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2023年04月09日21:49

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週プロ流智美あの日あの時予想2022年総括(40)

第257戦、10月5日発売号●【予想】馬場、アブドーラ・ザ・ブッチャーを大流血させドクターストップでPWFヘビー級王座防衛(74年全日本プロレス日大講堂)【正解】国際プロレスが朝刊スポーツ新聞で「最後の一面」掲載、世界3大タイトルマッチ、AWA世界ヘビー級、IWA世界ヘビー級ダブル・タイトルマッチ、ニック・ボックウィンクルvsラッシャー木村、IWA世界タッグ選手権試合、マイティ井上&アニマル浜口組vs大木金太郎&上田馬之助組、NWA世界ジュニア・ヘビー級選手権試合、ネルソン・ロイヤルvs阿修羅・原(79年国際プロレス後楽園ホール)※タイトル下の帯「世界4大タイトルマッチ」は誤り。【参考】2016年10月5日発売号はPWF認定USヘビー級選手権試合、覆面世界一決定戦十番勝負第3戦、ザ・デストロイヤーvsジ・アベンジャー(74年全日本プロレス日大講堂)

本号の発売された4日前の10月1日、アントニオ猪木さん(本名・猪木寛至)が心不全の為79歳で亡くなられました。それによる特別編成に変更になることが予想され、連載モノのいくつかは休載になるのでは?と思われましたが、差し替えが間に合わなかったか「あの日あの時」を始めとした連載モノは通常通りに掲載されていました。

【予想解説】春の「第2回チャンピオン・カーニバル」でデストロイヤーとの「血の抗争」で4回に亘るトーナメント1回戦を行い、決着つかず両者失格となり馬場との優勝決定戦は幻に終わったブッチャー。

優勝決定戦終了後のシリーズ最終戦、5月16日、大阪府立体育会館で馬場のPWFヘビー級王座に挑戦しましたが、2−1で敗れていますが3本目は馬場が僅差でリングに生還してのリングアウト勝ちで両者納得いかない判定に。

9月13日、後楽園ホールで開幕の「ジャイアント・シリーズ」に馬場、デストロイヤーとの遺恨を清算すべくこの年2度目の来日となりました。

9月25日、ノーテレビの横浜文化体育館で馬場とブッチャーはPWFヘビー級王座を賭けて対戦。1−1からデストロイヤー、アベンジャー(ムース・モロウスキー)の双方のセコンドが乱入して収拾がつかなくなり両者反則の引き分けで馬場が引き分けで18度目の防衛に成功したものの、決着つかず。

10月5日、日大講堂で再戦が行われました。1本目は7分42秒、ブッチャーがヘッドバット3連発からジャンピング・エルボードロップを決め体固めで先制のフォール。

2本目は馬場がブッチャーの頭へチョップ、キックと攻撃を集中するとブッチャーは額から出血。続けて出血した箇所めがけて蹴り上げ攻撃。ここでジョー樋口レフェリーが試合をストップしてドクターを呼び傷口を確認させようとしましたが、、ブッチャーはそれを拒否して馬場へ突進、馬場も傷口への攻撃をやめずさらに出血量が増えてきた為、再度レフぇリーが試合を止めてリングドクターに傷口を確認させ、ドクターはこれ以上戦うのは危険として試合を止め4分49秒ドクターストップで馬場の勝利。

3本目は試合をストップされたブッチャーがこれに納得せず馬場に向かい乱闘となるが、外国人レスラーと若手レスラー達に押さえられて控室へ。ブッチャーの試合放棄となり馬場が2−1で19度目の王座防衛に成功しました。

馬場は「どうも納得がいかない。まだブッチャーは闘える状態だった。ファンだって納得しない。2本目に入ってブッチャーのスタミナが急激に衰えてきたので、俺としては十分いけると思っていた矢先のドクターストップ。何かスッキリしないよ。」と不満気にコメントしています。

