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2016年05月07日21:09

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ジャンボ鶴田怪物伝説(272)

NWA総会から帰国した馬場は9月11日、後楽園ホールの控室で記者会見を行いました。

「NWAからジュニアのタイトルについて管理がウチ(全日本)に一任された。ついては7月30日に無判定試合となったNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座を次期シリーズでPWFの管理の元、大仁田とチャボ・ゲレロの間で三番勝負を行い、2勝した方が王者となる。」とコメント。

NWAにはもう一つ、新日本プロレスのタイガーマスクが保持しているダニー・ホッジ、ヒロ・マツダ、ケン・マンテル等の流れを組むNWA世界ジュニア・ヘビー級王座が存在しています。

これについて馬場は「こちらはオクラホマのレロイ・マクガークが管理していたベルトだが、マクガークがプロモーションをクローズした後、チャンピオンのレス・ソントンが勝手に防衛戦をやっていたもので、管理の所在が曖昧になっていた。それが今年の総会で話題になり、今後はウチがジュニア王座の管理権を一任されたんだ。」

つまり、NWAとして認可しているのは全日本のインターナショナル・ジュニア王座であり、新日本のNWA世界ジュニア王座はソントンが勝手にタイガーマスクと防衛戦(82年5月25日、静岡産業会館)をやって取られたベルトであることを強調しています。

馬場は併せて「インターナショナル・ヘビー級王座(王者ブルーザー・ブロディ)、同タッグ王座(王者馬場、鶴田組)の管理、運営の一任も依頼していたのだが、今回正式に認可された」と付け加えました。

これに対し新日本プロレスの新間寿営業本部長は、「それはおかしい、NWAの正統的な世界ジュニア王者はソントンを破ったタイガーマスクである。何なら議事録を公開しても良い」と真っ向から反論しました。

いつも後手に回っている馬場が今回は先制パンチを食らわせた感じでしたが、これは私は以下のように解釈します。

NWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座は元々が新日本プロレスが作ったタイトル。

なので馬場はその出土を払拭したく、本来なら川崎でのタイトルマッチはルール上大仁田の防衛(両者ダブルフォールの引き分け)が認められてるにも関わらず、敢えてNWA本部預りとした。

そこで「NWA総会で」という大義名分の元、NWAインターナショナル・ジュニア王座を同ヘビー級、同タッグと同一ラインの王座として「リニューアル」しますよ、という告知をしたに過ぎなかった、 ということかと思います。

馬場の「インターのヘビーとタッグもタイトルの管理、運営の一任を申請していたが今回正式に認可された」はデタラメであり、

ヘビーとタッグは既に「NWA認可、PWF認定」の全日本プロレスの管理する王座となっており、馬場の政治力を持ってすれば何を今さら、といったコメントでした。

10月1日、横浜文化体育館で開幕するジャイアント・シリーズにて、大仁田とチャボによるNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座決定戦三番勝負の時はベルトのデザインは一新され、

チャボが新日本から持って来たベルトは封印され、新たにインターナショナル・ヘビー級のベルトをモチーフとしたベルトが作られています。

アメリカのNWAメンバーからすれば、ジュニア・ヘビー級というカテゴリで商売が成り立っているのはこの時点ではもはや日本だけであり、

全日本にNWAインターナショナル・ジュニア王座、新日本にNWA世界ジュニア王座の2つベルトがあっても何ら問題はなく、どうぞご自由にというスタンスであったことは明らかでした。
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