映画日記『カラダ探し』『もっと超越した所へ。』

２０２２年１０月１４日（金）

『カラダ探し』（２０２２年）
監督：羽住英一郎
名駅・ミッドランドスクエアシネマ２

画面が暗くて、よく見えないぞ！！

パブロフの犬といっしょで、ホラー映画と聞くと、ついついよだれを垂らして見てしまう。
しかし、最近見た『“”それ”がいる森』よりはましといった程度で、まったく感心でできなかった。
『“それ”がいる森』の“それ”と同レベルの、ちゃちなモンスターにガックリ。
ラストのオチもよく分からない。
それまでの話自体が、幽霊が見た夢ということだろうか？
釈然としない。
８月に見た『バイオレンスアクション』に続き、橋本環奈の映画とは相性が悪いみたいだ。


『もっと超越した所へ。』（２０２２年）
監督：山岸聖太
名駅・ミッドランドスクエアシネマ２

男運の悪い四人の女たちと、それぞれのパートナーとなるダメ男たちとの顛末を描く。

『カラダ探し』を見たときにも感じたが、どうも時代からズレてきたみたいだ。
私には何が面白いのかまったく理解できなかった。
それ以上に、ラストでろくでもないダメ男たちに、結局は妥協していくヒロインたちが、反動的にすら思えた。
描きかったのは成瀬巳喜男監督の『浮雲』みたいな、どうしても離れられないダメ女とダメ男の腐れ縁かもしれないが、しっとりしたシーンなど皆無で、ひたすら騒々しいだけだった。

ということで、新作封切りの金曜日だったが、どうも調子が悪い。
映画鑑賞でもスランプがあるみたい。