後日、渕正信が語ったところによると馬場はこの年の6月26日、新日本プロレスの大阪府立体育会館での猪木vsタイガー・ジェット・シンのNWF世界ヘビー級選手権試合での「腕折り事件」がファンの間でセンセーショナルな話題を集めていた事に刺激を受けて、ブッチャー相手にそれ以上の試合が出来ないか模索しながらこの試合を行ったとのことです。

【正解解説】国際プロレスが79年「ダイナマイト・シリーズ」10月5日に後楽園ホールで開催した「世界3大タイトルマッチ」。

結果はAWA世界ヘビー級王者、ニックとIWA世界ヘビー級王者R木村のダブル・タイトルマッチは16分30秒、逆エビ固めをかけられたニックがギブアップかどうかを確認しにきた特別レフェリーのルー・テーズが顔を近づけた瞬間に殴って反則負けとなりタイトル移動はなし。

井上&浜口組の和製ハイフライヤーズに日本プロレス末期にインターナショナル・タッグ王者チームだった大木&上田組が挑戦したIWA世界タッグ選手権試合は年齢もキャリアも挑戦者チームの方が遥かに上。

1本目は大木が浜口を原爆頭突きから体固め、2本目は国際組の反則勝ち、決勝の3本目は大木と上田が仲間割れ、大木が怒って控室に帰ってしまい試合放棄となり2−1で井上&浜口組が7度目の防衛。

ロイヤルvs原のNWA世界ジュニア・ヘビー級選手権試合はNWA加盟団体である新日本プロレスと全日本プロレスから、「ロイヤルはベルトを返上しており、真の王者に非ず」とクレームがつき、またロイヤルが巻いていたベルトが、ダニー・ホッジ、ケン・マンテル、ヒロ・マツダら歴代王者、さらにロイヤル自身が前年4月、全日本プロレスに来日した時に巻いていたものとは違っており、これを重視した「東京スポーツ」がノンタイトル戦と報じるなど物議を醸しましたが、流さんのコラムとは直接関係ないので詳細は割愛します。

14分45秒、両者リングアウトの引き分けでロイヤルが王座防衛に成功しています。

コラムの本題は翌10月6日に発売された「デイリースポーツ」でこの日の「世界3大タイトルマッチ」で国際プロレスが最後の「朝刊スポーツ紙」の一面を飾ったというもの。

「世界3大タイトルマッチ」が行われた10月5日は金曜日であり、通常の東京12チャンネル「国際プロレスアワー」とは別枠で午後7時30分から90分枠で生中継されました。

金曜日午後8時のテレビ朝日「ワールドプロレスリング」のレギュラー放送がありましたが、この日は秋の番組改編期で特番を放送、深夜からの放送でした。(10月2日、大阪府立体育会館から藤波辰巳vs剛竜馬のWWFジュニア・ヘビー級選手権試合、藤波が王座転落、猪木vsシンのノンタイトル戦を放送)

※本コラムの「ワールドプロレスリング」が放送休みはおそらく勘違いかと。

流さんとは懇意の「国際プロレスアワー」ディレクターの田中元和(げんな)氏が述懐。これに助けられ視聴率が11%を超えたから東京12チャンネルとしては十分な視聴率を得ました。

また、同年上期(79年4〜9月)は新日本プロレスのブッキングにより上田、マサ齋藤、スーパースター・ビリー・グラハム、ミレ・ツルノ、チャールズ・ベレッツ、アンドレ・ザ・ジャイアント、ヘイスタック・カルホーンといった大物外敵が国際プロレスに登場、視聴率が好調で関東ローカルの東京12チャンネルとしては破格の1,000万円の特別予算が払われ、ニックらギャラの高いレスラーのファイトマネーはそれで賄われたことなどが書かれています。

デイリースポーツの一面のメイン記事は同日、韓国・ソウル市奨忠体育館で行われた猪木とウィリエム・ルスカのWWF格闘技世界ヘビー級選手権試合で国際プロレスの大会はそれより小さい扱いでした。

※対戦戦績は257戦46勝211敗、勝率179。 

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