88年全日本プロレス「スーパー・パワー・シリーズ」第21戦、6月9日群馬県桐生市民体育館(テレビ収録、観衆3,100人満員発表)大会。
この日と翌日の最終戦、6月10日日本武道館大会の2戦のみインターナショナル・タッグ王者チームであるアニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズとマネージャーのポール・エラリングが参戦。
ウォリアーズは87年3月12日日本武道館で鶴田&天龍源一郎組の鶴龍コンビにリングアウト勝ちしインターナショナル・タッグ王座を獲得、6月9日日本武道館で鶴田&輪島大士組にリングアウト勝ちで初防衛。
ジャパンプロレスの解散、谷津嘉章の全日本プロレス入団によって実現した鶴田&谷津組の五輪コンビと10月30日千葉公園体育館で防衛戦を行い、両チームリングアウトで2度目の防衛に成功、1年3か月に及ぶ長期政権を築いていました。
桐生大会メインイベントは翌6月10日、日本武道館で行われるタッグ王座統一戦の前哨戦、6月4日札幌中島体育センターで天龍&阿修羅・原組の龍原砲を破り、PWF世界タッグ王者チームとなった鶴田&谷津組とのノンタイトル戦タッグマッチ60分1本勝負。
鶴田とホークが場外乱闘を繰り広げる最中、谷津がリング上でアニマルを監獄固めに捕らえました。ホークと比べて足が太くて短いアニマルには監獄固めは「隙間」がなくこれは厳しい。
ギブアップかと思いきや、先にリングに上がってきたホークがラリアットで谷津の首を狩ってカット。技が解けた瞬間、アニマルは下から怪力を利してのベアハッグ、ジリジリと自軍コーナーに寄っていき、コーナーポスト最上段からホークがベアハッグに決められたままの谷津にダイビング・ラリアット、試合権利のあるアニマルがそのまま谷津を押さえ込んで7分56秒、体固め。
前哨戦はウォリアーズの完勝となり、五輪コンビはいいところなく惨敗、翌日の王座統一戦に赤信号が点滅しています。
セミファイナルは全日本プロレス本隊若手チームと天龍同盟が対戦。・今シリーズの後半、タイガーマスク、仲野信市、高野俊二、高木功、田上明の5選手は打倒天龍同盟を宣言し「決起軍」を結成していました。
タイガーマスク&仲野&高木組と天龍&原&川田利明組の6人タッグマッチ45分1本勝負。6月4日札幌で五輪コンビに敗れた腹いせからか、天龍同盟は決起軍に対してハードヒットな攻撃を仕掛けていきました。
15分41秒、天龍が高木をコブラツイストで「絞め落とし」てしまいました。天龍はコブラをかけた高木の首を思い切り捻り、高木は失神。近年あまり例をみない衝撃的なフィニッシュでした。
私はこのシーンをテレビで観て戦慄が走ったことを覚えています。
セミ前は輪島&石川敬士組vsタイガー・ジェット・シン&ジミー・ジャック・ファンク組のタッグマッチ30分1本勝負で12分14秒、両チームリングアウトの引き分け。
馬場はザ・グレート・カブキと組んでラッシャー木村&鶴見五郎組の国際血盟軍と対戦、12分13秒、カブキが首固めで鶴見からフォール勝ち。
高野とベテラン渕正信がタッグを結成、ダニー・スパイビー&リップ・ロジャース組と対戦、8分35秒、高野が長身を利した高角度のバックドロップからRロジャースを体固めで降し、高野&渕組が勝利を飾っています。
ジョン・テンタとグリズリー・ブーンの巨漢対決は8分13秒、逆エビ固めでテンタがギブアップ勝ちを奪いました。
寺西勇とサムソン冬木の元国際プロレス同士のシングルマッチは7分19秒、寺西のタックルをかわした冬木が足を掬ってのスクールボーイ(エビ固め)でフォール勝ち。大熊元司はハバナ・ザ・テラーを7分41秒、ジャンピング・ヘッドバットからの体固めで破りました。
この年の2月26日滋賀県栗東町大会で同日デビューした菊地毅と小橋健太がタッグマッチで対戦、マイティ井上&小橋組と永源遙&菊地組の一戦が組まれ、9分40秒、M井上が菊地をサマーソルト・ドロップからの片エビ固めで破りました。
百田光雄は北原辰巳を7分32秒、逆エビ固めでギブアップさせました。
ログインしてコメントを確認・投稿する