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2024年09月19日07:11

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ストロング小林さん追悼最終章(807)

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81年新日本プロレス「闘魂シリーズ」最終戦11月5日蔵前国技館(テレビ収録、観衆13,000人超満員発表)大会。新日本プロレスは僅か4週間前の10月8日、同じく蔵前国技館で特別興行「創立10周年記念興行第3弾 新日本プロレス対国際プロレス全面対決」を開催し13,000人超満員の観客を動員していますが、今回も同数発表、超満員の観客を集め、新間寿営業本部長の「これはプロレスブームではない。新日本プロレスブームだ」の発言を証明してみせました。

私はこの興行は会場で生観戦しています。

11月5日蔵前国技館決戦は「創立10周年記念興行第4弾」として開催されました。今回は前半戦から振り返りたいと思います。

第4試合、新日本プロレス対国際プロレス対抗戦、西ドイツ・ハノーバー・トーナメントから凱旋帰国した木村健吾と寺西勇の30分1本勝負。寺西のベテランらしい粘っこいグラウンド・レスリングに苦しんだ木村健でしたが12分18秒、回転エビ固めで逆転勝ちしました。対抗戦は新日本プロレスがまず1勝。

第5試合は坂口征二&長州力組の前北米タッグ王者コンビがビリー・クラッシャー&スティーブ・トラビス組と対戦したタッグマッチ30分1本勝負。7分28秒、坂口がトラビスをアトミック・ドロップからの体固めでフォールし、坂口&長州組の勝利。

第6試合はタイガーマスクvsグラン浜田のシングルマッチ45分1本勝負。浜田は先輩の意地にかけても負けられないところ、タイガーマスクの四次元殺法と浜田のマリポーサ殺法が交差する空中戦になりました。

場外に落ちたタイガーマスクめがけ、浜田はコーナーポスト最上段からの3�探濤濂爾離廛薀鵐船磧Ε好ぅ掘璽澄△海譴鮴A阿波鬚韻織織ぅ�ーマスクがリングインし17分1秒、タイガーマスクのリングアウト勝ちに終わっています。

セミ前は新日本プロレス対国際プロレスの対抗戦、副将対決、藤波辰巳とアニマル浜口のシングルマッチ45分1本勝負。この日の試合前、藤波は正式にヘビー級転向を表明、保持していたWWFジュニア・ヘビー級王座のベルトを日本プロレスリング・コミッショナーに返上しました。

藤波は78年1月23日(現地時間)、ニューヨークMSGでカルロス・ホセ・エストラーダをドラゴン・スープレックス・ホールド(飛龍原爆固め)で破り第3代WWWF(当時)ジュニア・ヘビー級王者となり、24度の防衛に成功。79年10月2日大阪府立体育会館で剛竜馬に敗れ王座転落も2日後の10月4日蔵前国技館でのリターンマッチで奪回し、その後は81年10月16日大分県立総合体育館でのトラビス戦まで28度の防衛を果たし、通算52回防衛の偉業を達成。

もはや「ジュニアに敵なし」となりヘビー級の頂点を目指しての階級アップとなりました。

藤波が返上したWWFジュニア・ヘビー級王座は翌82年1月1日後楽園ホールでタイガーマスクとダイナマイト・キッドの間で王座決定戦が行われることが発表され、館内からは大歓声が起きています。

国際軍団の切り込み隊長、浜口はレッグロックから張り手を見舞い藤波を挑発、藤波も弓矢固め(ボーアンドアロー・バックブリーカー)を決めていきます。勝負を賭けた浜口が藤波を肩に担ぎ上げてのエアプレーン・スピン(飛行機投げ)から後方に倒れてのブロックバスター(サモアン・スープレックス)、カバーに入りましたがカウント2。

場外乱闘となり、浜口は藤波を場外フェンス越しに投げてしまい、12分30秒、藤波の反則勝ちに終わりました。

セミファイナルはディック・マードック&ディノ・ブラボー組とアブドーラ・ザ・ブッチャー&バッドニュース・アレン組のタッグマッチ60分1本勝負が行われる予定でしたが、アレンが10月30日の安城市体育館で場外乱闘の際、ブッチャーが持ち出したビール瓶の破片で右腕に裂傷を負い、11月1日の宮城県迫町体育館から欠場となりました。
 
リング上にはマードック、ブラボー、ブッチャー、負傷欠場で私服姿のアレンが登場、急拠、カード変更となり、リング上から公開でブッチャーがマードックかブラボーのいずれかを選んでシングルマッチを行うと発表されています。

観客からは大「マードック」(を選べ)コール。マードックはリング上で軽快にステップを踏んで拳を握りファイティングポーズを取って「ブッチャー、書かって来い」のジェスチャー。ブッチャー嫌いで知られ、黒人差別主義者のマードックは何を仕掛けて来るかわからず、ブッチャーはマードックを避けてブラボーを指名、館内からは落胆の声とブーイングが起きました。

乱闘に紛れて試合開始のゴングが鳴り、ブッチャーは持っていたフォークでブラボーの額を突いて大流血させました。ブラボーが反撃に出ると、リング下にいたアレンが石灰をブラボーの顔面にぶちまけ、4分3秒、ブッチャーの反則負けに終わりました。

メインイベントは新日本プロレス対国際プロレス対抗戦の大将戦、猪木とラッシャー木村の再戦。ランバージャック・デスマッチ時間無制限1本勝負。

ストロング小林はリング下を取り囲むセコンドとして名前が発表されましたが姿を現さず。代わって元国際プロレス総務部長でリングアナウンサーだった鈴木利夫氏がR木村を先導して入場してきました。

猪木はR木村の弱点である足に的を絞って攻撃し、レッグロックをみせます。R木村もヘッドバット、クロスチョップ、得意の逆エビ固めに入りましたがこれは猪木がロープエスケープ。

猪木は前回の対戦で見せたショルダー・アームブリーカー、R木村を場外に落としました。普通ならセコンドがR木村をリングに押し上げなければならないですが、肝心のセコンドがその場所にいません。

猪木はR木村の額を鉄柱に叩きつけて流血させ、上がってきたところを延髄斬り、ダウンしたR木村に腕ひしぎ逆十字固め、一度はロープに逃げたR木村でしたが猪木は再度引き摺り起こしての腕ひしぎ逆十字固め。ガッチリ決まりましたがR木村はギブアップしません。

セコンドの鈴木氏がタオルを投入、15分8秒、猪木のTKO勝ちとなりました。対抗戦は3戦3勝で新日本プロレスの圧勝に終わっています。

他、星野勘太郎&木戸修組に若手の高田伸彦が抜擢されてトリオを結成、エル・シグノ&エル・テハノ&ネグロ・ナバーロ組の「ロス・ミシオネロス・デ・ラ・ムエルテ」と対戦した6人タッグマッチ30分1本勝負は13分56秒、ナバーロが高田を体固めで降し、ミシオネロスが最終戦を白星で飾りました。
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