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2022年11月16日22:24

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ストロング小林さん追悼(314)

ブラックジャック・マリガンはこの時期ノースカロライナ州を中心としたNWAミッドアトランティック地区を主戦場にしていましたが、今回の新日本プロレスへのブッキングは全日本プロレス系のジム・クロケット・ジュニアルートではなく、ミッドアトランティックより前に活躍していたWWWFのビンス・マクマホン・シニアと、クロケットプロに勤務していたジョージ・スコットとカール・ゴッチの親密関係から実現したもの。

クロケットがいちいち提携先の全日本プロレスのオポジションにあたる新日本プロレスのリング上で起きた出来事に干渉してくることはまずありません。

NWAミッドアトランティック地区の看板タイトルの一つであるUSヘビー級王座は、マリガンはミッドアトランティック地区に転戦してきた76年にポール・ジョーンズを破って獲得、Pジョーンズとベルトを獲ったり獲られたりの抗争を展開してきましたが、この年の77年7月7日、バージニア州ノーフォークでボボ・ブラジルに敗れて王座転落。

ブラジルも7月29日にはバージニア州リッチモンドでリック・フレアーに敗れて王座を明け渡しており、この時点での王者はフレアーでした。6週間に及ぶ長期の日本遠征の為にベルトを明け渡しておくのは業界の決め事の1つであり、マリガンが現役US王者というのは誤りでした。

マリガンは今シリーズ、スタン・ハンセンと比べるとメインイベント、セミファイナル登場が少なく、新日本プロレス流の試合リズムとは違い、ゆったりした大味なスタイルで悪く言えば動きが緩慢。

シリーズが開幕してからの仕事ぶりで、新日本プロレスはハンセンより下にマリガンを位置づけ、中堅レスラー相手のシングルマッチが多く組まれています。

猪木が「北米タッグもハンセンでいこう」とマリガンを外しにかかった、それでクサったマリガンが吉田町大会を欠場したという流れかと思います。

マリガンの挑戦辞退により、9月29日、大阪府立体育会館での北米タッグ王座挑戦はハンセンとザ・ハングマン組となり、ハンセンは1シリーズでNWFヘビー級、北米タッグの新日本プロレスの2大ベルトに挑戦が決まりました。

会津大会メインイベントは北米タッグ選手権試合前哨戦、坂口征二&ストロング小林組vsハンセン&ハングマン組のノンタイトル戦60分3本勝負。

1本目は11分12秒、S小林がハングマンを逆エビ固め、2本目は13分44秒、ハンセンがS小林を体固め、決勝の3本目は3分22秒、坂口とハングマンが両者リングアウトとなり、前哨戦は1−1のドローという結果に終わっています。

猪木はセミファイナルに出場、ロディ・パイパーとシングルマッチ45分1本勝負で対戦、9分37秒、ダブルアーム・スープレックスからの体固めでフォール勝ちしています。

孤の小さい猪木のダブルアームはなかなかフィニッシュホールドになることはないですが、相手が軽量かついい受身を取るパイパーだからこそ見事に決まったものかと思われます。

テレビ中継はセミとメインの2試合を放送。セミ前は長州力がジョン・ハリスを6分44秒、逆エビ固めで破り、木戸修はソニー・キングに9分2秒、体固めでフォール勝ち、永源遙はペッツ・ワトレーを9分38秒、片エビ固めに降しています。

マリガンは9月21日の尾花沢大会に続き、テレビマッチのこの日も試合は組まれていません。

第23戦、9月24日、宮城県気仙沼市商港特設リング(観衆3,000人満員発表)大会。

メインイベントは猪木&木戸組とハンセン&パイパー組が対戦。1本目は12分45秒、木戸がパイパーを回転エビ固め、2本目は3分36秒、パイパーが木戸を体固め、決勝の3本目は4分28秒、猪木がパイパーをアバラ折り(コブラツイスト)でギブアップさせています。

尾花沢、会津を欠場したマリガンがこの日から復帰、セミファイナルで坂口とシングルマッチ45分1本勝負で対戦し、8分15秒、両者リングアウトの引き分け。

S小林はセミ前に登場、ハリスを8分52秒、逆エビ固めでギブアップさせています。永源とキングのシングルマッチは11分20秒、永源の反則負け、星野勘太郎はワトレーに8分46秒、体固めでフォール勝ち。長州力は藤原喜明とシングルマッチで対戦、12分44秒、サソリ固めで勝利を飾りました。

ハングマンは22日の会津大会で腰を負傷して欠場となっています。

第24戦、9月25日、岩手県宮古市宮古ボウル(観衆1,500人発表)大会。

S小林はメインイベントに出場、猪木とのニュー・ゴールデンコンビで今シリーズ参加外国人最強チームのハンセン&マリガン組と対戦。

1本目は12分20秒、マリガンがS小林にリングアウト勝ち、2本目は5分36秒、マリガンが猪木に反則勝ちで2−0のストレートでハンセン&マリガン組が勝っていますが、1本もフォール、ギブアップ決着はありませんでした。

セミファイナルは坂口とパイパーのシングルマッチ45分1本勝負で9分58秒、片エビ固めで坂口の勝利。

長州はワトレーを9分5秒、サソリ固めで破り、星野はキングに9分22秒、首固めでフォール勝ち、藤原vsハリスは7分59秒、体固めでハリスが勝っています。
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