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2022年03月31日05:41

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ストロング小林さん追悼(84)

73年10月の番組改編期でTBSの「TWWAプロレス中継」が半年ぶりに実に5度目の放送時間帯の変更があり、10月6日から毎週土曜日午後2時〜2時30分という昼間の時間帯に変更になりました。

当時は週休二日制は浸透しておらず、土曜日は学校は「半ドン」で会社員は通常通り出勤していた会社がまだ大多数を占めており大人が家でプロレス中継を観る機会はほとんどないと言ってよく、これでは視聴率を期待する方が厳しくTBSとしてはもはやプロレスは不要のコンテンツとなりつつありました。この「改悪」により国際プロレスはさらなる放映権料収入の低下が見込まれ、興行収入に頼らざるを得なくなります。

「第5回IWAワールド・シリーズ」は終盤戦に突入、優勝決定戦進出に向けてABブロック別の激しい星の潰し合いを展開、Aブロックはストロング小林、ラッシャー木村、ラーズ・アンダーソン、Bブロックはグレート草津、ブラックジャック・マリガンに序盤は無得点が先行していましたものの、ジワジワ追い上げて来たマイティ井上が優勝圏内にいました。

10月1日、大阪・堺市金岡体育館(観衆4,000人満員発表)大会、Aブロック公式戦ではラーズ・アンダーソンがムース・ショーラックを14分7秒、片エビ固めで破り7戦6勝1敗6点でリーグ戦全日程終了Aブロック代表に大手をかけました、ストロング小林はボブ・ブラッガーズを11分57秒、体固めで破り5戦4勝1敗の4点。なお、フリッキー・アルバーツは負傷の為途中帰国。

10月3日、石川県小松市体育館(観衆4,000人発表)大会ではBブロック公式戦で草津がデール・ルイスを14分55秒、アバラ折りでギブアップさせ、6戦5勝1敗の5点でBブロック6戦6勝、全勝街道を邁進するマリガンと公式戦最終戦で直接対決を待ちます。Aブロック公式戦、小林と田中忠治の同門対決は16分38秒、小林が体固めで田中にフォール勝ちし6戦5勝1敗と、最終公式戦の寺西勇戦を残すのみ。

10月6日、富山県高岡市民体育館(観衆4,000人満員発表)大会。メインイベントは木村&草津&大磯武組とマリガン&Lアンダーソン&グレッグ・ガニア組が対戦した6人タッグマッチ。1本目は16分50秒、木村がグレッグを体固め、2本目は4分20秒、アンダーソンが大磯を体固め、決勝の3本目は3分51秒、大磯が優勝候補の一角であるアンダーソンを体固めで破り、2−1で木村&草津&大磯組が勝利を飾りました。

セミファイナルのAブロック公式戦、小林と寺西の対戦、素早く小林のバックに回った寺西がロープに押し付けてからの後方回転エビ固め、小林はカウント3直前で返したように見えましたが、レフェリーは寺西の手を上げて19分2秒、伏兵寺西にまさかのフォール負け。これで小林はリーグ最終戦黒星となり、7戦5勝2敗の5点で終了。寺西は5戦4勝1敗の4点、小林の決勝進出は木村の公式戦最終試合である対寺西戦の結果待ちとなりました。

公式戦外の試合では井上がボブ・ブラッガーズを13分17秒、体固めで破り、アニマル浜口とウイリアム・ホールの一戦は16分22秒ホールが体固めで浜口を撃破。ムース・ショーラックは大位山勝三に13分2秒、体固めでフォール勝ち。ルイスと田中のシングルマッチは13分50秒、体固めでルイスが勝っています。

公式戦最終日となった10月8日、大阪府立体育会館(観衆2,000人発表)大会。3か月前の7月9日、同所での小林vs木村のIWA世界ヘビー級選手権試合の時は4,500人でしたが、半分以外の2,000人発表は厳しい数字。

メインイベントは小林が地元大阪の井上&浜口組とトリオを結成、Lアンダーソン&ホール&ブラッガーズ組と対戦した6人タッグマッチ。1本目は14分15秒、浜口がブラッガーズを体固め、2本目は6分18秒、アンダーソンが井上を体固め、決勝の3本目は3分30秒、井上がアンダーソンを体固め。2−1で小林&井上&浜口組の勝利。小林は勝敗に全く関わらず。

公式戦はこの日3試合、セミファイナルのBブロック公式戦最終試合、6戦5勝1敗、5点の草津と前日の10月7日、愛知県岡崎市岡崎公園(おそらく移動体育館、観衆3,000人発表)でホールを11分45秒、片エビ固めで破り6戦6勝、6点のマリガンとの決勝進出を賭けた一戦は19分30秒、エビ固めで草津がこれまで無敗のマリガンに土を付け、共に7戦6勝1敗の6点、同点首位で並びました。3位が7戦5勝1敗1両リンの井上でした。

Aブロック公式戦、木村と寺西がブロック最終公式戦で対戦。16分10秒、体固めで木村が寺西を制し、7戦6勝1敗の6点でLアンダーソンと並び同点首位、木村の勝利が決まった瞬間、7戦5勝2敗、5点の小林は3位確定で予選落ちとなりました。寺西は前日の岡崎でショーラックに10分15秒、体固めで破れておりリーグ戦最終成績は7戦4勝3敗、4点で勝ち越しです。

AB両ブロックで最多得点者が2人ずつ出た為、優勝決定戦の行われる10月10日、長崎国際体育館では木村、Lアンダーソン、草津、マリガンの4選手による準決勝とその勝者同士による決勝が行われることに決定しています。

Bブロック公式戦、ルイスとグレッグの対戦は16分13秒、ルイスが体固めでグレッグを降しました。

3位以下のリーグ戦成績はAブロックは同点4位が4勝3敗、4点のショーラックと寺西。ベテラン田中は2勝5敗の2点で6位と不調に終わりました。7位が1勝6敗、1点、1勝は負傷で途中帰国したアルバーツからの不戦勝というブラッガーズ、最下位の8位は1不戦敗含む7戦全敗、0点のアルバーツでした。

Bブロック4位は4勝3敗、4点のホールで、浜口、大磯、ルイス、グレッグに勝って4勝3敗。同点5位は2勝4敗1両リンで2点の浜口と同じ星勘定で2点のルイス。浜口は海外遠征から凱旋帰国2シリーズ目にしてはもうちょっと頑張れたのではないかと思います。

7位はこちらも凱旋帰国3シリーズ目の大磯で、グレッグに勝った1勝のみ、1勝5敗1両リンで1点と期待を裏切る結果に。最下位は初来日のグレッグで7戦全敗の0点に終わりました。

大阪大会公式戦外の試合では、ショーラックが大位山&珍と1対2ハンディキャップマッチで対戦、13分26秒、珍を体固めで降しました。
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