85年「熱風!サマー・アクション・ウォーズ」が7月31日、大分・日田玖珠地域産業振興センターで閉幕すると、中1日の移動日を置き、8月2日から北海道に移動しジャパンプロレス自主興行シリーズ第2弾、「サマー・ドリーム・フェスティバル」が開幕。
かなりの強行軍と言えます。開幕戦の8月2日、札幌中島体育センターから8日、大宮スケートセンターでの最終戦まで休みなしの全7大会を開催。ジャパンのイケイケ体質に全日本プロレスが乗った感じでした。
ジャイアント・キマラ、ジ・アラスカンズA&B、キング・コブラ、ビッグ・ブラック・モンスターの5選手がシリーズ参戦。全員初来日でした。
スタン・ハンセン、ダイナマイト・キッド、デービーボーイ・スミスら全日本プロレスから主力級を借り受けて開催した第1弾の「ビッグ・ラリアート・フェスティバル」に比べると二線級というか、かなり落ちるメンバーで、国際プロレスを彷彿とさせるような胡散臭いメンバーが名を連ねていますが、今回は日本人同士の対戦がメインであり、外国人レスラーは重視されていなかったのでしょう。
参加外国人選手のプロフィールです。「ウガンダの大魔神」ジャイアント・キマラ(=カマラ、ジョージ・ハリス、後に全日本プロレスのレギュラーとなるボツワナ・ビーストのキマラ2号とは別人)は80年代初頭にテキサス州ダラスに出現した怪奇派巨漢黒人レスラー。
前84年6月に旧UWFの「オープニング・シリーズ第2弾」に馬場の仲介で初来日が予定されていましたがUWFの体制変更からシリーズが中止になり来日が流れており、今回待望の初来日となりました。
ジ・アラスカンズA&BはAがリック・レンスロー、Bがリック・ストオーション。ジ・アラスカンと言えば73年4月の日本プロレス最後のシリーズ、「アイアン・クロー・シリーズ」に来日したジェイ・ヨークがよく知られていますが別人。ザ・ロード・ウォリアーズのコーチとして知られるAWAのトレーナー、エディ・シャーキーにスカウトされてプロレス入り。
まだキャリア的にはグリーンボーイですが、シャーキーが「第2のウォリアーズ」にすべく期待の大きいタッグチームです。
黒人の新鋭、キング・コブラはオクラホマ、ルイジアナを拠点とするビル・ワット主宰のMSWA(後の米国版UWF)で活躍しており、同地区をサーキットしていたキラー・カーンに声をかけられての初来日。
謎の黒人マスクマン、ビッグ・ブラック・モンスターはミスター・ヒトのブッキングで初来日、「ヒトのブッキングする外国人レスラーに当たりなし」はもはや定評となっていますが、カナダ・カルガリーで試合をしていた若手のジョバーにマスクを被せただけという説もあり、期待薄…。
全日本プロレスは馬場は出場せず(ハワイでのんびりか)、鶴田、天龍、石川敬士、大熊元司、渕正伸、ハル薗田、ターザン後藤が参加。国際血盟軍は参加せず。ややトーンダウンしたことは否めませんが今シリーズの超目玉カードとして8月5日、大阪城ホールで長州vs 鶴田の一騎討ちが組まれました。
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