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日記一覧

シャングリラ(その28)第2章 中国という国(その15)第4節 少数民族政策(その3) 最後に、 改革・開放以前と以後の民族政策の変化をチベッ ト自治区を例に見てみる。現在は、 中国の他地方との交通、 チベッ ト内各地間の交通も発達している。 ま

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シャングリラ(その27)第2章 中国という国(その14)第4節 少数民族政策(その2) 1978年に開催された党 中全会で、 文化大革命期における民族政策の左傾の偏向がただされて以来、 民族自治を主とする正しい民族政策の実施が追求されてきた。ま

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シャングリラ(その26)第2章 中国という国(その13)第4節 少数民族政策(その1)中国政府の少数民族政策については、中村泰子の研究論文がもっともよくまとまっているように思う。そこで、その中から改革 ・ 開放政策以後の少数民族政策に焦点を当

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シャングリラ(その25)第2章 中国という国(その12)第3節 世界平和に向けての可能性(その5) 3、老子の世界化と日中共同研究老子の言う「道」は、儒教の道とは違い、宇宙の実在のことである。すなわち、ひとつの哲学であると言って良い。儒教で

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シャングリラ(その24)第2章 中国という国(その11)第3節 世界平和に向けての可能性(その4) 2、近代国家の責任(その3) 日本と中国は、役割分担を決め、お互いに連携して発展途上国の発展に貢献すべきだ。日本の政府開発援助(ODA)の受け入

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シャングリラ(その23)第2章 中国という国(その10)第3節 世界平和に向けての可能性(その3) 2、近代国家の責任(その2) 中国は、日本から多額のODA(政府開発援助)を受けながらも、「南南協力」と呼ばれる「対外援助」を行なっている。 す

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シャングリラ(その22)第2章 中国という国(その9)第3節 世界平和に向けての可能性(その2) 2、近代国家の責任(その1)近代国家の中で、どうも中国だけが異質である。 中国が軍事大国として膨大な予算を軍事力拡大に使っている現状に脅威と感

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シャングリラ(その21)第2章 中国という国(その8)第3節 世界平和に向けての可能性(その1) 1、ネパールの陰児童婚はネパールの僻地ではよく見られる悪しき伝統的な慣習である。ネワール人社会であるカガティ村はこうした慣習が見られることでよ

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シャングリラ(その20)第2章 中国という国(その7)第2節 宗教について(その5)3、毛沢東の宗教観(その2) 毛沢東の働きかけか、あるいは毛沢東が無視論の立場を取っていることを知っている側近の人たちが働きかけたのかはわからないが、「批林

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シャングリラ(その19)第2章 中国という国(その6)第2節 宗教について(その4)3、毛沢東の宗教観(その1)最近、北京で出版された一冊の本は、内外から注目された。本の題名は「私の知っている毛沢東」(中国語原題「我所知道的毛沢東」中央文献

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シャングリラ(その18)第2章 中国という国(その5)第2節 宗教について(その3)2、道教の盛衰(その2)明・清の時代には道教や仏 教は急速に衰退し、教団も発展せず腐敗した。 明の太祖朱元璋は、白蓮教・摩尼教(明教)などの民間宗教組織の農民

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シャングリラ(その17)第2章 中国という国(その4)第2節 宗教について(その2)2、道教の盛衰(その1)宗教というものは、その時の権力者の意向によって、盛んになったり衰退したりする。日本の神道と仏教は、多少の揺らぎはあるものの、歴史を通

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シャングリラ(その16)第2章 中国という国(その3)第2節 宗教について(その1)1、道教の二面性第1節において、道教がどういう宗教なのか、その概要を書いた私の論文を紹介した。http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/doukyouni.pdf道教は、老子を

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シャングリラ(その15)第2章 中国という国(その2)第1節 概要(その2) 劉肥はやがて斉国に封ぜられて斉の国王となる。その斉国の宰相に曾参という人がいる。 曾参は、 劉邦の信頼する猛将で、身に数十カ所の刀傷、矢傷があったという。曾参は、劉

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シャングリラ(その14)第2章 中国という国(その1)第1節 概要(その1)現在、民主政治が理想の政治形態だというのが私たちの常識になっているようだ。しかし、果たして民主政治が理想の政治形態であろうか。民主政治の対極にある政治形態として中国

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シャングリラ(その13)第1章 シャングリラという所(その11)第3節 松賛林寺(ソンツェリン寺)(その2)では、 松賛林寺の中に入っていこう。松賛林寺殿へと上って行く階段脇には、小さい寺院がいくつかあるが、それらはみんな金ぴかの美しい建物

