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2016年08月16日23:19

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猪木とビンス(344)

新間の退陣記者会見を受けて、前田日明はニューヨーク・MSGでのレネ・グレイとのWWFインターナショナル・ヘビー級選手権試合の後、ハワイへ飛び、5月25日、現地で強化合宿の為に先乗りしていたラッシャー木村、剛竜馬、グラン浜田と合流。

そこで前田達は「フリー宣言」をする訳ですが、これは自分達の預り知らぬところで新間会長が主導しUWFを消滅させて新日本へ戻そうとしていたことを知ったことに対しての怒りの声明でした。

ハワイから帰国後、前田、R木村、剛、マッハ隼人は新日本に戻ることをよしとせず、浦田社長と一緒に新日本を出てきたフロント達と一緒に自分達だけでUWFを存続させることを決意しました。

自分達の意思でないところで集められたUWF戦士達が初めて自分達の意思でUWFに残ることを決めたのでした。

新間を恩人と仰ぐ浜田だけはUWFを去りました。メキシコで家庭を持ち生活基盤が向こうだった浜田は新日本時代も年1〜2回のゲスト参戦的帰国であり、日本ではどこのリングで試合をしようがあまり関係なかったと言えます。

これにより、新間と浦田社長以下UWF勢は喧嘩別れとなり、新間は追放に近い形での退陣。

予定されていたオープニング・シリーズ第2騨は中止。トミー・リッチ、ジャイアント・キマラ以下参戦が発表されていた外国人レスラーは来日がキャンセルされました。

伊佐早敏男企画宣伝部長によれば「中止ではなく、内部体制を見直す為の延期、早ければ8月下旬にはシリーズの第2騨をやります」と強気の発言をしています。

外国人選手はどうするのか?日本人選手も3人だけでは試合すら組めない状況…。一体UWFはちゃんと興行会社として機能するのか?

一方、新日本プロレスでは坂口副社長がオフだった5月22日に全日本プロレスの田園コロシアムに姿を現し馬場を訪問。

マスコミシャットアウトの元、2人だけで話し合いの場が持たれています。

UWFに関する問題だったことは明らかで、馬場が新日本の中で唯一、信用していた坂口が調整役で出向いたことで新日本、全日本、UWFの3団体で一つの決着がついたかと思います。

坂口「この度は猪木さんが勝手に作ったUWFに協力頂きありがとうございました。新日本としては立場上何も出来なかったことをお詫びします。新間さんはUWFから身を引きました。UWFは早晩潰れるかと思います。大変お騒がせして申し訳ありませんでした。」

馬場「そうか、わかった。寛至は昔から変わっとらんからな。俺もいい小遣い稼ぎが出来たよ。新間が辞めたのならもう協力する義理はないな。」

的な話し合いが為されたかと想像がつきます。

新間が退陣したことで、一度はUWFのエースに予定されていた佐山聡の私設マネージャーだったショウジ・コンチャ(曽川昌司)タイガージム会長が今度はUWFに接近、浦田社長にザ・タイガーの参戦を売り込みに走りました。

浦田社長がタイガー参戦に歓迎の意を示したことでUWFはまた新たな流れに突入していくことになります。

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