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2018年06月29日08:08

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(391)

猪木は85年のIWGPタッグ・リーグ戦が終わると新たな提携先であるテキサス州ダラスのWCWAの興行に出場の為渡米。

12月25日、ダラス・リユニオン・アリーナで未来日だったスティーブ・ウイリアムスと対戦し、延髄斬りからの体固めで勝利。ダラスは猪木が武者修行をしていた場所でもあり、実に約21年ぶりにダラスのリングで試合をしました。

新日本プロレス86年のスタートを飾る「ニューイヤーダッシュ86」は1月3日、後楽園ホール(テレビ生中継、観衆3,400人超満員発表)で開幕。

82年から4年連続で開催されてきた元日興行は全日本プロレスに行われてしまい、この年からは開催されず。また74年から11年間に亘り、ファンに親しまれて来た新春黄金シリーズのシリーズ名を改訂しました。

新春黄金シリーズの「黄金」は猪木、坂口の黄金コンビをモチーフにして付けられ、坂口が新日本プロレスに入団した翌年から1回も改題されることなく使われていましたが、坂口がフロント業務多忙で第一線から退いていたこともあり、シリーズのタイトル名も改められたかと思います。(88年から復活)

このシリーズ、先の85年12月6日、両国国技館のリング上に姿を現した前田日明、藤原喜明、木戸修、高田伸彦、山崎一夫の5人のUWF戦士が新日本プロレスとの「業務提携」で新日本のリングに復帰参戦。

UWF勢5選手による猪木への挑戦権を賭けたリーグ戦が行われ、優勝者が2月6日、両国国技館で猪木との一騎討ちが行われることになりました。

シリーズが5週間と長い為、リーグ戦は2回総当たりで行われ、2月5日の大阪城ホールで上位2名による優勝決定戦が行われ、勝者が翌日に猪木と対戦というUWF勢にとっては過酷な条件を強いられることになった訳です。

これはUWF誕生の経緯や団体の活動休止に至るプロセスから、いきなり新日本とUWFの全面戦争をやってしまうことは危険と新日本のフロントが判断した為かと思われます。

またWWFとの業務提携解消により返上されたWWFジュニア・ヘビー級王座に代わるベルトとしてIWGPジュニア・ヘビー級王座が新設され、このシリーズに王座決定リーグ戦が開催されています。

ザ・コブラ、越中詩郎、ドン荒川、ブラック・タイガー(ローラーボール・マーク・ロコ)、トニー・セントクレアー、ジョニー・マンテル、スコルピオ(81年サマー・ファイト・シリーズ終盤戦に来日、後に新日本の留学生となるスコーピオとは別人)、小杉俊二、山田恵一の9選手が参加。リーグ戦得点上位2名が最終戦2月6日、両国で王座決定戦を行うことになりました。

他、1月24日静岡産業館から最終戦2月6日両者までケビン・フォン・エリックが、2月5日大阪城、6日両国にケリー・フォン・エリックのエリック兄弟が特別参加。年末にブルーザー・ブロディに去られた新日本プロレスは巻き返しに出ています。

開幕戦のメインイベントは猪木と約4年4か月ぶりとなるハックソー・ジム・ドゥーガンかシングルで対戦し猪木はドゥーガンのパワーを持て余したか14分53秒に両者リングアウトの引き分け。

新日本プロレスではWWFとの関係がおかしくなり始めた前85年の春頃から、坂口副社長がシリーズオフに渡米しては新しい外国人ルートの開拓をしていましたが、テキサス州ダラスのフリッツ・フォン・エリックのWCWA以外にも、オクラホマ、ルイジアナを地盤にしていたビル・ワット主宰のMSWA(ミッドサウス・レスリング・アソシェーション、アメリカ版UWFに名称変更)と提携、ドゥーガンはそのルートから来ました。

セミファイナルは藤波、木村健吾組が「第2のロード・ウォリアーズ」との呼び声が高かったマッド・マックス1&2号と対戦し9分30秒に反則勝ち。

ウォリアーズほどのスケールはなく、試合も粗削りでした。

UWFリーグ戦はテレビ生中継とあって前田vs高田の好カードを初戦に持って来ました。接戦の末、前田が11分19秒逆片エビ固めで辛勝しています。

IWGPジュニア・ヘビー級王座決定リーグ戦はコブラがBタイガーを10分59秒、クロスボディからの対固めで破り先ずは1勝をあげました。
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