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2025年01月21日07:18

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週プロ流智美あの日あの時予想2024年総括(15)

第336戦、4月17日発売号●【予想】みんな大好き!春のクラップ祭り�(�壊直前の日プロで爪コンビがインター・タッグ王座奪取、インターナショナル・タッグ選手権試合、大木金太郎&上田馬之助組vsフリッツ・フォン・エリック&キラー・カール・クラップ組(73年日本プロレス焼津市体育館)【正解】アンドレが突如、猪木-アリ再戦に割り込んだ背景と真相、アンドレ・ザ・ジャイアントが爆弾発言(77年ニューヨーク・チャンネル9スタジオ)

参考 2019年4月17日発売号は●【予想】木村健、原の雪崩式ブレーンバスターを先出しして失敗、IWGPアジア・ゾーン予選、藤波辰巳vs木村健吾(81年新日本プロレス鹿児島県立体育館)【正解】猪木不在のワールドリーグを救ったモラレスの功績、第3回ワールド・リーグ戦公式戦、木戸修vsペドロ・モラレス(76年新日本プロレス四日市市体育館)この時点での対戦成績は81戦17勝64敗、勝率210。2013年4月10日発売号は蔵前を沸かせた記念すべきUWF旗揚げシリーズ最終戦!前田日明vs藤原喜明(84年UWF蔵前国技館)

【予想解説】「昭和の春男」と言えばご存知「青銅の爪」クラップ。日本プロレス、新日本プロレスと団体をまたいで73年から77年までの5年間、4〜5月に毎年来日。新日本プロレスの「ワールド・リーグ戦」のトップ外国人として大活躍したのを覚えている方も多いでしょう。

あのいかがわしい片眼鏡にナチスドイツギミック、自前のヨーロッパ・ヘビー級王座のチャンピオンベルト、猪木は74年、75年の第1、2回ワールド・リーグ戦では公式戦でクラップに計3敗、第1、2回は準優勝はもう出来過ぎとしか言いよいかありません。

直線ファイトで知られる坂口征二もクラップを大の苦手としており「ゴング」76年6月号では「何故坂口はクラップに勝てないのか!?」という特集記事が掲載された程でした。本予想ではこの週からみんな大好き!春のクラップ祭りとして5週連続、クラップネタを予想していきました。

�,脇�本プロレス最後のシリーズとなった「アイアンクロー・シリーズ」でのインターナショナル・タッグ選手権試合。同王座は坂口&大木組から先の「ダイナミック・シリーズ」2月22日大阪府立体育会館でジョニー・バレンタイン&クラップ組に移動。日本プロレス離脱を決めていた坂口はリターンマッチから外され3月6日愛知県体育館で大木&上田組がバレンタイン&クラップ組を破りタイトルを獲得しました。

日本プロレスにとっては頼みの綱だったNET(テレビ朝日)が4月から猪木、坂口の2枚看板が揃った新日本プロレスに鞍替え、日本プロレスは選手会主催で次の「アイアンクロー・シリーズ」を開催。「鉄の爪」エリックと「青銅の爪」クラップが強力な「爪コンビ」を結成し4月18日静岡県焼津市体育館で大木&上田組に挑戦。

1本目は14分5秒、エリックが大木をストマッククロー、2本目は5分25秒、大木がエリックを体固め、決勝の3本目は7分25秒、クラップに足4の字固めをかけた大木でしたが、ロープ際に来たところに場外にいたエリックが大木の上半身をエプロンまで引きずり降ろしたところでレフェリーがカウント10を数えて大木のリングアウト負けとなり、2−1でエリック&クラップ組がタイトルを獲得しています。

このフィニッシュ、どこかで聞いた覚えありませんか?シングルマッチですが78年2月18日蔵前国技館での馬場vsラッシャー木村戦の終わり方に似ています。既に全日本プロレスを旗揚げしていた馬場がこのフィニッシュを覚えていたかは不明ですが、馬場vsR木村戦のレフェリーは日本プロレス社長だった芳の里。そうなると何となく辻褄が合ってきそうです。

【正解解説】本連載(10)に続く77年のモハメド・アリvs猪木再戦問題の続編です。前76年3月25日(現地時間)、ニューヨーク・プラザホテルで行われたアリと猪木の調印式に姿を表したアンドレは「イノキはベストレスラー、アリを倒すだろう」とプロレス側の代表として猪木へエールを送り、アリを挑発しています。

これは猪木側のプロレスコーディネーターとしてニューヨークのプロモーター、ビンス・マクマホン・シニアがついておりビンス・シニアの仕掛けによるもので、アリvs猪木戦の行われる6月26日昼間のアメリカ時間となる6月25日(現地時間)ニューヨーク・センチュリー・シェア・スタジアムでのビッグマッチ開催に向けたプロモーションの一環でした。

アンドレは当初、シェア・スタジアムではプロボクシング元世界ヘビー級1位のジェリー・クォーリーと対戦すると発表されましたが、ウォーリーがキャンセルし、元世界同級8位のチャック・ウェップナーと対戦、3ラウンド1分52秒、ウェップナーを場外に投げたアンドレがリングアウト勝ちしています。

この試合は15ラウンド引き分けで消化不良に終わったアリvs猪木戦とは違い、エンターテインメントとして観客を楽しませています。

10月7日蔵前国技館では純然たるプロレスの試合ながら、アリと引き分けたものの、アリキックの連打でアリを病院送りにした「事実上の勝者」猪木と、ウェップナーを破ったアンドレがNWFヘビー級選手権ではなく「格闘技世界一決定戦」として対戦、立会人としてビンス・シニアも来場しています。

試合は23分44秒、場外でヘッドバットを鉄柱に誤爆して額を割って流血したアンドレがレフェリーストップ負けとなりました。

77年4月17日にWWWFを中継していたチャンネル9の番組に生出演したアンドレは「もし次にアリと闘うレスラーがいるとしたら、それは私だ」とアピール。プロモーターのビンス・シニアも出演し「実現させたい」と乗り気のコメントを出しました。

この背景には長くWWWFヘビー級王者として君臨していたブルーノ・サンマルチノが前76年4月26日(現地時間)のスタン・ハンセンとの防衛戦で骨折した首の回復具合が思わしくなく、王者からの降板を申し入れていた時期(4月30日メリーランド州ボルチモアでスーパースター・ビリー・グラハムに敗れ王座転落)で、サンマルチノ王座陥落後の集客の落ち込みが予想されるところから、起爆剤としての効果を狙ったと流さんは書かれています。

またアンドレvsウェップナー戦の行われたシェア・スタジアム大会では会場のビジョンでアリvs猪木戦を衛生中継で放送しましたが思った程は利益が出せなかったとも。

そうは言っても簡単に担ぎ出せるような相手ではなく試合は実現しませんでしたが、アリvsアンドレとなれば全世界が注目する大一番。ビンス・シニアが一山当てようと言う気持ちになったとしてもむしろ当然でした。

※対戦成績は336戦56勝280敗、勝率167。
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