88年全日本プロレス「サマー・ファイト・シリーズ」も終盤戦に突入。第19戦は7月26日金沢・石川県産業展示館(テレビ収録、観衆3,850人満員発表)大会。
メインイベントは鶴田と準地元・石川県七尾市出身の輪島大士がタッグを結成、手負いの龍原砲、天龍源一郎&阿修羅・原組と対戦したタッグマッチ60分1本勝負。
左眼の横を鉄柱の金具でザックリと切ってしまう裂傷を負い、傷口が再び裂けてしまいかねない中で原は連日の全力ファイト。しかし鶴田&輪島組の本隊は原の頭部に狙いを定めて集中攻撃。
苛立った天龍が再三カットに入りますが鶴田&輪島組は2人がかりでこれを阻止。これに怒った天龍がイスを持ち出して輪島の脳天を一撃、さらに鶴田にも。レフェリーの面前で堂々とやった為、15分6秒、天龍の反則負けが取られて鶴田&輪島組の勝利。龍原砲はまだ本調子には戻っていません。
セミファイナルは決起軍のタイガーマスク&高木功組がスタン・ハンセン&レオ・バーク組とタッグマッチ45分1本勝負で対戦。11分20秒、ハンセンが豪快なウェスタン・ラリアット一発から高木を片エビ固め。
盟友ブルーザー・ブロディを失ったショックを怒りに変えて翌7月27日長野市民体育館での天龍の持つPWFヘビー級、UNヘビー級の二冠王座への挑戦を控え好調ぶりを堅持しています。
セミ前は世界ジュニア・ヘビー級選手権試合、渕正信に仲野信市が挑戦した60分1本勝負。両者の同王座を賭けた一騎討ちは前87年10月31日、後楽園ホールで行われ、この時は仲野が所属していたジャパンプロレスが解散し全日本プロレスに合流した直後であり、まだ対抗戦ムードが高かった時期で18分35秒、仲野が場外で放ったジャーマンで両者後頭部を打ってダウン。両者リングアウトの引き分けとなっています。
7月19日後楽園ホールで高野俊二とのタッグでサムソン冬木&川田利明組のアジア・タッグ王座に挑み敗れた仲野。決起軍として何とか成果を上げなければならないところ。
試合開始早々に渕に強烈な張り手を見舞い、主導権を握ったかに見えた仲野でしたがベテラン渕にグラウンドに引き込まれてねちっこい複合技でジワジワペースを奪い返されてしまいました。
それでもグラウンド・ヘッドロックを離さず揺さぶりをかけ、ワキ固めに渕を捕らえる。このあたりは新日本プロレス出身の意地か?仲野は勝負を賭けたフィッシャーマンズ・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)、しかし渕にまだ余力があったかカウント2で返されてしまいました。結果的には出したのが早かった感じです。
場外戦となり渕をフェンスに叩きつけ、先にリングへ戻った仲野はエプロンに上がってきた渕を捕まえてロープ越しのブレーンバスター。これを渕が空中で身体を反転してかわし、仲野のバックを取ってジャーマン狙い、これを仲野がバックを取り返してジャーマン。しかしこれは体勢が低く両者にダメージがありました。
渕が先に起きがってジャーマン・スープレックスホールド決めフォール、17分8秒、カウント3が入り渕が7度目の防衛を果たしました。
谷津嘉章はジョン・テンタと組んでテリー・ゴディ&シーク・アリ組とタッグマッチ30分1本勝負で対戦、13分9秒、谷津が逆片エビ固めでSアリをギブアップさせています。
ザ・グレート・カブキ&石川敬士組vsザ・デストロイヤー&デビッド・サンマルチノ組の一戦は14分40秒、石川がサソリ固めでDサンマルチノからギブアップ勝ち。
馬場は田上明とのタッグを結成、ラッシャー木村&鶴見五郎組の国際血盟軍と対戦、16分38秒、両チームリングアウトの引き分けに終わりました。
本隊対天龍同盟、本隊ベテラン勢寺西勇&永源遙に新人の小橋健太を加えたトリオが冬木&川田&小川良成組と6人タッグマッチで対戦、13分20秒、川田が小橋をラリアットからの片エビ固めで撃破し、天龍同盟に軍配が上がっています、
高野俊二はミッチ・スノーを11分9秒、フライング・ニードロップからの体固めで破り、マイティ井上vs大熊元司は10分2秒、大熊の急所攻撃によりM井上の反則勝ち。
百田光雄は菊地毅を10分31秒、バックドロップからの体固めで降しました。
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