85年「激闘!エキサイティング・ウォーズ」第16戦は3月11日、姫路市厚生会館(テレビ収録、観衆6,300人超満員発表)大会。兵庫県は星野勘太郎の地元ということで新日本プロレスの興行人気の高いところで有名ですが、長州力人気は衰えず、超満員の観客を動員しました。
メインイベントは鶴田&天龍組とブルーザー・ブロディ&キラー・ブルックス組の一戦、2日前の3月9日、両国国技館ではジャパンプロレス頂上タッグである長州&谷津嘉章組がブロディ&ブルックス組と対戦、試合は長州&谷津組が勝ちましたがブロディは長州の攻撃を全く受ける気もなく長州はいいところなく終わっています。
それだけにインターナショナル・タッグ王者チームである鶴龍コンビは勝つことは勿論のこと、内容も問われる一戦となりました。試合は天龍を狙ったブロディのビッグブート(顔面蹴り)がブルックスに誤爆。鶴田が入って来てブロディを場外に叩き落とします。
すかさず鶴龍コンビはブルックスにダブル・ブレーンバスターを見舞い、ダウンしたブルックスに天龍がコーナーポスト最上段から背面飛び式のダイビング・エルボードロップを決めて14分30秒、天龍がブルックスを体固めに決めて鶴龍コンビの勝利。ジャパン軍との対戦と違い、ブロディも受けるところは受けていました。
セミファイナルはジャパン対国際血盟軍、長州&谷津組vsラッシャー木村&鶴見五郎組。長州が鶴見をバックドロップの体勢に担ぎ上げ、谷津がコーナーポスト最上段からニードロップ、長州がそのまま倒れるという合体攻撃を見せて、ダウンした鶴見に自らロープに飛んでのリキラリアット。9分35秒、長州が鶴見を体固めに決めてジャパン軍が勝ちを収めました。
アニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズが馬場とタッグで対戦。馬場とウォリアーズは前日の3月10日、横須賀市総合体育会館で初対戦し2日連続の顔合わせとなりました。(馬場は石川敬士と組み対戦、2分28秒、ホークが石川を体固め)
この日馬場は渕正伸をパートナーにウォリアーズと激突、試合はホークと渕のロープワークでホークが身を沈めると、ホークを飛び越した渕にアニマルがラリアット、2分54秒、アニマルが渕を体固めに決めてウォリアーズの秒殺勝ち。
マイティ井上の持つNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座に元同王者、チャボ・ゲレロが挑戦。チャボはM井上のブレーンバスターを滑り降りてバックに廻り、ロープに押し込んで後方回転エビ固め、しかし試合巧者のM井上はそれをさらに一回転させてエビ固め。11分34秒、6度目の防衛に成功しています。
3月8日の船橋大会でのウォリアーズ戦で額を切る大流血をし頭部を負傷、9日の両国と10日の横須賀を欠場していたアニマル浜口が復帰、キラー・カーンと組んでクラウス・バラス&T・G・ストーン組と対戦。7分49秒、浜口がストーンをコーナーポスト最上段からのダイビング・エルボードロップから体固めでフォールし復帰戦を飾りました。
全日本対ジャパン、タイガーマスク&マジック・ドラゴン組vs小林邦昭&保永昇男組は軽量の保永が取られるかと思いきや、ジャパン軍が粘り12分2秒、両チームリングアウトの引き分け。同じく全日本対ジャパン、石川&佐藤昭雄組と栗栖正伸&仲野信市組は9分30秒、石川が仲野をサソリ固めでギブアップさせています。
全日本対国際血盟軍、グレート小鹿&大熊元司組と剛竜馬&アポロ菅原組は12分10秒、大熊が菅原のブロックバスター(サモアン・スープレックス)を押し潰して体固め。
全日本対ジャパン、百田義浩&百田光雄組の百田兄弟vs新倉史裕&笹崎伸司組は9分51秒、光雄が笹崎をバックドロップからの体固めで百田兄弟の勝利。第1試合は全日本同士の一戦となり、ターザン後藤が川田利明を9分21秒、ダイビング・ボディプレスからの体固めで降しています。
なお、3月9日の両国大会出場後、右足首を負傷し欠場していたハーリー・レイスは回復が思わしくなく、シリーズ最終戦の3月14日、愛知県体育館大会を待たずして途中帰国しています。
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