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2018年01月22日23:12

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(260)

78年12月14日、大阪府立体育会館ではこの日1日のみの特別参加であるWWWFヘビー級王者ボブ・バックランドが登場。

猪木の挑戦を受けて防衛戦を行っています。

プレ日本選手権の優勝決定戦を前にしたこの日の大阪大会でバックランドvs猪木のWWWFヘビー級選手権試合を組む意味があまりよくわからなかったというのが実状で、本来なら決勝進出が決まった猪木とヒロ・マツダによるタッグ前哨戦(猪木、藤波組vsマツダ、剛組等)のカードが組まれるのが順当かと思われましたが、営業面では府立では弱かったので、東京で2回組まれたバックランドvs猪木を大阪に持ってきたものと思われます。

バックランドvs猪木のWWWFヘビー級選手権試合はこの年の6月1日(猪木とのNWFヘビー級王座を賭けたダブルタイトル戦)、7月27日と日本武道館で2回組まれました。

いずれも61分3本勝負で6月は猪木が1本目、40分8秒、場外でのバックドロップからリングアウト勝ち。2本目は時間切れとなり、1-0で猪木が勝利もルールによりベルト移動はなし。

7月は1本目、猪木が20分22秒、卍固め。2本目は16分15秒、バックランドがハイアングル・アトミックドロップから体固め。3本目は時間切れ引き分けとなりました。

7月の試合猪木が北海道巡業でペドロ・モラレスに背骨を集中攻撃されて痛めており、7月24日、広島県立体育館でのモラレスとのNWFヘビー級選手権試合でさらに背骨を痛め、コンディション不良の中での試合であり、1本目を切り札、卍固めを使って先制したところで力尽きた感じでした。

観客発表は6月が11000人(満員)、7月が8700人と満員とは成らず、やはり短期間に同一カードを同一会場でメインに持ってきては、この当時はまだ集客に苦戦していました。

6月に猪木にWWWFのベルトが移動していれば話は別だったと思いますが…。

しかし、今回の大阪も6000人発表と振るわず、前回がタイガー・ジェット・シンvs上田馬之助の遺恨試合が旧府立史上最高の9500人(超満員)発表だっただけに寂しい入りで、やはり大阪のファンはタイトルマッチよりも遺恨試合や喧嘩マッチが好まれる傾向にありました。

今回は61分1本勝負、当時猪木信者であった高田伸彦(私より1歳年上なのですが、おそらく高校には行ってなかったはず)が横浜の自宅から密航して観戦に行ったとされる試合でした。

試合前に立会人であるNWA副会長マイク・ラーベルの挨拶に続き、国際プロレスの吉原功社長がリングに上がり観客に挨拶。

上がった、というか新間に上がらされた感がアリアリでした。吉原社長は日本リーグ争覇戦の優勝者であるラッシャー木村とプレ日本選手権の優勝者を対戦させたいと表明。

さらにプレ日本選手権の決勝が行われる12月16日、蔵前国技館大会に先日の11月25日、国際プロレスの蔵前にストロング小林、小林邦昭を派遣してもらった見返りにアニマル浜口と寺西勇を送り込むことを約束しました。

さて、試合は猪木のキーロックを巡る攻防から両者場外へ転落。そこへ狼軍団のマツダ、上田、マサ齋藤、剛、サンダー杉山が乱入、猪木とバックランド、両方に攻撃を加えました。

猪木、バックランド共、額から流血、猪木が一足先にリングに生還し21分12秒、猪木のリングアウト勝ちもルールによりタイトル移動なし。

猪木はマイクで「マツダっ!明日(16日の意味)殺してやるからな!」とアピール。

これまで外敵でありながら正統派レスリングをしていおり、反則ファイトの上田、杉山らと一線を画していたマツダの位置付けはこれでヒールであることがはっきりした訳です。

また、この日プレ日本選手権決勝トーナメント3位決定戦が行われ、6分42秒、坂口がM齋藤に反則勝ちしています。
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