79年新日本プロレス「第2回MSG」シリーズ第36戦、6月6日、愛知県体育館(観衆8,000人満員発表)大会は決勝リーグ戦最終日、今回はセミファイナルから振り返りたいと思います。
セミファイナルの決勝リーグ戦45分1本勝負、32点のスタン・ハンセンと16点のカネックが対戦、8分26秒、ハンセンがウェスタン・ラリアットから体固めを決めてフォール勝ち、37点で公式戦全日程を終了、カネックは16点に終わりました。
これによりハンセンはアンドレ・ザ・ジャイアントの36点を1点上回る37点となりメインイベントの猪木vs坂口征二の公式戦最終試合を待たずしてこの時点で優勝決定戦進出の権利をひとまず確保しました。
続いてメインイベントの決勝リーグ戦45分1本目は勝負の黄金コンビ対決、36点の猪木と31点の坂口の一戦。猪木は勝つか引き分けでも1位で優勝決定戦進出で2位のハンセンと優勝決定戦。
坂口がフォール、ギブアップ勝ちなら猪木、坂口、アンドレが36点となり同点2位で3選手による決勝進出者決定戦を行い勝者が1位のハンセンと優勝決定戦で対戦。坂口が反則、リングアウト勝ちなら35点で脱落、猪木とアンドレによる決勝進出者決定戦を行い、勝者が1位ハンセンと優勝決定戦、というシチュエーションとなります。
後がない坂口は最初から攻勢に出てパワーで猪木を圧倒、しかし、20分過ぎから攻め疲れで動きが雑になった坂口の隙を逃さず延髄斬りからガッチリと卍固め、必死に堪えた坂口でしたがついにギブアップ、26分4秒、猪木が5点を獲得、41点で1位となり優勝決定戦へ進出、坂口は31点に終わりました。
この結果、36点のアンドレは脱落、2位が37点のハンセンとなり、優勝決定戦は猪木vsハンセンの対決となりました。
ストロング小林はセミ前に出場、長州力とのタッグでアンドレ&ラリー・ズビスコ組と対戦(45分1本勝負)、8分56秒、アンドレのカナディアン・バックブリーカーの前にS小林は無念のギブアップ負け。
藤波辰巳とビクター・リベラのシングルマッチ30分1本勝負は5分26秒、逆さ押さえ込みで藤波のフォール勝ち。星野勘太郎&木戸修組と上田馬之助&マサ齋藤組の一戦は16分14秒、M齋藤が星野を体固めで破り、上田&M齋藤組の狼軍団が勝利を飾っています。
シリーズ最終戦、6月7日、蔵前国技館(テレビ収録、観衆9,500人発表)大会。私はこの興行は会場で生観戦しています。メインイベントは「第2回MSGシリーズ」優勝決定戦、時間無制限1本勝負、猪木とハンセンの一騎討ち。
ハンセンが怒濤の攻撃で猪木を追い詰めていきましたが、猪木はコーナーポスト最上段からダイブしてのフライング・ボディシザース・ドロップの奇襲攻撃。この動きはハンセンも予想してなかったか、返すことが出来ずカウント3が入り、9分3秒、体固めで猪木がフォール勝ちし2連覇を達成しました。
試合そのものは呆気ない終わり方でしたが、逆に言えば奇襲を用いなければハンセンは倒せる相手ではなくなったと言えるのではないでしょうか。
セミファイナルは藤波とカネックのWWFジュニア・ヘビー級選手権試合の再戦(61分1本勝負)。5月30日、大阪府立体育会館でのタイトル戦は両者リングアウト、5分間の再試合も時間切れとなったメキシコ時代からの因縁のライバル同士の決着戦。
カネックは負傷している藤波の右足を攻撃し動きを止めにいきます。カネックは試合中に藤波のリングシューズを脱がして攻撃。勝負を賭けたカネックがコーナーポスト最上段からのダイビング・ボディアタック、これを「飛べないドラゴン」が下からのドロップキック、迎撃ミサイルを放ち17分2秒、体固めでフォール勝ち。20度目の防衛に成功しましたが、大苦戦の末のタイトル死守となりました。
勝った藤波は6月15日(日本時間16日)、ロサンゼルス・オリンピック・オーデトリアムでトニー・ロコの挑戦を受けて防衛戦を行うことが決定しています。蔵前大会は翌6月8日の「ワールドプロレスリング」で録画中継され、セミとメインの2試合を放送。
セミ前は坂口&長州&木戸組とアンドレ&M齋藤&ガレア組が対戦した6人タッグマッチ45分1本勝負。北米タッグ王座奪回に燃える長州が12分48秒、体固めでガレアを破り、坂口&長州&木戸組の勝利となりました。
1年ぶりにアメリカのロサンゼルス地区、メキシコでの海外武者修行から凱旋帰国した木村健吾が登場、次期「サマー・ファイト・シリーズ」7月6日、四日市市体育館で、6月15日、ロサンゼルスで行われるヒロ・マツダ&M齋藤組vs坂口&長州組の北米タッグ選手権試合の終了時点での王者チームに挑戦が決定しているS小林とタッグを組んで、リベラ&ズビスコ組と対戦。
12分23秒、木村健がズビスコを猪木ばりの卍固めでギブアップさせてS小林&木村健組の勝利。試運転は上々といったところです。
上田は永源遙を2分39秒、片エビ固めで破り、チャボは小林邦昭と対戦、9分18秒、体固めでフォール勝ちを収めました。
※観戦チケットをアップ致しました。
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