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日記一覧

天山(その7)
2017年05月31日08:42

天山(その7)第1章 シルクロードについて1、第1章の要点:シルクロードについては、まず日本との関係を知らねばならない。そのためには、真っ先に、正倉院にどのような西域文化が残されているかを見ておきたい。「正倉院」がシルクロードの「東の終着点

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天山(その6)
2017年05月30日17:00

天山(その6)はじめに(その6)このエッセイのハイライトは、第6章の「キジル石窟について」である。インドのガンジス川流域で生まれた仏教は、天山山脈の南を通るシルクロードのオアシス都市、ホータン、クチャ、トルファンに伝わった 。その中でもっと

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天山(その5)
2017年05月30日08:55

天山(その5)はじめに(その5)トルファンは、カレーズのお陰でいたるところで葡萄棚がある。しかし、葡萄については、トルファンに「葡萄溝」というところがあり、素晴らしい観光名所となっている。しかし、「葡萄溝」の水は、カレーズの水というより、谷

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天山(その4)
2017年05月29日09:02

天山(その4)はじめに(その4)天山山脈の氷河は、「氷河マリモ」に力で猛烈な勢いで溶けて伏流水となって地下を流れていく。それをトルファンではカレーズという地下トンネルで町に導いている。その数と総延長は半端な数ではない。そのような歴史的な知恵

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天山(その3)
2017年05月28日12:20

天山(その3)はじめに(その3)2016年2月に放送されたBSフジの特別番組は、『日中共同制作 天山を往く〜氷河の恵み シルクロード物語〜』というテーマだったが、その核心部分「天山」とはどのような山脈なのか? また、氷河の恵みとは何なのか? それ

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天山(その1)
2017年05月26日07:12

天山(その1)はじめに(その1)この「シルクロードと天山について」というエッセイは、 2016年2月に放送されたBSフジの特別番組の放送が契機となって書いたものである。放送はウルムチの紹介から始まったが、私は、まずウルムチという都市が高層ビルの立ち

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火祭り公2(その5)
2017年05月24日07:34

火祭り考2(その5)「現在、全国さまざまな地域で「火祭り」が行われているが、日本の三大火祭りといえば、通常、玉垂宮の鬼夜(福岡)と野沢の火祭り(長野)と那智の火祭り(和歌山)であろう。」と今回の論考「火祭り行2」の冒頭に書き、これまで、それ

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火祭り考2(その4)
2017年05月21日06:27

火祭り考2(その4)「現在、全国さまざまな地域で「火祭り」が行われているが、日本の三大火祭りといえば、通常、玉垂宮の鬼夜(福岡)と野沢の火祭り(長野)と那智の火祭り(和歌山)であろう。」と今回の論考「火祭り行2」の冒頭に書き、これまで、それ

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火祭り考2(その3)
2017年05月18日06:39

火祭り考2(その3) まず最初に、那智の火祭りの様子を見ていただきたい。https://www.youtube.com/watch?v=E1K1XY1topQ那智の火祭りは、熊野の12の神々が第一から第十二の扇神輿に乗って、年に一度、那智の滝に里帰りする神事。日本一の落差(133m)を

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火祭り考2(その2)
2017年05月15日12:44

火祭り考2(その2) まず最初に、玉垂宮の鬼夜の様子を見ていただきたい。https://www.youtube.com/watch?v=bK6dNAHS6AM玉垂宮の鬼夜は、1月7日に福岡県久留米市大善寺玉垂宮で行われる。国の重要無形民族文化財で、日本三大火祭りの一つである。新年の邪

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火祭り考2(その1)
2017年05月13日12:45

火祭り考2(その1)広河原の火祭りと 花背原地町の火祭りは、その論考の中で紹介してあるが、鞍馬の火祭と奈良のお水取りはあまりにも有名であるので、その論考の中では紹介しなかった。そこで、実忠が始めたというその一連の火祭りをここに紹介しておく。

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藤原不比等論の終わりに
2017年05月11日13:55

藤原不比等論 おわりに和銅3年(710年)不比等は、平城京を完成させるとともに、藤原京にあった氏寺・ 厩坂寺(うまやさかでら)を平城京に移し興福寺と改めた。 その後、養老律令の編纂作業に取りかかるが養老4年(720年)に施行を前に病死した。私

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藤原不比等論(第3章)
2017年05月10日08:43

藤原不比等論 第3章 藤原不比等の生い立ちと経歴藤原不比等は、百済系渡来人の 田辺史大隅に育てられた。田辺史大隅ならびにその一族は百済系渡来人なるがゆえに、大陸文化に明るく、学識も豊かであったようだ。また、田辺史大隅は、中臣鎌足の期待に応え、

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藤原不比等論(第2章)
2017年05月09日13:29

藤原不比等論 第2章 「祓いの神道」について私たちは、神社に正式参拝した時には「お祓い」を受ける。神道の用語では修祓(しゅばつ)というが、神職が祓詞(はらえことば)を秦上し、そのあとに行われるので、その間は参列している人たち全員が頭を下げた

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藤原不比等論第1章
2017年05月08日10:29

藤原不比等論第1章 概論大化の改新以降、天皇の実力がついてきて、律令国家となる。つまり、天皇主権法治国家の誕生したのである。天皇主権国家は、1232年の北条泰時の時代まで続く。天皇主権法治国家の時代にも天皇を凌ぐ権力を発揮した権力者がいたが

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日米中三国同盟の可能性
2017年05月06日10:36

日米中三国同盟の可能性私は、2016年10月31日と2017年5月5日の「つぶやき」で、「台湾問題を解決するには、米国と中国と日本との三国が平和友好条約を結ぶ必要がある」とつぶやいた。その後、日米中三国同盟の可能性について、考察した。http:/

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台湾(その28)
2017年05月05日09:38

台湾(その28)第3章 現代の台湾第2節  台湾問題について2、台湾問題を解決するための日本の課題(その3) では、最後に、中国が行うべき根本的な宗教改革について触れておきたい。私は、「シャングリラ」という論文の「はじめに」、『中国は、現

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台湾(その27)
2017年05月04日10:43

台湾(その27)第3章 現代の台湾第2節  台湾問題について2、台湾問題を解決するための日本の課題(その2)日本は、台湾のために全力を挙げて応援しなければならない。冒頭で『台湾問題は、世界平和のため、いずれは解決しなければならない。平和

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台湾(その26)
2017年05月03日10:18

台湾(その26)第3章 現代の台湾第2節  台湾問題について2、台湾問題を解決するための日本の課題(その1)台湾問題は、世界平和のため、いずれは解決しなければならない。平和国家としての日本は、世界平和のために尽力すべき課題のうち、台湾問

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台湾(その25)
2017年05月02日07:43

台湾(その25)第3章 現代の台湾第2節  台湾問題について1、台湾問題とは(その3)「ひまわり学生運動」ならびにそれに起因する台湾政治については、 21世紀の「中華」(川島真、2016年11月、中央公論新社)という本に要領よく書かれてい

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台湾(その24)
2017年05月01日19:46

台湾(その24)第3章 現代の台湾第2節  台湾問題について1、台湾問題とは(その2)こうして国際政治上の台湾問題は当面の決着をみたが、台湾との統一という中国内政上の台湾問題は依然として解決できなかった。中国大陸が毛沢東政治の桎梏(しっこ

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