88年「エキサイト・シリーズ」は2月20日、後楽園ホールで開幕。
スタン・ハンセン、テリー・ゴディ、ジョー&ディーンのマレンコ兄弟、ジョー・ディートン、ジェリー・オーツ、ロッキー・イヤウケアの外国人選手がシリーズ全戦参加。特別参加はありません。
PWFヘビー級王者ハンセンは87年11〜12月の「創立満15周年記念世界最強タッグ決定リーグ戦」以来2シリーズ2か月ぶりの来日。前回の最強タッグではゴディとのチームで初エントリー、ブルーザー・ブロディ&ジミー・スヌーカ組と夢の初対決を行いましたが、最終戦12月11日、日本武道館での天龍&阿修羅・原組の龍原砲との公式戦が時間切れ1分24秒前の28分36秒、両チームリングアウトの無得点試合となり、惜しくも準優勝。
今回短いスパンでのゴディと組んでの再来日、龍原砲に優勝を阻まれたリベンジを果たしたいところですが、思いは龍原砲も同じ。今シリーズも東京の大会場での興行はなく、龍原砲の保持するPWF世界タッグ王座を賭けた対戦はありませんが、ここで龍原砲を破り、ベルト獲得に弾みをつけたいところです。
ハンセンのパートナー、ゴディも同じく87年11〜12月、「創立満15周年記念世界最強タッグ決定リーグ戦」以来2シリーズ2か月ぶりの来日。ゴディと言えばマイケル・ヘイズとのザ・ファビュラス・フリーバーズとしてテキサス州ダラスを中心とし活躍、全日本プロレスにも84年1月、10月と2度来日していますが、馬場はミュージシャン上がりのヘイズを「しょっぱい」と買っておらず、ゴディの「一本釣り」を画策、85年からは単独来日。
86年の最強タッグはキラー・カーンと組んでエントリーしましたが、急造タッグで反則暴走が目立ち1シリーズのみで解散、WWF入りしたテッド・デビアスの後釜としてハンセンのパートナーとなりました。共に大型のパワー&ラフファイターだけに超獣コンビを超える破壊力を秘めておリます。
全日本プロレス初参戦となるジョー&ディーンのマレンコ兄弟。言わずとしれた「チェーンデスマッチの鬼」、シューターとして知られるボリス(ラリー)・マレンコの息子です。
兄ジョーは55年フロリダ州出身の32歳、本職は薬剤師でプロレスはスポット参戦ですが、父ラリー、ラリーと親交の深いカール・ゴッチより少年の頃からレスリングを叩き込まれた筋金入りの実力者。79年にラリーがフロリダ州タンパに「マレンコ道場」をオープンさせ、師範代を務める。85年5月、UWF「格闘技オリンピア」にジョー・ソルコフのリングネームで初来日。今回ディーンとの兄弟タッグでは初。
弟ディーンは60年フロリダ州出身の27歳、兄ジョーに追随して幼少の頃より父ラリー、ゴッチの指導でレスリングを学び、ジョーと同じくマレンコ道場の師範代として将来のプロレスラー志望者のコーチを行っています。85年2月、UWFの「パンクラチオン・ロード」ディーン・ソルコフのリングネームで初来日。今回初の全日本プロレスマット参戦となります。
果たして、サブミッションを中心とする2人のレスリングが王道マットでどのように展開されるか、異分子と言っていい両者の全日本プロレス登場は大きな注目となります。
その他の外国人選手のプロフィール及び日本側、シリーズのビッグマッチ概要については次回お送り致します。
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