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2021年07月05日06:39

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ジャンボ鶴田怪物伝説(806)

86年「創立15周年記念世界最強タッグ決定リーグ戦」参加チームプロフィールの続きです。

79、82年優勝チーム、さらには同大会の前身となる77年「世界オープン・タッグ選手権」優勝チームであるドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組のザ・ファンクスは2年ぶり7度目の出場(オープン・タッグは除外)、ドリー個人では78年から9年連続出場、テリー個人では83、85年を除いて7回目の出場。(引退していた83年は馬場&ドリー組のマネージャーとして来日)ドリー、テリー共に10月の「創立15周年記念ジャイアント・シリーズ」後半戦特別参加以来2シリーズ連続3週間ぶりの来日。

8月までWWFでヒールとして活躍しており、テリーも一度引退し84年にあっさり復帰したことで批判を浴び、絶対的なベビーフェイスではなくなっており、ヒールテイストのファンクスの魅力が発揮出来るか?注目されます。

初参加の馬場&タイガーマスク組、馬場個人では78年の第1回から9年連続参戦、この年の3月にヘビー級転向を表明したタイガーマスクは初参戦。タッグチームとしての実績はまだあまりありませんが、

4月19日、ルイジアナ州ニューオリンズ・スーパードームで行われたNWAジム・クロケットプロ&米国版UWF合同興行「ジム・クロケット・シニア・メモリアルカップ」ワンデータッグトーナメントに出場、1回戦はシードされ2回戦より出場、ジム・ガービン&ブラック・バート(リック・ハリス)組と対戦、7分55秒に馬場がカウンターの16文キックからの体固めでBバートを倒して準々決勝に進出。

準々決勝ではマグナムTA&ロニー・ガービン組と対戦、タイガーマスクが果敢にもTAにコーナーポスト最上段からのダイビング・ボディアタック決めましたがこれをキャッチされる、9分58秒TAのベリー・トゥー・ベリー・スープレックス(フロント・スープレックス)からの片エビ固めでフォール負け。馬場&タイガーマスク組は準々決勝敗退となりました。

今回はトーナメントではなく、長期のリーグ戦となり、タイガーマスクの動き次第ということになりますが、馬場も体力面で衰えが目立つようになって来ており、ヘビー級虎戦士として真のメインイベンターを目指すタイガーマスクに取っては試練のリーグ戦となります。番狂わせの上位食いに期待したいところ。

初参加のキラー・カーンは5月にジャパンプロレスに謀反を起こしてヒールターン、外国人ヒールサイドとして参戦していましたが、同じく世界最強タッグ決定リーグ戦に初参加となる「人間魚雷」テリー・ゴディとタッグを結成してエントリー。ゴディは8月の「サマー・アクション・シリーズ2」中盤戦から特別参加して以来2か月ぶりの来日。

大型でスケールの大きなラフファイターチームだけにどのチームとぶつかっても新鮮で楽しみ。腰の故障で先の「創立15周年記念ジャイアント・シリーズ」を全休したKカーンですが、2か月休んで体調も回復、優勝戦線をかきまわす存在となるか?

初参加の元AWA世界ヘビー級王者、リック・マーテルは初来日のトム・ジンクと組んでエントリー。マーテル個人では85年10月の「ワールド・チャンピオン・カーニバル」以来1年1か月ぶりの来日。

前回の来日では10月21日、両国国技館でNWA世界ヘビー級王者、リック・フレアーと史上初のダブル・タイトルマッチを行い、34分3秒、両者リングアウトの引き分け。またフレアーとの豪華「世界王者タッグ」でザ・ファンクス、鶴田&天龍組、長州力&谷津嘉章組と対戦し、ファンを楽しませました。

しかし同年12月29日、ニュージャージ州イースト・ルーサーフォード・メドーランズ地区ブレンダン・バーンアリーナでスタン・ハンセンに敗れAWA世界ヘビー級王座から転落。

王座転落後のマーテルはAWA地区の試合に出ながら地元のカナダ・ケベック州モントリオールでのジノ・ブリット主宰の「インターナショナル・レスリング」で活躍。ジンクとはモントリオールでタッグチームを結成していました。

