新日本プロレスでは85年5月10日、福岡スポーツセンターから「IWGP&WWFチャンピオン・シリーズ」を開幕させました。過去2回とは違い、優勝争い以外にタイトルマッチのラッシュをやることで観客の興味を他にも分散させた苦肉の策となった訳です。
この年はトーナメント形式で行われ、第2回大会の優勝者である猪木はシードされ、トーナメントの覇者が優勝決定戦で猪木と闘うことになりました。
トーナメント参加外国人はアンドレ・ザ・ジャイアント、ディック・マードック、マスクド・スーパースター、キングコング・バンディ、アドリアン・アドニス、アイアン・マイク・シャープら豪華メンバーに加え、特別参加としてWWF世界ヘビー級王者ハルク・ホーガンを始め、ボブ・バックランド、ペドロ・モラレスの旧WWF王者が名を連ねた他、WWF経由で新日本プロレス初参戦となるジミー・スヌーカが登場。
さらにカネック、エンリケ・ベラの第1回中南米代表勢ジュニア・ヘビー級要員としてトニー・セントクレアー、特別レフェリーとして76年に自動車事故に遭い引退を余儀なくされた鳥人ダニー・ホッジが後半戦に来日しています。
優勝争いとタイトルマッチの2本立て、と言えば全日本プロレスの第1〜3回のチャンピオン・カーニバル、新日本の第1〜3回のMSGシリーズと同じスタイルで勝負論というか、猪木優勝に拘って失敗した過去の2大会から学習したかと思えるシフトチェンジでした。
開幕戦の福岡(テレビ生中継)は5,650人満員発表。3年連続福岡スポーツセンターに開幕戦を持ってきた訳ですが過去最低の入り。
メインイベントで猪木、藤波組がアンドレ、スヌーカ組と対戦し10分27秒、猪木がアンドレにフェンスアウトによる反則勝ち。トーナメント1回戦では坂口がMスーパースターにリングアウト勝ち。
5月13日、大分県立総合体育館では藤波がスヌーカとWWFインターナショナル・ヘビー級選手権の防衛戦を行いました。藤波とスヌーカはシングル初対決で、スヌーカが全日本プロレスにいた頃から「飛べるヘビー級対決」ということで対戦が嘱望されていましたが3年間WWFにいたスヌーカは身体が大きくなっておりパワーファイターに変貌していました。
試合は両者場外乱闘で大流血し、16分21秒両者レフェリーストップの引き分け。
4月18日の両国国技館で藤波と対戦し、マネージャーのショーグン・KYワカマツと仲間割れしたストロング・マシン1号はこの日からスーパー・ストロング・マシンにリングネームを改名し試合に出場、ザ・コブラに反則負けしており、以後はマシン軍団とは行動を別にしていく意思を明らかにしました。
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