76年新日本プロレス「闘魂シリーズ第2弾」第14戦、11月13日、鳥取市民体育館(観衆2,200人発表)大会。
この日、新日本プロレスの暗黒時代からV字回復期に亘って団体を牽引し続けた棚橋弘至が岐阜県大垣市に生を受けています。ちなみに新日本プロレスは3日前の11月10日に大垣市スポーツセンター大会を開催しています。日程がこの日と入れ替わっていたらドラマなのですが…。
ストロング小林はセミ前に出場、ラリー・ヘニングと今シリーズ4度目のシングルマッチ、30分1本勝負で対戦し11分32秒、逆エビ固めでギブアップ勝ちしています。シングルでは初の「一本勝ち」でした。
メインイベントは猪木&星野勘太郎組がパット・パターソン&リッキー・ハンター組と対戦。1本目は15分34秒、星野がハンターを回転エビ固め、2本目は僅か58秒、パターソンが星野を体固め、決勝の3本目は4分21秒、猪木がハンターを体固めに決めて2−1で猪木&星野組の勝利に終わりました。
セミファイナルは短期の西ドイツ武者修行から帰国した小沢正志(キラー・カーン)が抜擢されてイワン・コロフとシングルマッチ45分1本勝負で初対戦。6分4秒、コロフがカナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ちしています。
南アフリカ共和国遠征でEWU世界スーパー・ヘビー級王座を奪取した坂口征二は11月13日(現地時間)、ヨハネスブルク・ミルナーパーク・スタジアムで前王者ジャンウィルキンスのリターンマッチを受けました。
坂口はこの日が遠征最終戦、ベルトを守れば王者として日本凱旋となる訳ですが、「負けたら引退」と悲壮な覚悟で試合に臨むウィルキンス陣営は、タイトル戦を坂口が主張していた60分3本勝負から、ヨーロッパスタイルの10分6ラウンド3本勝負に変更するように申し入れ、結局ウィルキンス側の主張が通り、試合はラウンド制になりました。
1、2ラウンドは10分時間切れ、しかし2ラウンドに坂口の逆水平チョップがウィルキンスの喉元に当たり、ウィルキンス側のセコンドがレフェリーに「坂口のチョップは反則だっ!禁止にしろ!」と抗議。これを聞き入れたレフェリーは坂口のチョップ攻撃を禁じ手にしてしまいました。
1本目は3ラウンド7分11秒、坂口がウィルキンスをネックハンギングで絞り上げてからブレーンバスターから体固めで先取。4ラウンドは時間切れ。
残すところ後2ラウンドしかないウィルキンスは最後の力を振り絞って反撃、5ラウンド5分25秒、ウィルキンスがペンデュラム・バックブリーカーから体固めで1−1。残り最終6ラウンド、60分近く闘って両選手スタミナ切れのところ、「負けたら引退」を公言していたウィルキンスはペンデュラム・バックブリーカー2連発。残り41秒の9分19秒、体固めで坂口をついにフォール。
トータル試合時間約52分、坂口は2度目の防衛に失敗、ウィルキンスが2−1で王座奪還を果たし、ベルトの日本流失を防ぎました。
シリーズ第15戦、11月14日、鳥取県倉石市中央体育館(観衆2,500人満員発表)大会。メインイベントは開幕戦の10月29日、福生に次いで今シリーズ2度目の一騎討ちとなる猪木とパターソンのシングルマッチ60分1本勝負試合は14分38秒、両者リングアウトの引き分けでまたもや決着つかず。
S小林はセミファイナルで木戸修とタッグを組み、コロフ&Lヘニング組と45分3本勝負で対戦、1本目は12分36秒、S小林がLヘニングを逆エビ固め、2本目は2分41秒、LヘニングがS小林を体固め、決勝の3本目は3分16秒、コロフが木戸を体固めで破り2−1でコロフ&Lヘニング組の勝利。
第16戦、11月15日、松山・愛媛県民館(観衆2,300人発表)大会。
S小林はセミファイナルでパターソンと今シリーズ2度目のシングルマッチ45分1本勝負を行いましたが11分21秒、後方回転エビ固めでフォール負けを喫しました。
メインイベントは10月30日の大和大会に次いで小沢が猪木のタッグパートナーに起用され、Lヘニングセン&ハンター組と対戦。1本目は13分14秒、日本組の反則勝ち、2本目は3分26秒、猪木がハンターを体固めで破り2−0のストレートで猪木&小沢組の勝利。
コロフは永源遙とシングルマッチで対戦、5分47秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ち。リップ・ホークは柴田勝久を7分32秒、体固めで降していますがこの日の試合を最後に試合には出ておらず、成績不振か体調不良らか、途中帰国しています。新日本プロレスからは特にRホークについての発表はなし。
第17戦、11月16日、高知県民体育館(観衆2,800人満員発表)大会。
この日より南アから凱旋帰国した坂口が参戦。セミファイナルでコロフとシングルマッチ45分1本勝負で対戦,7分19秒、坂口の反則勝ち。
メインイベントは猪木&S小林組のニュー・ゴールデンコンビがパターソン&Lヘニング組と今シリーズ3度目の対戦。11月5日、藤岡大会、12日京都大会と2週連続テレビ生中継で組まれ、いずれも日本組が反則負けしています。
1本目は16分45秒、猪木とパターソンが両者リングアウトで1−1。決勝の2本目は6分36秒、猪木がLヘニングを体固めで破り2−1で猪木&S小林組が3度目の正直でパターソン&Lヘニング組を降しましたが、一方で12月8日、横浜文化体育館での坂口&S小林組vsパターソン&Lヘニング組の北米タッグ選手権試合を前に挑戦者チームが一本負けしてしまいました。
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