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日記一覧

老子(その7)
2015年11月25日17:16

老子(その7) 淮南子(えなんじ)の思想史的意義(3)「淮南子」によって、現在道教と呼ばれる宗教の哲学、それは「老荘思想」ということだが、それが確立された。そのことについては、金谷治の「淮南子の思想」(1992年2月、講談社)にいろいろ詳しく

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近代国家の責任(その15) 以上、近代国家の責任について、その1からその14まで縷々述べてきたが、それらを総合して、かつ、必要なリンクを張って作成した論文については、次のとおりである。シ リアの場合、国際社会(国連又は有志連合)はシリアを近代

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山地拠点都市構想(その110)「山の霊魂」(6)古代人の「祈り」の様相(5)天の神と地の神をつなぐ機能を持つものとしては、 諏訪大社の御柱(おんばしら)や伊勢神宮の心御柱のほか、聖地に存在する磐座(いわくら)やモンゴルのオボー、そして道祖神

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老子(その6)
2015年11月15日13:48

老子(その6) 淮南子(えなんじ)の思想史的意義(2)道教はもともと自然発生的に生まれた宗教であるが、それが老荘思想と結びついて、いつ頃から道教という宗教団体ができたのか、浅学の私には判らない。しかし、老荘思想は、「淮南子(えなんじ)」という

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ネパールの陰(その5)
2015年11月15日13:36

ネパールの陰(その5)ネパールの陰3、貧困地域における僧侶の役割(2) 地域に寺院ができれば何故宮沢賢治のような慈悲深い人が出てくるのか? 何故か?宮沢賢治が宇宙のリズムを感じることができたらしいことはすでに「宮沢賢治について」という論文(注

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近代国家の責任(その14) おわりに(4)ところで、その偉大な神とは、具体的に、どのような宗教の神であるのか?私の考えでは、そのもっとも偉大な神とは「道教の神」である。それは、老子哲学に支えられた「道教」は世界最強の宗教であるからだ。すなわ

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山地拠点都市構想(その109)「山の霊魂」(5)古代人の「祈り」の様相(4) 私は,かって、その石棒の持つ意味について、次のように述べたことがある。すなわち、『 さて、今ここで私のいちばん言いたいことは、柳田国男と胞衣(えな)信仰に出てくる

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老子哲学(その5)
2015年11月10日10:44

老子(その5) 淮南子(えなんじ)の思想史的意義(1)中国の道教は多神教であり、日本の場合と違って、実に面白い神を多い。その道教を支える哲学は、老荘思想ということだが、その老荘思想は「淮南子」によって完成された。http://www.kuniomi.gr.jp/geki

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ネパールの陰(その4)
2015年11月10日10:35

ネパールの陰(その4)ネパールの陰3、貧困地域における僧侶の役割(1)ある宗教団体の本部から派遣された僧侶がまずやるべき仕事は、布教活動を始めることだろうが、いずれそのうちに、寺院を創建しなければならない。貧困地域においては、ある程度の力は

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近代国家の責任(その13) おわりに(3)「エロス原理」とは「感じる原理」であり、身体はその原理にもとづいて存在している。私はその「身体はその原理にもとづいて存在している」ことを「身体の統一性」と呼びたい。竹田青嗣は上記著書の中で、メルロ=

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山地拠点都市構想(その108)「山の霊魂」(4)古代人の「祈り」の様相(3)  小林達雄は「縄文の思考」(2008年4月、筑摩書房)の中でもうひとつ重要なことを言っている。すなわち、『 縄文中期の中部山岳地帯においては、奥壁に石で囲った特殊

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老子(その4)
2015年11月05日12:46

老子(その4)老子の哲学はじめに(4) 私が「日本精神と中村雄二郎のリズム論」という論文を書き、今後もさらに勉強を続けていきたいと思っているのは、もちろん日本のためを思ってのことである。しかし、ひょっとしたらそのことが中国における道教に関連

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ネパールの陰(その3)
2015年11月05日12:34

ネパールの陰(その3)ネパールの陰2、児童婚について(2) 児童婚の問題は大変難しい問題で、これを根本的に解決することは国連でもできないかもしれない。ではどうすれば良いか? その点を以下に説明したい。バウマンのいうとおり、支配階級及びそれに

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近代国家の責任(その12) おわりに(2) そうなのである。私の問題意識はまさにそこにあって、現実には難しくとも、そういう理想のコミュニティに向かって努力することが肝要である。私は、バウマンが楽園の異名といったり、ユートピアみたいなものとい

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山地拠点都市構想(その107)「山の霊魂」(3)古代人の「祈り」の様相(2)「女性礼賛」の第5章第3節に詳しく書いた。「女性礼賛」の第5章第3節に詳しく書いた。その中から関係部分をここに再掲しておきたい。縄文時代の住居には、炉とその隅に石棒

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老子(その3)
2015年11月02日16:32

老子(その3)老子の哲学はじめに(3) 老子の言う「道」は、儒教の道とは違い、宇宙の実在のことである。すなわち、ひとつの哲学であると言って良い。儒教で言う仁義礼智(じんぎれいち)は、人間社会の道徳ではあるけれど、宇宙の実在、万物生成の原理を

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近代国家の責任(その11) おわりに(1) ジグムント・バウマンの「コミュニティ・・・安全と自由の戦場」(訳者奥井智之(奥井友之)、2008年1月、筑摩書房)という本がある。サブタイトルの「安全と自由の戦場」という意味は、「安全と自由という

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山地拠点都市構想(その106)「山の霊魂」(2)古代人の「祈り」の様相(1)古代人の生活空間は山だ。平野ではない。だから、大地の神、地母神のおわす所は山である。古代人はその山をどのように見ていたのであろうか?山で生活していて、命に関わるいち

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