81年新日本プロレス「ブラディ・ファイト・シリーズ」は8月21日大宮スケートセンターで開幕。スタン・ハンセン、バッドニュース・アレン、エル・ソリタリオ、ピート・ロバーツ、ハックソー・ジム・ドゥーガン、ブラソ・デ・オロ、ブラソ・デ・プラタの外国人がシリーズ全戦参加。
前半戦特別参加が全日本プロレスより移籍のディック・マードック、後半戦特別参加がアンドレ・ザ・ジャイアント、終盤戦特別参加がソラール、外国人ヒールサイドとして、相棒タイガー・ジェット・シンの全日本プロレス移籍でその去就が注目される上田馬之助が前半戦特別参加。
日本側はタイガー戸口がシリーズ全戦参加、また、これまで出場試合限定だったタイガーマスクがシリーズフル参戦。
そして、メキシコ、アメリカ遠征からストロング小林が半年ぶりに凱旋帰国、シリーズ途中から参戦となりました。
外国人側のエース、ハンセンは5〜6月の「第4回MSGシリーズ」以来2か月、2シリーズぶりの来日、前回はリーグ戦では猪木、シンを抑えてリーグ戦1位通過、6月4日蔵前国技館での優勝決定戦では決勝進出者決定戦を勝ち上がった猪木の頭脳プレーの前にリングアウト負けを喫し3年連続準優勝。
その悔しさを猪木にぶつけるのはもちろん、「第4回MSGシリーズ」で対戦が叶わなかったアンドレとの大肉弾戦も非常に楽しみであります。
アレンは先の「サマー・ファイト・シリーズ」以来2シリーズ連続参戦。先シリーズではアブドーラ・ザ・ブッチャーの正パートナーとして活躍、ブッチャーの動きをスピーディーに見せられるよう新日本プロレス流の試合リズムを崩さないよう巧みにリードしました。
今シリーズはハンセンのパートナーとしてシリーズの要となりそうです。戸口との初対決も楽しみです。
ソリタリオは79年5月「第2回MSGシリーズ」中盤戦に特別参加して以来2年3か月ぶり2度目の新日本プロレス参戦、通算3度目の来日。
今回は藤波のWWFジュニア・ヘビー級王座に照準を絞っての参戦、もはや「ジュニアに敵なし」の藤波ですがソリタリオとは79年4月22日メキシコシティー・エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノスでのWWFジュニア・ヘビー級選手権試合(時間無制限3本勝負)は1−1から両者リングアウトの引き分け。
5月10日福岡スポーツセンターでのノンタイトルのシングルマッチは藤波の反則勝ち。5月16日姫路市厚生会館での夢のタッグマッチ、藤波&チャボ・ゲレロ組vsカネック&ソリタリオ組(45分3本勝負)はチャボとカネックが1本ずつ取り合った後、決勝の3本目、藤波がソリタリオをジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールド(回転足折り固め)でフォールし、星の上では勝ち越ししています。
しかしシングルでは勝っておらず、決着をつけなければいけない相手には違いないです。
新日本プロレスの常連、Pロバーツは前80年8〜9月の「ブラディ・ファイト・シリーズ」以来1年ぶりの来日。前回は8月24日田園コロシアムで木村健吾のNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座に挑戦。木村健のドリルアホール・パイルドライバーに敗れましたが、グラウンドテクニックでは圧倒していました。
藤波とも8月29日鳴門市民会館のテレビマッチでノンタイトルで一騎討ち、タイトルマッチにしてもおかしくない内容で、藤波もジャーマン・スープレックスホールドを出してPロバーツに敬意を現しました。
1年前同様、今回も親友ハンセンと一緒。ハンセンとのタッグでも職人技を如何なく発揮してくれることと思います。(この項続く)
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