本●「六人目の少女」(早川ポケットミステリ)
ドナート・カッリージ :著
読了。
我が家の積ん読コーナーから抜き出してきた1冊。
奥付には2013年1月10日初版とある。
世間を騒がす連続少女誘拐事件、なんとその被害者たちの左腕が森の中で見つかった。
その数、6本。しかし、誘拐された少女は5人。
ということは・・・・被害者はもうひとりいる。
イタリア発のサイコミステリー。
1冊500ページあまりのところ、400ページまでは、平然と少女たちの片腕を切断していくサイコ野郎を、ヒロインのミーラ・ヴァスケス捜査官と犯罪学者ゴラン・ガヴィラを中心とする特別捜査班が追いつめていくという、白熱の捜査が描かれる。
ところが、400ページを境に、今度はドンデン返しが連続するという、怒濤の展開だ。
そんなのありかよ?!と、思わないでもないが、とにかく勢いがついてるものだから、ページをめくるのが止まらなかった。
まるで大盛りのミートスパゲッティに粉チーズとタバスコをたっぷりかけて食らいついたときのような、こってり感と満腹感のある1冊。
面白かった。
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