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2022年12月04日23:14

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ストロング小林さん追悼(332)

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77年新日本プロレス「闘魂シリーズ第2弾」大詰め、第31戦は12月7日、岐阜市民センター(観衆2,500人発表)大会。

メインイベントは猪木&長州力組がパット・パターソン&マーティン・ジョーンズ組と対戦。初来日だったMジョーンズは今シリーズ最初で最後のメインイベント出場となりました。

1本目は14分36秒、両チームリングアウトで1−1。決勝の2本目は2分51秒、猪木がMジョーンズを体固めで降し2−1で猪木&長州組が快勝しています。

ストロング小林はセミファイナルに出場、ウィリエム・ルスカとシングルマッチ45分1本勝負で対戦、9分47秒に反則勝ち。

坂口征二はセミ前でゴールデン・ファルコンを8分35秒、体固めで破り、グレート・アントニオは星野勘太郎&山本小鉄&永源遙組と1対3ハンディキャップマッチで対戦、4分35秒、小鉄を体固めで圧殺しています。

木戸修はクルト・フォン・ストロハイムを9分53秒、回転エビ固めで破る金星。藤原喜明とスティーブ・ライトのシングルマッチは11分1秒、Sライトが体固めでフォール勝ち。

バッファロー・アレンは7分6秒、体固めで木村健吾を降しました。

シリーズ最終戦、12月8日、蔵前国技館(テレビ収録、観衆9,000人発表)大会。私はこの興行は会場で生観戦しています。発表は9,000人でしたが1階桝席後方と2階席には空席が目立ち、7分位の入り。

メインイベントは猪木とアントニオのシングルマッチ時間無制限1本勝負。この試合、最初から勝負が見えていたこともあってか、当日来場した観客に「アントニオ猪木はGアントニオを○分で倒すか?」という予想投票用紙が配布されています。

試合はショルダータックルのぶつかり合いでアントニオが「効いてない」と言わんばかりに「ホッホッ」的な笑い声を上げたのを見て猪木がブチ切れたか、アントニオのバックを取って倒しうつ伏せにして顔面蹴りを連打。

アントニオは鼻骨骨折したか鼻血を出してうずくまりダウン、3分49秒、猪木のKO勝ちが宣せられています。

45年経った現在でも様々な角度から語り継がれている一戦ですが、私は以下のように考えます。

同時期には馬場の全日本プロレスが豪華メンバーを集結し「世界オープン・タッグ選手権」を開催、1週間後の12月15日には、同じ蔵前国技館で興行戦争が行われますが、どう見ても勝ち目はないだろう、ならば、全日本プロレスの世界観とは真逆の試合をやって、その陰惨さをアピールしたかと。

猪木はアントニオがでくの坊だからとか尊大な態度を取ったからブチ切れた訳ではなく、巨漢レスラーのベニー&ビリーのマクガイヤー・ブラザーズとはちゃんとプロレスをしており、アントニオで切れることはないでしょう。ですから、話題づくりの為の確信犯だと思います。

ダウンしたアントニオをマネージャーのディッパー・ゴードがリングに上がって介抱し何の抗議をする訳でもなくリングを降りています。

セミファイナルの北米タッグ選手権試合ですが、パターソンと組んで挑戦する予定だったストロハイムが前日の岐阜大会での木戸戦で左肩を負傷、欠場となり、ストロハイムの代打としてSライトが選ばれて坂口&S小林組の王座に挑戦しています。

奮闘したSライトでしたが、王者組との体格差は如何ともし難く1本目は16分42秒、S小林がSライトにリングアウト勝ち、2本目は5分10秒、坂口がSライトをアルゼンチン・バックブリーカーでギブアップさせ、2−0のストレート勝ちで坂口&S小林組が2度目の王座防衛に成功しています。

Sライトはよく頑張りましたが182cm、93kgの軽量級であり、196cm、130kgの坂口、187cm、125kgのS小林相手には体力負けでした。それでもヘビー級のGファルコンではなくSライトが新日本プロレスから指名されたのは、やはり仕事が出来たからでしょう。

セミ前のミュンヘン五輪重量級&無差別級金メダリスト、ルスカvsモントリオール五輪重量級銅メダリスト、アレンの柔道ジャケットマッチ、レフェリーは遠藤幸吉。アレンの頭突きで額からおびただしい流血を見せたルスカでしたが、9分16秒、送り襟絞めでルスカがアレンを絞め落とし、「金」の実力を見せつけました。

長州はGファルコンを10分8秒、体固めで破り、木村健吾とMジョーンズのシングルマッチは8分56秒、体固めでMジョーンズがフォール勝ち。星野vs木戸は20分時間切れ引き分けに終わりました。

テレビ中継は翌日の12月9日、猪木vsアントニオ、坂口&S小林組vsパターソン&Sライト組の北米タッグ選手権試合を放送、ルスカvsアレンは翌週16日に放送されました。

なお、年末の12月30日の「ワールドプロレスリング」はこの年に行われた猪木vsザ・モンスターマン、猪木vsチャック・ウェップナー、坂口vsアレン、ルスカvsアレンの異種格闘技戦のダイジェストが放送されています。

※観戦チケットをアップ致しました。
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