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2023年04月08日21:58

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週プロ流智美あの日あの時予想2022年総括(39)

第256戦、9月28日発売号○【予想、正解】猪木の必殺技を解禁した坂口がバレンタインに復讐(73年新日本プロレス広島県立体育館)【参考】2016年9月28日発売号はインターナショナル・タッグ選手権試合、マイク・パドーシス&フリッツ・フォン・ゲーリング組vs馬場&吉村道明組(66年日本プロレス大阪府立体育会館)

本連載(9)3月2日発売号、坂口征二とのUN戦、(22)6月1日発売号、馬場とのインターナショナル戦に次いでこの年3度目のバレンタインネタで勝負しようやく当てることが出来ました。

【解説】猪木の生涯のライバル外国人として新日本プロレス旗揚げ以降のタイガー・ジェット・シン、スタン・ハンセンを推す方は多いとは思いますが、「金髪の妖鬼」ジョニー・バレンタインも忘れてはならない名レスラーの1人。

有名な66年10月12日、蔵前国技館での東京プロレス旗揚げ戦での両者の一戦は映像が残っておらず、伝説の名勝負として語り継がれています。

旗揚げシリーズ第2弾となった「チャンピオン・シリーズ」同年11月19日、大阪球場で猪木はバレンタインを2−1で破りUSヘビー級王座を獲得、11月22日、大田区体育館でのリターンマッチも猪木が2−1で制し王座初防衛。

猪木はスタン・スタージャック(2回)、スティーブ・スタンレー、ミステリアス・メディコ(ルー・ニューマン)を相手に年内5度の防衛に成功しました。

しかし、東京プロレスは日本プロレスによる妨害工作やプロモーターによるトラブルで興行中止が相次ぎ、また豊登が会社の資金をギャンブルに流用するいつもの悪癖などが重なり僅か2シリーズで単独興行開催が不可能な状況となり、同じく前66年に日本プロレスを退職した吉原功と在米フリーのヒロ・マツダにより設立された国際プロレスとの合同興行に活路を見出しました。

合同興行は国際プロレスの旗揚げ「新春パイオニア・シリーズ」として行われ、猪木はエディ・グラハム、バレンタインとUSヘビー級王座防衛戦を行いましたが、合同興行は1シリーズのみで頓挫、東京プロレスは解散となり、猪木は4月に日本プロレス復帰。

70年11月の「インターナショナル選手権シリーズ」でバレンタインが日本プロレス初参加、猪木とは2回シングルで対戦、11月27日、横浜文化体育館では45分3本勝負で1−1から時間切れ引き分け、12月7日、浜松市体育館で60分3本勝負で再戦が行われ、1−1からの3本目、猪木がバレンタインを首固めに丸め込んで勝利を拾いました。

バレンタイン2度目の日本プロレス参戦は猪木が抜けた後の「ゴールデン・シリーズ」で6月1日、大阪府立体育会館で馬場は猪木の宿敵であったバレンタインの挑戦を受け、インターナショナル王座の防衛戦を行っています。

1本目は12分41秒、バレンタインが体固め、2本目は4分15秒、馬場の反則勝ち、決勝の3本目は僅か52秒、馬場が体固めでフォール勝ち、2−1で馬場が10度目の防衛を果たしています。

3度目のバレンタイン日本プロレス登場となった73年2月の「ダイナミック・ビッグ・シリーズ」、既にこの時は馬場も日本プロレスからいなくなっており、3月2日、横浜文化体育館でバレンタインが坂口のUN王座に挑戦。新日本プロレスへの移籍を決めている坂口が覇気のある試合が出来るはずもなく、1本目は4分33秒、バレンタインが体固め、2本目は2分50秒、坂口が体固め、決勝の3本目は2分、バレンタインがリングアウト勝ち。60分3本勝負で3本合計の試合時間が10分に満たないというあっさりした試合でバレンタインにベルトを明け渡しました。

一説には日本プロレスが、裏切り者の坂口に対しバレンタインにシュートを仕掛けるように命じ、これを察知したバレンタインのライバル、猪木が連絡を入れ「危険なことはやらないでくれ」と止めたというエピソードもあります。バレンタインは敗者坂口の手を上げながら「グッドラック」と囁いたと言います。

坂口は4月から新日本プロレスに合流、NETの放送もついて倒産寸前と言われた新日本プロレスは息を吹き返しました。

デトロイト修行時代に坂口のマネージャーをしていたクライベビー・カノンの仲介でジョニー・パワーズがエース兼オーナーをしていたNWFとつながりが出来ましたが、パワーズが新日本プロレスに初参戦した「闘魂シリーズ」に当時NWFで活躍していたバレンタインが新日本プロレスに初登場。

猪木との因縁の対決は9月28日、広島県立体育館で行われる予定でしたが、猪木は9月25日、大阪府立体育会館で坂口と組んでバレンタイン&ビクター・リベラ組と対戦した試合で右足の甲を負傷。欠場はしなかったもののメインイベントからは外れていました。

広島では猪木に代わり、3月2日、横浜でのUN選手権試合でバレンタインに「勝ち逃げ」されている(実際に逃げたのは坂口だが)坂口が登場、バレンタインのラフファイトに流血させられましたが、14分4秒、猪木がこの頃から75年前半位までフィニッシュとして多用していたブレーンバスターからの体固めでバレンタインからフォール勝ちし、リベンジを果たしました。

次の来日では猪木との再戦を、と期待されましたが75年10月4日、ノースカロライナで起きたセスナ機の墜落事故でバレンタインは重傷を負いプロレスラー生活を断念せざるを得なくなり、猪木との新日本プロレスでの再戦は叶わないまま終わりました。

※対戦戦績は256戦46勝210敗、勝率180。 
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