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2022年03月09日06:04

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ストロング小林さん追悼(62)

72年国際プロレス「ビッグ・サマー・シリーズ」7月4日、岩手県江刺市民体育館(テレビ収録、観衆4,300人満員発表)大会。メインイベントはストロング小林が前半戦の外国人選手エース、バロン・シクルナとシングルマッチ60分3本勝負で対しました。

シクルナは29年、地中海近くのイタリア・マルタ島生まれ、66年1月24日にはニューヨークMSGでブルーノ・サンマルチノのWWWF世界ヘビー級王座に挑戦、得意のマルタ式背骨折りでサンマルチノを半失神に追い込み、一躍全米にその存在が知られました。67年11月に日本プロレスに初来日、翌68年2月にも日本プロレスに再来日し、国際プロレスには初登場。

1本目は12分38秒、シクルナが体固め、2本目は2分16秒、小林が片エビ固め、決勝の3本目は4分13秒、小林が体固めで取り、2−1で小林がシクルナを倒しました。

セミファイナルはラッシャー木村&凱旋帰国の田中忠治&大磯武組がジプシー・ジョー(パンチョ・ロザリオ)&セレソ・ソテーロ&ジョー・アデール組と対戦する6人タッグマッチ。1本目は17分11秒、両チームリングアウト、決勝の2本目は6分30秒、木村がソテーロを体固めに決めて木村&田中&大磯組が2−1で勝利。

田中と同じく凱旋帰国のグレート草津はレーン・ゴルト(レネ・グレイ)とシングルマッチ45分3本勝負で対戦。1本目は4分31秒、草津がアバラ折り(コブラツイスト)で先制、2本目は2分48秒、ゴルトが体固め、決勝の3本目は3分59秒、草津が回転エビ固めで丸め込み、2−1で草津がゴルトを降しました。

7月7日、千葉県体育館(テレビ収録、観衆2,000人発表)大会からビル・ミラーが特別参加。メインイベントは杉山&木村組が返上したIWA世界タッグ王座決定戦、小林&草津組とBミラー&シクルナ組が対戦、1本目は21分2秒、ミラーが小林を体固め、2本目は3分20秒、小林がミラーを逆エビ固め、決勝の3本目は4分54秒、草津がバーン・ガニアばりの裸絞め(スリーパー・ホールド)でシクルナをギブアップさせ、2−1で小林&草津組が勝利。第8代王者チームとなりました。

小林はこれで杉山以来のIWA世界ヘビー級、同タッグ王座の二冠王者となり、グランドスラム達成、文字通り団体の頂点に立ちました。

セミファイナルは木村&寺西組がゴルト&Gジョー組と対戦、1本目は14分15秒、ゴルトが寺西を片エビ固め、2本目は4分35秒、日本組の反則勝ち、決勝の3本目は4分45秒、寺西がジョーを回転エビ固めで破り2−1で木村&寺西組に凱歌が上がっています。

田中&ミスター珍組とソテーロ&アデール組のタッグマッチ30分1本勝負は17分14秒、田中がアデールを体固めに決めて田中&珍組の勝利。

7月19日、板橋区体育館(テレビ収録、観衆2,000人発表)大会。メインイベントでは小林のIWA世界ヘビー級王座に「前王者」Bミラーが挑戦。ミラーは国際プロレスには2度目の参戦になりますが前71年3月4日、北九州市小倉区三萩野体育館で杉山を破り、同王座を獲得、ベルトを海外に持ち帰り、6月19日、ミネソタ州ダルースで、アメリカ武者修行最後の試合だった小林の挑戦を受け、58分26秒、バックドロップからの体固めでフォール負け、小林にベルトを明け渡しています(ということになっている)。

この年の1月6日には長崎県島原市体育館で実弟のダン・ミラーが「兄の仇討ち」とばかりに小林の王座に挑みましたが、2−1で敗れて返り討ちに遭っています。いよいよ満を持して、力道山を苦しめ、61年日本プロレス「第3回ワールド・リーグ戦」では決勝に進出した黒覆面、ミスターXの正体であるBミラーが小林のベルトに挑戦。

1本目は僅か45秒、ミラーが速攻の体固め、2本目は20分27秒、小林がリングアウト勝ち、決勝の3本目は6分1秒、逆エビ固めで小林が取り、2−1で小林が13度目の防衛を果たしています。

セミファイナルは草津&杉山組がシクルナ&ゴルト組と対戦、1本目は16分16秒、ゴルトが杉山を逆エビ固め、2本目は7分53秒、杉山がゴルトを体固め、決勝の3本目は4分22秒、草津がシクルナを足4の字固めでギブアップさせて2−1で草津&杉山組が勝利を飾っています。

木村はGジョーとシングルマッチで対戦し13分11秒、逆エビ固めでギブアップ勝ち。残念ながら、後に木村とIWA世界ヘビー級王座を賭けて何度も対戦する「放浪の殺し屋」とは別人でした。田中はソテーロを12分12秒、体固めで破り、本郷篤はアデールとシングルマッチで対戦、11分50秒、体固めでフォール勝ちし外国人選手相手に嬉しい初白星を挙げました。

7月20日、千葉県銚子市民体育館(テレビ収録、観衆3,400人発表)大会。このシリーズ最後のテレビマッチです。メインイベントは新IWA世界タッグ王者チームとなった小林&草津組がBミラー&ゴルト組とノンタイトルで対戦。このシリーズはタイトル戦はIWA世界ヘビー級、世界タッグ各1度ずつの開催。乱発するときは1シリーズに4〜6回位タイトル戦を組む国際プロレスだけにこのシリーズはどうした風の吹き回しか…?。

1本目は2分25秒、外国人組の反則勝ち、2本目は3分32秒、草津がゴルトを体固め、決勝の3本目は5分32秒、小林がミラーを片エビ固めに決め、日本組は被フォール、被ギブアップなしで2−1の快勝を収めました。

木村は金網デスマッチでシクルナと対戦、21分7秒にカウントアウト勝ち。田中は韓国人留学生、羹成英と組んでGジョー&ソテーロ組と対戦、11分52秒、羹がジョーを片エビ固め降す金星。大磯はアデールとシングルマッチで対戦、12分21秒、体固めで勝利を収めています。
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