初来日のジンクは58年ミネソタ州出身の28歳の新鋭。ルエディ・シャーキーにスカウトされプロレス入りし83年デビュー、84年からは地元ミネソタのAWAに登場。

85年より、オレゴンやワシントンをテリトリーとするPNWに参戦(当時はNWA傘下)、86年1月21日にボビー・ジャガーズを破りNWAパシフィック・ノースウエスト・ヘビー級王座を獲得。同年下期からモントリオールに転戦し、マーテルとタッグを結成、待望の初来日。

マーテル30歳、ジンク28歳と若く今で言うイケメンで身体もカッコよく、女性ファンに人気の出そうなチームであり、ジンクのキャリア不足はありますが、リーグ戦に新風を吹き込みそうです。

初参加の初期からのオリジナル国際血盟軍、ラッシャー木村&鶴見五郎組、R木村個人では84年大会にUWFを退団して全日本プロレスに移籍、馬場の「ミステリアス・パートナー」に指名されて参加も12月8日、愛知県体育館での鶴田&天龍組戦で馬場と仲間割れ、以後は国際血盟軍としてヒールターン。85年は阿修羅・原と組んで参加しており3年連続3度目の出場。

鶴見個人では83年にザ・モンゴリアン(ジン・ルイス、テキサス・レッド)と組んで初参戦、84年は、当初はメンバーには入ってなかったものの、ワンマン・ギャングのパートナーとして参戦予定だったバズ・ソイヤーが来日キャンセルとなり、一度はタイガーマスク要員として来日していたピラタ・モルガンが代わりにギャングと組むことが発表されたものの、軽量の為出場メンバーには歯が立たないと判断され、鶴見がギャングのパートナーに指名されて出場。2年ぶり3度目の出場となりました。

気心が知れ、普段から組んでおり連携はバッチリ、大物食いや両チームリングアウトの場外心中作戦など、上位陣には侮れないチームとなりそうです。

初参戦、アジア・タッグ王者チーム、スーパー・ストロング・マシン&阿修羅・原組のカルガリー・ハリケーンズ、国際血盟軍混成チーム。マシンは個人でも初参戦、原は81、82年が天龍と、83年がマイティ井上、85年がR木村と組んで参加、全日本プロレスに入団した81年以降、失踪していた84年以外は出ており、2年連続5度目の参戦。

原は慢性化していた膝と腰の故障が悪化し、「サマー・アクション・シリーズ2」終盤戦を欠場、一度は復帰も思うように回復せず、先の「創立15周年記念ジャイアント・シリーズ」10月21日、両国国技館で復帰。高野俊二のアメリカ遠征でヒロ斉藤と2人だけとなったカルガリー・ハリケーンズのリーダー、マシンとタッグを結成。

10月30日、青森県営体育館で石川敬士&M井上組を破りアジア・タッグ王座を獲得。前にも書きましたが個々には長州&谷津組のインターナショナル・タッグ王座に挑戦してもおかしくないチームですが、タッグに関してはまだ未知数。マシンが共闘していたKカーン、原と今回は組まない国際血盟軍との兼ね合いはどうなるか?安易な不戦敗は避けて欲しいところ。

新日本プロレスとの興行戦争ですが、新日本は1週早い11月14日、後楽園ホールで「ジャパンカップ争奪タッグ・リーグ戦」が開幕。新日本プロレスと復縁したかに見えたブルーザー・ブロディが特別参加をキャンセル、また同じく特別参加予定だったアンドレ・ザ・ジャイアントもWWFのスケジュール優先でキャンセル。リーグ戦とは別に予定されていた前田日明vsブロディ、アンドレvsブロディは中止に。

後楽園ホールが全日本プロレスが11月22日&23日、新日本プロレスが11月14日、札幌中島体育センターが全日本が11月28日、新日本が11月24日。東京の大会場が全日本の日本武道館が12月12日、新日本の両国国技館が前日の12月11日といずれも新日本先行となりますが暮れのタッグリーグでは質量共に全日本が新日本を凌駕しており、全日本の優勢が予想されました。
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