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2016年10月25日01:59

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映画日記 『ハドソン川の奇跡』

遠征2日目。
今月は旧作映画ばかり見ているような気がする。
少しは新作映画を見ておこうと、午前中にシネコンへ行って来た。

2016年10月23日(日)

『ハドソン川の奇跡』(2016年)
クリント・イーストウッド:監督
大阪難波・なんばパークスシネマ

軽い!!

まっさきに浮かんだ感想がこれだった。
天下のクリント・イーストウッド作品に向かって、“軽い!!”とは、まるで言いがかりをつけてるみたいだ。
自分でも困ってしまうが、偽りのない感想だ。
それもこれも、男と女の情愛を中心に据えた加藤泰の映画を立て続けに見ているせいだ。

加藤泰の映画は、うんうん唸りながら撮っている。
泥臭い笑い、くさいセリフに大仰な芝居のオンパレードだ。

いっぽう、イーストウッドの本作は、さらりと撮っているようにしか見えない。
実話を元にしているので、脂ぎった芝居や作りごとのような描写をあえて避けているのだろう。
ひとつだけ、ラストの公聴会で副操縦士が放つ決めセリフだけは、きっと創作だ。
いたずらに感動を煽るような大演説でなくて、まるで落語のさげだった。
こういうところも“軽い!!”に繋がった。

加藤泰とイーストウッド、どちらが上という話ではない。
イーストウッドの映画が軽く見えてしまうぐらい加藤泰監督作品が“重い”ということ。
どれぐらい重いかというと、撮影のカメラが地面にめり込むほどだった。


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