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シャングリラ(その12)第1章 シャングリラという所(その10)第3節 松賛林寺(ソンツェリン寺)(その1)松賛林寺は1674年に建てられた、雲南省で最大の、独特なチベット仏教寺院である。「帰化寺」とも呼ばれ、シャングリラ町から約5キロ離れ

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シャングリラ(その11)第1章 シャングリラという所(その9)第2節 梅里雪山(その7) 私は、第1節で、「梅里雪山は、カイラス山と並ぶチベット仏教の聖地であり、五体投地により山麓に巡礼者を集める信仰の山である。」と述べたが、 この説の最後に

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シャングリラ(その10)第1章 シャングリラという所(その8)第2節 梅里雪山(その6) それでは、再度、梅里雪山の最高峰・カワカブを見ておこう。京都大学学士山岳会・小林 尚礼(こばやし なおゆき)君の説明によれば、カワカブ(漢語名:太子雪山

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シャングリラ(その9)
2016年07月12日10:16

シャングリラ(その9)第1章 シャングリラという所(その7)第2節 梅里雪山(その5) これらのホテルから飛来寺も歩いてすぐのところだ。飛来寺については、次のホームページに詳しい説明がなされているので、その説明を転記させてもらう。http://www.

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シャングリラ(その8)
2016年07月11日11:24

シャングリラ(その8)第1章 シャングリラという所(その6)第2節 梅里雪山(その4) 徳欽県にある梅里雪山の展望台は、はシャングリラの北北西にある。梅里雪山の展望台:http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/syan109.jpgその展望台から、 カワカブ(

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シャングリラ(その7)
2016年07月10日12:44

シャングリラ(その7)第1章 シャングリラという所(その5)第2節 梅里雪山(その3) 京都大学学士山岳会・小林 尚礼(こばやし なおゆき)君が企画、実行した「聖山・梅里雪山」を仰ぐ旅のような旅に参加することは一般的に難しいので、次に、梅里雪

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シャングリラ(その6)
2016年07月09日12:15

シャングリラ(その6)第1章 シャングリラという所(その4)第2節 梅里雪山(その2) 京都大学学士山岳会・小林 尚礼(こばやし なおゆき)君は、梅里雪山について、『「梅里雪山(メイリー・シュエシャン)」は、中国南西部にそびえる長さ30kmの山群

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シャングリラ(その5)
2016年07月08日12:16

シャングリラ(その5)第1章 シャングリラという所(その3)第2節 梅里雪山(その1)チベット仏教信徒による巡礼登山は数百年前から行われてきたが、いずれも山腹にある寺院までである。登頂の試みは1902年ごろに始まり、アメリカ、イギリス、日本、中

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シャングリラ(その4)
2016年07月06日09:01

シャングリラ(その4)第1章 シャングリラという所(その2)第1節 概要(その2)シャングリラ地方・デチェン・チベット族自治州では、金沙江(長江)、瀾滄江(メコン川)、怒江(サルウィン川)というアジアを代表する3本の大河が梅里雪山などの山脈

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シャングリラ(その3)
2016年07月05日09:48

シャングリラ(その3)第1章 シャングリラという所(その1)第1節 概要(その1)シャングリラ(香格里拉)は中華人民共和国雲南省デチェン・チベット族自治州に位置する県級市。 シャングリラはシャングリラ市というように、市という名称が付いている

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シャングリラ(その2)
2016年07月04日10:00

シャングリラ(その2)はじめに(その2) チベット仏教といえば、本家本元はチベット自治区である。チベット自治区の中心都市は、ラサ市である。ラサ市は第二のシャングリラにならないだろうか? そんなことを考えて、書き上げたのがこの「シャングリラ」

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淮南子(その8)
2016年07月04日09:49

淮南子の思想について(その8) 今回の勉強の最後に、「老子」の第五十五章を取り上げておきたい。「老子」( 蜂屋邦夫注訳、2008年12月、岩波書店)によると、「老子」の第五十五章は次のようなものである。すなわち、『 豊かに徳をそなえている人

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シャングリラ(その1)
2016年07月03日12:38

シャングリラ(その1)はじめに(その1)私は、ひょんなことから中国の雲南省にシャングリラという都市があることを知った。シャングリラは、ヒルトンの 小説「失われた地平線」(2011年9月、河出書房)に出てくる理想郷を意味する地域の名前である。

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淮南子(その7)
2016年07月03日12:27

淮南子の思想について(その7) 淮南子はグノーシスであり、それによって確立した老荘思想は儒家・法家・陰陽家の思想を包含したまったく新しい哲学である。今のところこの新しい哲学を凌駕する哲学はない。それが「淮南子(えなんじ)の思想・・・老荘的世

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