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日記一覧

継体天皇の謎(その2)
2015年12月24日14:21

継体天皇の謎(その2)はじめに(2)継体天皇の問題については、ほとんど研究が進んでおらず、多くの疑問があるにも拘らずそれが解明されていない。その原因は、古事記や日本書紀が史実を伝えていないところにあると思われる。記紀は藤原不比等の深慮遠謀に

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老子(その10)
2015年12月24日14:06

老子(その10) 老子哲学の哲学としての一大特徴(1)以上、淮南子の思想的特徴を述べたが、それは「老荘思想」の確立にあった。「淮南子」によって、現在道教と呼ばれる宗教の哲学、それは「老荘思想」ということだが、それが確立された。「老子」と「荘子」

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山地拠点都市構想(その113)「山の霊魂」(9)町田宗鳳の考え(2)おそらく古代人は、山だけでなく、大地そのものが生き物のような存在であると感じていたのではなかろうか。人間は、そのわけのわからない巨大な生き物の背中にしがみつきながら、かろう

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継体天皇の謎(その1)
2015年12月19日08:48

継体天皇の謎(その1)はじめに(1)大伴金村は、何故継体天皇を擁立したか? 応神天皇の子孫には継体天皇までにも多くの天皇候補者が多くいたはずである。それがまず最初に抱く謎である。日本書紀の記述では継体が507年に即位してから大和に都をおくまで約

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老子(その9)
2015年12月19日08:25

老子(その9) 淮南子(えなんじ)の思想史的意義(5)宗教と哲学の問題は大変難しい。私は宗教哲学という言葉を使っているが、宗教哲学には二つの側面がある。ひとつは、淮南子がそうであるように、先に哲学があって、のちほどその哲学を教義とする宗教が誕

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山地拠点都市構想(その112)「山の霊魂」(8)町田宗鳳の考え(1)人類の最初の神が動物であったとするバタイユの説は、日本人と山の関係を考える上で、ひとつの重要なヒントを与えてくれる。それは、この山また山の列島に暮らした古代日本人の目に映っ

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老子(その8)
2015年12月10日15:37

老子(その8) 淮南子(えなんじ)の思想史的意義(4)老荘的な統一の場、それが「淮南子」であった。それでは、日本版「淮南子」と私が呼ぶ宗教哲学統一の場では、どのような思想が統一されるべきか、そのことに関連して、 金谷治の「淮南子の思想」(199

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山地拠点都市構想(その111)「山の霊魂」(7)古代人の「祈り」の様相(6) 炉というものは、実用な面だけでな く、何か不思議な力を持っているようだ。「炉の聖性」と言っても良い。縄文人も「炉の聖性」を感じていたようで、縄文住居の炉は、灯かり

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