島県立体育館が全日本プロレスが1月11日、新日本プロレスが9日後の1月20日。札幌中島スポーツセンターが全日本プロレスが1月18日、新日本プロレスが2月2&3日の2連戦、函館市民体育館は全日本プロレスが1月22日、新日本プロレスが2月8日となります。

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