mixiユーザー(id:33884029)

日記一覧

明恵(その21)
2016年06月30日07:04

明恵について(その21)(7)明恵のふるさと 明恵の母は、藤原氏の流れを汲む湯浅氏である。由緒正しき血統だが、それだけではない。歓喜寺がまあいってしまえば家みたいなもので、明恵は歓喜寺で産まれた。 ! 歓喜寺は、比叡山横川の恵心僧都(源信げん

続きを読む

淮南子(その5)
2016年06月28日06:44

淮南子の思想について(その5)松岡正剛は、淮南子の内容について、さらに次のように解説している。『 淮南王は武帝の制度設計に抗したのである。制度に対するに衆智をもって対抗したのだ。そのため一方では 「積力衆智」「無為自然」「万物一如」をもって

続きを読む

明恵(その20)
2016年06月28日06:34

明恵について(その20)(6)明恵の一生 (その3)明恵は、承久の乱のとき,公縁の妻女などをかくまい捕らえられたが,かえって北条泰時の帰依をうける機縁となった。また公縁の妻女は善妙寺にあって明恵について出家し,仏道修業の指導をうけ,高山寺尼

続きを読む

淮南子(その4)
2016年06月27日14:00

淮南子の思想について(その4)松岡正剛は、淮南子の内容について、さらに次のように解説している。『 そのほかいろいろなことが重なり、淮南王としては中央と対立せざるをえなくなり、王自身も謀反をおこす決断にまで追いこまれていった。しかし、こんな消

続きを読む

明恵(その19)
2016年06月24日09:28

明恵について(その19)(6)明恵の一生 (その2)明恵の生まれたところは、私が訪れたときは金屋町であったが、その後2006年1月の市町村合併に伴って有田川町になった。上の地図では、右端に歓喜寺と名所の印がついているが、その近くで生まれた。

続きを読む

淮南子(その3)
2016年06月24日09:17

淮南子の思想について(その3)松岡正剛は、淮南子の内容について、さらに次のように解説している。『 斉・晋と 争った。その斉の威王や宣王の時代、都の臨輜(りんし=輜はサンズイ)の稷門の館に千人をこえる学士が集まったのが、諸子百家の黄金時代だっ

続きを読む

周恩来(その7)
2016年06月23日10:31

周恩来(その7)尖閣列島問題に関して尖閣諸島の領有権をめぐって、元官房長官の野中広務氏が発言した内容が波紋を呼んだことがあった。1972年の日中国交正常化した直後に、当時の田中角栄首相から「尖閣諸島の領有権について日中双方が棚上げを確認した」と

続きを読む

明恵(その18)
2016年06月23日10:21

明恵について(その18)(6)明恵の一生 (その1) 明恵は、紀伊国有田郡石垣荘吉原村の人。父は平重国,母は湯浅宗重の第四女。平重国は秩父氏の流れをくむが、もともと藤原氏である。また、母方の祖父湯浅宗重は、湯浅の豪族で藤原北家の藤原宗永の子

続きを読む

淮南子(その2)
2016年06月22日12:15

淮南子の思想について(その2) 淮南子の内容については、「松岡正剛の解説」 に詳しい。http://1000ya.isis.ne.jp/1440.html松岡正剛は、淮南子の内容について、次のように解説している。すなわち、『 儒家・法家・陰陽家の思想の歴史的な系譜をよく継ぎ

続きを読む

周恩来(その6)
2016年06月22日12:06

周恩来(その6)周恩来という人物(その5)『 近年明らかにされた外交文書ではアメリカ合衆国国務長官ヘンリー・キッシンジャーに対し「日本の台頭は米中両国の脅威である」などと話していたことが明らかになっている。』『 文化大革命(プロレタリア文化

続きを読む

明恵(その17)
2016年06月22日11:58

明恵について(その17)(5)なぜ明恵なのか? (その3) さて、明恵がこんな面白い詩を残していおります。    「あかあかやあかあかあかやあかあかや あかあかあかやあかあかや月」  月をこよなく愛し、月を歌った歌が多いため「月の歌人」とも言

続きを読む

淮南子(その1)
2016年06月20日11:04

淮南子の思想について(その1)金谷治の「淮南子(えなんじ)の思想・・・老荘的世界」(1992年2月、講談社)は 難解な淮南子の入門書である。漢の武帝の頃、淮南(わいなん)の地を治めた淮南(わいなん)王・劉安(りゅうあん)の生涯のみならず、時

続きを読む

周恩来(その5)
2016年06月20日10:56

周恩来(その5)周恩来という人物(その4)『 日本人戦犯の処遇に直接あたった周恩来は、「服役期間中に態度が良好だった戦犯に関しては、早期釈放をしても良い。年配者や体が弱い者或いは病人も釈放を考慮し、家族の訪中や見舞いなどを許可す る」「民族

続きを読む

明恵(その16)
2016年06月20日10:46

明恵について(その16)(5)なぜ明恵なのか? (その2) さて、私の家の墓は、京都の妙心寺(大心院)にある。平成17年3月20日に、春のお彼岸であり法事があった。その法事の後の食事が始まる間を利用して和尚さんが話をなさるのだが、今回は私に

