mixiユーザー(id:21258650)

2022年05月19日20:41

553 view

ストロング小林さん追悼(133)

75年新日本プロレス「第2回ワールド・リーグ戦」第8戦は4月12日、茨城県日立市池の川中央体育館(観衆4,700人超満員発表)大会ではストロング小林は、柴田勝久と公式戦で対戦、11分23秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ちを収めて3勝1分。

第9戦、4月14日、愛知県半田市民ホール(観衆4,300人超満員発表)大会ではS小林はメインイベントに出場、木戸修と組んでキラー・カール・クラップ&ファザール・シン組と60分3本勝負で対戦。1本目は17分39秒、クラップが木戸を体固め、2本目は5分45秒、S小林がFシンをカナディアン・バックブリーカーでギブアップさせました。決勝の3本目は6分39秒、クラップがS小林を体固めに決め、クラップがS小林、木戸から2本奪い、2−1でクラップ&Fシン組に凱歌が上がっています。

やはりこの勝敗を見る限りクラップはエース扱いで、ワールド・リーグ戦に限っては絶対的な強さを誇っていたことが理解出来ます。

この日の公式戦は猪木がサングレ・フリアーを4分12秒、弓矢固め(ボーアンドアロー・バックブリーカー)でギブアップさせ、スーパー・デストロイヤーは山本小鉄を4分56秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ちを奪いました。

大木金太郎と永源遙の初シングル対決となった公式戦は11分20秒、回転エビ固めで大木の勝利。大木といえば身体の硬いイメージがありますが、丸め込みを器用に使っています。マンマウンテン・マイクは星野勘太郎を9分11秒、フライング・ボディプレスからの体固めで破りました。

第10戦は4月15日、富山県高岡市民体育館(観衆5,500人満員発表)ではS小林はジョン・ガニアと公式戦で対戦し、6分28秒、逆エビ固めでギブアップ勝ちを収め、4勝1分。

第11戦の4月17日、三重県四日市市体育館(観衆5,200人超満員発表)大会ではフリー同士のS小林vsマサ齋藤の公式戦が組まれ、齋藤が切れ味鋭いバックドロップを出すも、S小林はこれをカウント2で返し、ハイアングルのシュミット式バックブリーカー、アトミック・ドロップからの体固めで11分32秒、強敵齋藤からフォール勝ち。5勝1分と快進撃を見せました。

第12戦、4月18日、S小林の地元・青梅に近い福生市民体育館(テレビ生中継、観衆3,000人満員発表)大会。

生中継の冒頭で、S小林は外国人側のエース格であるクラップとの公式戦。S小林の地元応援団も多数会場に駆けつけており、大歓声が飛んでいます。S小林は地元の声援に気を良くしたか、パワーでクラップを圧倒。

場外乱闘でも試合を有利に進め、先にリングイン、エプロンに上がってきたクラップにロープ越しのブレーンバスター。これで決まったかに見えましたが、クラップは担ぎ上げられながらもタイツから凶器を取り出してS小林の喉を一突き。

クラップを持ち上げた状態で昏倒したS小林をすかさずフォール。13分38秒、体固めでクラップの勝利に終わりました。S小林は地元で悔しい初黒星で5勝1敗1分。

セミファイナルは坂口とSデストロイヤーの公式戦。この試合、NET「ワールドプロレスリング」の放送席に翌週の4月25日、広島県福山市体育館で坂口と対戦する大木が放送席にゲストとして座りました。

坂口と大木は、これより2年前の73年、大木がNET主導により、日本プロレスとノーテレビで苦戦が続いていた新日本プロレスを合併させようとした「新・日本プロレス」計画に反対し計画は頓挫、この件で坂口、小沢正志(キラー・カーン)、木村聖裔(たかし、健吾)、大城勤(大五郎)は日本プロレスを離脱して新日本プロレスへと移籍。

猪木&坂口の二枚看板が揃ったことでNETは日本プロレスの放送を打ち切り、新日本プロレスに鞍替え。テレビ局を失った日本プロレスは4月20日の群馬県吉井町体育館大会を最後に興行活動を停止。大木ら日本プロレスの残党9人は百田家の仲介で馬場の全日本プロレスに移籍するも、大木は73年一杯全日本プロレスに出場した後韓国に帰っており、その大木に新日本プロレスが声をかけた訳です。

放送席で大木は山崎正アナウンサーから「来週、福山での坂口選手との試合の意気込みはいかがですか?」と聞かれ、「坂口なんか頭突き6発で倒す。」と豪語しました。

リング上の坂口とSデストロイヤーの公式戦は大型パワーファイター同士の迫力ある攻防となりましたが8分22秒、坂口がカウンターの逆水平チョップからアトミック・ドロップを決めて片エビ固めで勝利。リングの上に銅谷志朗アナウンサーが上がり、坂口に勝利者インタビューを行いました。

銅谷アナが「さぁ、来週は福山で大木金太郎選手と対戦する訳ですが、大木選手は坂口さんを『頭突き6発で倒す』と言っていますが…」と振ったところで、それまで普通にインタビューを受けていた坂口の表情が一変、血相を変えて「誰がそんなことを言ってるんだ!」とエキサイト。

狼狽えた銅谷アナは「あそこで大木さんが…」と放送席の大木を指さしました。坂口は凄まじい勢いでリングを降りて行き、放送席の大木に襲いかかっていき、大木も坂口に頭突きを見舞って大乱闘となり、若手が必死に止めに入って収束。

坂口と大木はプロレスの「アングル」に個人の感情が複雑に入り乱れた真の遺恨試合として注目を集めることとなりました。

メインイベントは猪木と齋藤の公式戦、東京プロレス時代の先輩後輩対決、齋藤は猪木をアルゼンチン・バックブリーカーに担ぎ上げて揺さぶり、ブルドッキング・ヘッドロック、バックドロップと攻め立てました。テレビ生中継は試合途中で終了。試合は14分13秒、猪木が弓矢固め(ボーアンドアロー・バックブリーカー)で齋藤からギブアップ勝ちを奪い、2連覇に向けて徐々に調子を上げてきています。
8 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年05月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031