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2018年01月29日22:30

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(267)

78年12月16日蔵前国技館、新日本プロレスの年内最終興行であるプレ日本選手権優勝決定戦は新日本にしては珍しい土曜日開催でした。

観客は7000人発表と満員マークはつかず。1週間前の12月9日、同じ土曜日の蔵前国技館で世界最強タッグ決定リーグ戦の中盤戦最大のヤマ、ドリー・ファンク・ジュニアとテリー・ファンクのザ・ファンクスvsアブドーラ・ザ・ブッチャー、ザ・シーク組、馬場、鶴田組vs全日本初参戦となるAWA世界ヘビー級王者、ニック・ボックウィンクル、ブラックジャック・ランザ組の2大公式戦が組まれ、12500人(超満員)発表の観衆を動員。

新日本プロレスは年末の興行戦争で3年連続、馬場の物量攻勢の前に敗れました。

この日、国際プロレスからアニマル浜口と寺西勇が新日本のリングに初参戦。長州、木戸修組と対戦し30分時間切れ引き分けとなりました。

この試合、急に決まってテレビ局同士の話し合いをしている時間がなかったかテレビ中継はされませんでしたが好試合との評価を得ています。

メインイベントのプレ日本選手権は猪木vsヒロ・マツダの新日本正規軍と狼軍団の大将対決。マツダは薄茶色のロングガウンで入場。

セコンドには上田馬之助、マサ齋藤、剛竜馬、サンダー杉山の狼軍団全員がついています。

猪木は白地に紫の襟の闘魂ガウンで入場、こちらも坂口、藤波、ストロング小林、星野勘太郎、永源遥らがセコンドで脇を固めています。

リング上には12月14日の大阪府立体育会館に続いて、国際プロレスの吉原功社長が登場、今回は団体のエース、IWA世界ヘビー級王者、ラッシャー木村と、6月26日、大阪府立体育会館で寺西を相手にデビュー戦を行い(15分時間切れ引き分け)、カナダ・カルガリーに武者修行に出発、実戦特訓を積んで半年ぶりに凱旋帰国した原進(阿修羅)を伴っての登場でした。

R木村が新日本のリングに初登場したのは81年9月23日、田園コロシアムでの「こんばんは」発言の時が最初と思われがちですが、実はそれより3年前のこの日の蔵前が初めて新日本のリングに上がった日であり、80年12月13日には東京体育館で元IWA世界ヘビー級王者のS小林とIWA世界王座の防衛戦を行って勝利を収めています。

このR木村、原の来場もおそらく急拠決まった話と思われ、両者のリング上での姿はワールドプロレスリングではカットされていたことから、ファンの印象が弱かったのではないかと思います。このように何でも急に物事を決めて相手を逃げられないように追い込んでいくのが新日本プロレスの常套手段です。

マイクを持って喋ったのは吉原社長であり「日本リーグ争覇戦の優勝者であるR木村と、この試合の勝者とを対戦させたい。また、凱旋帰国した原進は藤波選手との対戦を希望する」と表明しています。

挨拶が終わるとR木村と原はリングサイドの砂かぶり席に腰を下ろしてメインイベントの猪木vsマツダの試合を観戦しています。
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