続きを読む

周恩来(その4)
2016年06月19日09:15

周恩来(その4)周恩来という人物(その3)『 毛沢東は、まず農村に革命根拠地を作り、しかるのちに都市にむかうという方針を主張し、江西のソビエト区を拠点に革命闘争を展 開していたが、1931年1月には、上海の中国共産党委員会が、党中央の出先機関を瑞

続きを読む

日中友好親善(その14) おわりに(その3) 交流とは、相手の立場になって考えるところにその哲学的な意味合いがある。したがって、文化交流は、相手の人の日々の生活を支えている相手の人の生活している国又は地域の文化を理解し尊重するというところにそ

続きを読む

明恵(その15)
2016年06月19日08:45

明恵について(その15)(5)なぜ明恵なのか? (その1)日本の仏教は、奈良仏教を原点として、その後、平安時代には天台宗と真言宗が勃興し、鎌倉時代には真宗、浄土真宗、禅宗、日蓮宗が勃興した。それらの新しい仏教は、当然、それを生み出した時代背

続きを読む

周恩来(その3)
2016年06月18日08:04

周恩来(その3)周恩来という人物(その2)『 1920年パリに留学する。労働党の研究のためにイギリスに渡り、エディンバラ大学に入学を許可されるが、中国政府からの奨学金が下りずに断念しフランスに戻る。その後中国共産党フランス支部を組織し、ヨーロッ

続きを読む

日中友好親善(その13) おわりに(その2)さて、私は最後に、習近平に期待するものが非常に大きいので、その点について少し触れておきたい。私は、今までシヴァ教が世界最強の宗教だと思ってきたが、どうも中国が道教の研究を国家レベルでやっているよう

続きを読む

明恵(その14)
2016年06月18日07:40

明恵について(その14)(4)明恵と法然の宗教論争 (その2) それでは、明恵の「あるべきようは」の思想が、どのように法然の考えと違うか、それを勉強するとしよう。しかし、それを始めるにあたって、少し述べておきたいことがある。その後で、明恵の「

続きを読む

周恩来(その2)
2016年06月17日06:45

周恩来(その2)周恩来という人物(その1)日本の大恩人・周恩来について私の考える核心部分は次の通りである。すなわち、『 周恩来は江蘇省淮安の官僚地主の家に生まれた。周恩来が13歳となった1911年、辛亥革命が起きる。翌1912年、清朝が崩壊し、中華民

続きを読む

日中友好親善(その12) おわりに(その1)この論文の第1章第2節「靖国参拝の問題」で述べたように、天皇は「日本の歴史と伝統文化」の象徴であるが故に、わが国民統合の象徴なのである。私達は天皇とともにそういう「日本の歴史と伝統文化」を今後とも

続きを読む

明恵(その13)
2016年06月17日06:25

明恵について(その13)(4)明恵と法然の宗教論争 (その1) 明恵は、人間同士の争いや諍い(いさかい)を嫌い、山で座禅を組み、ただただ釈尊の教えを修学しようとしていた理想家だったようだ。明恵はほかの鎌倉時代の僧侶と違い、一宗を興したわけで

続きを読む

周恩来(その1)
2016年06月16日16:46

周恩来(その1)嵐山の周恩来記念碑去る 2015年 6月の14日に、京都の嵐山に周恩来の記念碑があるというので、訪ねた。嵐山には、俗にいう嵐電で行く。嵐電は四条大宮と白梅町がともに始発駅であるが、沿線には、龍安寺や仁和寺や広隆寺があるので、そ

続きを読む

日中友好親善(その11) 日中交流の現在・・・現状と課題これから長期的に見て、世界平和のため日本がやるべきもっとも基本的なことは、日米同盟を基軸にしながらも中国との友好親善を図ることである。真の日中友好親善のためにこれだけのことは是非日本人

続きを読む

明恵(その12)
2016年06月16日13:50

明恵について(その12)(3)河合隼雄の「明恵夢に生きる」(その4) 華厳哲学において、「性起」の意味を理解することは重要であるが、井筒俊彦によれば、一番大切な点は、それが挙体「性起」であるという。つまり、井筒によれば、「理」は、如何なる場

続きを読む

日中友好親善(その10) 中国伝来の医療・・・医心方とその周辺これから長期的に見て、世界平和のため日本がやるべきもっとも基本的なことは、日米同盟を基軸にしながらも中国との友好親善を図ることである。真の日中友好親善のためにこれだけのことは是非

続きを読む

明恵(その11)
2016年06月15日08:57

明恵について(その11)(3)河合隼雄の「明恵夢に生きる」(その3) 華厳思想の究極は、法界縁起にあると言われたりする。この法界という語は簡単には説明し切れないことのようだが、一応「望月仏教大辞典」を見ると、いろいろな意味が書かれている。そ

続きを読む

日中友好親善(その9)
2016年06月14日07:00

日中友好親善(その9) 明日香と阿知王これから長期的に見て、世界平和のため日本がやるべきもっとも基本的なことは、日米同盟を基軸にしながらも中国との友好親善を図ることである。真の日中友好親善のためにこれだけのことは是非日本人に知っておいて欲し

続きを読む

明恵(その10)
2016年06月14日06:47

明恵について(その10)(3)河合隼雄の「明恵夢に生きる」(その2) それでは、河合隼雄の名著「明恵夢に生きる」(1987年、講談社)を勉強することにしよう。しかし、その前に、明恵の「あるべきようは」の思想の背景となっている「華厳哲学」のこ

続きを読む