mixiユーザー(id:21258650)

2022年03月15日05:56

753 view

ストロング小林さん追悼(68)

72年国際プロレス「ビッグ・ウィンター・シリーズ」11月28日、静岡・駿府会館(観衆3,000人発表)大会。メインイベントはストロング小林のIWA世界ヘビー級王座にクラッシャー・リソワスキーが金網デスマッチで挑戦。小林にとってはかつてない強敵を迎え撃つことになりました。

先に入場していたリソワスキーが小林が金網に入ったところを奇襲攻撃、小林が腰に巻いていたIWA世界のベルトを引っ剥がして奪い取り、ベルトを凶器にして額をメッタ打ち、小林は早くも流血。リソワスキーは顔面からボディへパンチ攻撃から急所打ち、凶器で殴りつけた後、ロープに飛ばしてのパンチ、しかしこれは小林がキックで反撃。

リソワスキーの掌から凶器がこぼれ落ちた。小林はこれを奪い取るとリソワスキーの額めがけて何度も振り下ろしていきます。リソワスキーも額から流血も倒れながらも小林の下腹部を一撃。小林ダウン、リソワスキーはコーナーにあったタッチ用のロープで首を絞めにいきましたが小林は目には目をと急所打ちのお返し。

リソワスキーのロープを奪うと拳にロープを巻き付けてのパンチの連打からエルボードロップを2発決めるとロープに飛んでのフライング・ボディプレス、カウント3が入りリソワスキーはダウン、19分21秒、カウントアウトで小林が大物リソワスキーを倒し16度目のタイトル防衛に成功しました。

セミファイナルはグレート草津とディック・ザ・ブルーザーのシングルマッチ60分3本勝負。1本目は7分22秒、ブルーザーが体固め、2本目は3分22秒、草津が足4の字固め、決勝の3本目は5分48秒、両者リングアウトとなり1−1の引き分けとなりました。日本プロレス時代、馬場でさえ2フォール奪ってないブルーザーとドロー試合は草津には上出来過ぎだと思われますが、「シングルのベルトを巻いてはいないものの、小林とは同格」という主張を吉原功社長が受け入れたのが見て取れます。

マイティ井上&田中忠治組のヨーロッパ遠征コンビとレッド・バスチェン&ブル・バリンスキー組のタッグマッチ45分3本勝負。1本目は14分45秒、田中がバリンスキーを体固め、2本目は7分8秒、バスチェンが井上を体固め、決勝の3本目は4分15秒、井上がバスチェンを回転エビ固めでフォール。2−1で井上&田中組が勝ちました。

寺西勇&大剛鉄之介組とホセ・アローヨ&ダイドーネ・ムッソリーニ組は20分43秒、寺西がムッソリーニを回転エビ固め。マリオ・ミラノは鶴見五郎を6分28秒、体固めで降し、デニス・スタンプはミスター珍を11分3秒、体固めで破りました。

11月29日、東京体育館(テレビ収録、観衆4,000人発表)大会。メインイベントはブルーザー&リソワスキー組、「ブル・クラ」のWWA世界タッグ王座に小林&井上組の同期コンビが挑戦。1本目は1分23秒、リソワスキーが小林を体固め、2本目は15分43秒、井上がブルーザーをフライング・ショルダーアタックから体固め、決勝の3本目は1分1秒、ブルーザーが井上をアトミック・ボムズアウェイから体固めで破り、2−1でブル・クラが王座防衛に成功しています。

この日と翌日の水戸大会に、全日本プロレスの「旗揚げジャイアント・シリーズ」を終えた馬場がサンダー杉山をトレードしてもらったのと旗揚げシリーズに鶴見、デビル紫を貸し出してもらった「恩義に報いる為」としてゲスト参戦。草津と組んでバスチェン&ミラノ組と対戦。

この試合前、草津が入場に関して「馬場さん、お先にどうぞ」と先に入場するよう促したという有名なエピソードがあり、馬場がこれにカチンと来たという話ですが、草津曰く「アメリカでは格上の選手が前を歩く」という言い訳をしたとのことですが、日本は格上の選手が後ろを歩くのが定石です。が、結果は馬場が先に入場したそうです。

日本プロレス時代、草津は馬場の付き人をしていた時期もありましたが、国際プロレス設立の為に吉原社長に誘われて移籍、アメリカでの武者修行を終え、TBS体制に移行する際に日本側のエース候補として凱旋帰国が決定した67年の終わり頃、ロサンゼルスで偶然にも馬場と遭遇。

その際、「僕はTBSのエース、馬場さんは日本テレビのエース、エース同士御互い頑張りましょう」と言って馬場を大いに呆れさせたという逸話もあることから、草津が「馬場を従えて後ろを歩いて入場したかった為に『お先にどうぞ』という無礼を働いた」というのは納得いく話です。馬場はよそのリングでかつ吉原社長への報恩目的の参戦であり、大人の対応をしたのでしょう。

1本目は16分22秒、バスチェンが草津を体固め、2本目は8分2秒、馬場がミラノを体固め、決勝の3本目は4分55秒、草津がエビ固めでバスチェンを破り、2−1で馬場&草津組が勝利を収めています。

田中とバリンスキーのシングルマッチは10分55秒、田中が体固めでフォール勝ち、大剛&珍組vsアローヨ&ムッソリーニ組は18分23秒、アローヨが珍を体固め、寺西はスタンプを12分27秒、ジャーマン・スープレックスホールドで撃破しました。 

11月30日、水戸市茨城県スポーツセンター(テレビ収録、観衆4,800人満員発表)大会、メインイベントはIWA世界タッグ王者チーム、小林&草津組とWWA世界タッグ王者チーム、ブルーザー&リソワスキー組が3度目の対決にして互いの王座を賭けてダブル・タイトルマッチで対戦。ブル・クラはこの日までの特別参加です。

試合は今回は通常の61分3本勝負。1本目は12分41秒、両チームリングアウト、決勝の2本目は5分41秒、日本組が反則勝ちを拾い、2−1で小林&草津組が勝ちましたが反則の為タイトル移動せず、共に防衛を果たしています。(小林&草津組は3度目)

セミファイナルは前日の東京体育館に次いでの友情参戦となる馬場がミラノとシングルマッチ45分3本勝負で対戦、(TBSの収録なし)1本目は10分40秒、体固め、2本目は7分38秒、片エビ固めでいずれも馬場が連取、2−0のストレート勝ちで馬場の完勝となりました。

井上&田中組vsバスチェン&スタンプ組は22分58秒、井上がスタンプを体固め、寺西&大剛組とアローヨ&ムッソリーニ組は21分45秒、大剛がムッソリーニを回転エビ固め、バリンスキーは紫を5分30秒、片エビ固めで降しました。
5 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年03月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031