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2024年01月25日22:18

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映画日記『アル中女の肖像』

2024年1月25日(木)

『アル中女の肖像』(1978年)
監督:ウルリケ・オッティンガー
駅西・シネマスコーレ

冷戦時代だったころの西ベルリンへ、飛行機に乗って全身赤づくめの若い女がやって来た。
この女、じつはれっきとしたアル中。彼女の目的はベルリン飲み歩き観光。
ひょんなことから意気投合したホームレスのショッピングカートおばさんと、酒場やビアホールやクラブやカフェで、朝から晩まで飲んで騒いで飲みまくる・・・・

なんなんだこの映画???
わけが分からなくて唖然となる。
それなのに、腹が立つ前に、笑ってしまった。
ほとんどアングラ映画。
見終わったのが昼の1時半ごろ。
映画館を出た途端、猛烈に飲みたくなった。
しかし、こんな昼間から飲んだら、そのままアル中になりそうで、グッと我慢する。が、やっぱり我慢ができずに4時ごろから飲んでしまった。
見どころはアル中女に扮したタベア・ブルーメンシャイン。
なんともいえない色気があって、たまらない。
冒頭の真っ赤から、場面が変わるごとに、黄、黒、青といった色だけでなく、今見ても斬新なデザインの衣裳をとっかえひっかえ登場する。
彼女のとんがった衣裳やメイクも見どころだ。
「酒飲み女なんて、サイテーね」みたいなことを言ってる三人組の良識おばさんたちが何度も登場する。
あきらかに世の良識に向かって中指を立てた1本。
ウルリケ・オッティンガー監督といわれても、まったく知らなかったが、数年前のベルリン映画祭で功労賞を受賞したドイツの女性監督とのこと。
知らない監督の知らない映画が、まだまだある。


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