71年国際プロレス「ダイナマイト・シリーズ」9月11日、三重県津市体育館(テレビ収録、観衆5,800人超満員発表)大会、メインイベントでは新IWA世界タッグ王者チームのレッド・バスチェン&ビル・ハワード組とストロング小林&寺西勇組が対戦(ノンタイトル)、1本目は16分56秒、バスチェンが小林を体固め、2本目は5分35秒、小林がバスチェンを体固め、決勝の3本目は8分51秒、バスチェンが寺西を体固めに決めてバスチェンが2本奪って2−1でバスチェン&ハワード組の勝利。
セミファイナルはサンダー杉山&アニマル浜口組がドクターX&ジャック・ペセク組と対戦、ペセクは65年4月の日本プロレス「第7回ワールド・リーグ戦」に1度だけ来日していますが、その時は素顔で参戦、今回はXとお揃いの黒覆面をつけて試合をしていました。(リングネームは同じ)
1本目は7分15秒、Xが杉山を体固め、2本目は7分8秒、杉山がXを片エビ固め、決勝の3本目は6分9秒、浜口がペセクを体固めでフォールし2−1で杉山&浜口組に軍配が上がりました。
ラッシャー木村は矢板大会と同じくオックス・ベーカーとシングルマッチで対戦(金網デスマッチとの記載はなし)し23分22秒、体固めで勝利。黒潮太郎とビッグKのシングルマッチは12分25秒、体固めでKが勝ちました。
前半戦のヤマ場は9月13日、大阪府立体育会館(テレビ収録、観衆3,000人発表)大会、メインイベントは小林のIWA世界ヘビー級王座にバスチェンが挑戦。パワーファイターである小林は小柄ながらテクニックに優れたバスチェンに苦戦。1本目は21分12秒、小林が体固め、2本目は28分18秒、バスチェンが体固め、決勝の3本目は61分時間切れとなり1−1の引き分けで小林が3度目の防衛に成功しました。
セミファイナルは杉山&木村&寺西組のトリオがベーカー&ドクターX&ペセク組と対戦する6人タッグマッチ。1本目は9分1秒、ベーカーが木村を体固め、2本目は4分35秒、木村がベーカーを逆エビ固め、決勝の3本目は7分11秒、杉山がXを体固めで撃破。
この日より参加のインド人レスラー、アジェット・シン&ナランジャン・シン組は来日第1戦は浜口&紫組と対戦、18分58秒、アジェットが紫を体固めに決めて初戦を白星で飾りました。
9月16日、鳥取県米子市体育館(観衆6,500人超満員発表)大会では新IWA世界タッグ王者チームのバスチェン&ハワード組に小林&杉山組が挑戦。1本目は16分16秒、バスチェンが小林を体固め、2本目は15分8秒、小林がバスチェンを体固め、決勝の3本目は61分時間切れとなり、1−1の引き分けでバスチェン&ハワード組が初防衛を果たしています。
セミファイナル(記録上)では前70年12月12日、台東体育館以来となる木村とベーカーの金網デスマッチが組まれました。前回木村は勝つには勝ちましたが、ベーカーに椅子で足を集中攻撃され、右足骨折の重傷を負いました。両者にとっての遺恨試合となりましたが19分11秒、木村がベーカーからギブアップ勝ちを収め、返り討ちにしてみせました。
アジェットと浜口のシングルマッチは13分8秒、体固めでアジェットの勝ち。ドクターX&ペセク組vs寺西&大剛鉄之介組は16分32秒、Xが大剛を体固め。ビッグKは紫とシングルマッチで対戦、12分3秒、体固めでフォール勝ち。ナランジャンと大磯武のシングルマッチは9分14秒、回転エビ固めで大磯に軍配が上がっています。
9月20日、福岡九電記念体育館(テレビ収録、観衆5,500人満員発表)では前週の大阪で61分時間切れ引き分けとなった小林とバスチェンがIWA世界ヘビー級王座を賭けての再戦が行われました。
1本目は15分34秒、小林が体固め、2本目は11分47秒、バスチェンが体固め、3本目は2分18秒、小林が体固めで決勝フォールを奪い、2−1、堂々の2フォール勝ちで小林が4度目の王座防衛に成功。このシリーズでの両者のIWA世界戦はこの2試合で終わりでしたが、試合巧者のバスチェンは以後の72、73年の来日でも小林の同王座に挑戦し、名勝負を展開しています。
セミファイナル(記録上)は16日の米子大会に続いて木村とベーカーが金網デスマッチで激突、18分11秒、木村がギブアップ勝ちで連勝。寺西&浜口組とアジェット&ナランジャン組のタッグマッチ、45分3本勝負、1本目は5分5秒、浜口がナランジャンを体固め、2本目は2分30秒、アジェットが寺西を体固め、決勝の3本目は8分30秒、浜口がナランジャンを体固めに決めて2−1で寺西&浜口組の勝利。寺西と浜口は国際プロレス、新日本プロレス、ジャパン(全日本)プロレスと長年行動を共にすることになります。
杉山とビッグKのシングルマッチは15分35秒、体固めで杉山が勝利。ドクターX&ペセク組と大剛&黒潮組のタッグマッチは21分52秒、Xが黒潮を体固め。ハワードは紫を10分25秒、体固めで降しています。
9月23日、長崎県諫早市体育館(テレビ収録、観衆3,500人発表)大会では杉山&木村組がバスチェン&ハワード組のIWA世界タッグ王座に挑戦、7日の大田区体育館での開幕戦、王座決定戦に敗れている杉山&木村組はこれがシリーズラストチャンス。
1本目は17分13秒、バスチェンが木村を体固め、2本目は6分7秒、杉山がこのところ温存していた必殺のジャーマン・スープレックスホールドでハワードをフォール。決勝の3本目は2分10秒、木村が渾身の逆エビ固めでバスチェンからギブアップを奪いベルト移動、2−1で杉山&木村組が第7代王者チームとなりました。杉山はグレート草津と組んで以来2度目、木村は初の同王座戴冠となりました。
小林はアジェットとシングルマッチで対戦、9分58秒、背骨折りでギブアップ勝ち、ドクターX&ペセク組vs浜口&ミスター珍組は19分44秒、Xが珍から背骨折りでギブアップを奪いました。ベーカーは紫&稲妻二郎組と1対2ハンディキャップマッチで対戦、9分30秒、稲妻を体固めに降しました。
ビッグKは大磯を16分35秒体固めで破り、ナランジャンと大剛のシングルマッチは14分55秒、大剛が体固めでフォール勝ちを収めています。
シリーズは最終戦の10月3日、広島県竹原市民会館まで続いていますが、テレビ収録は諫早大会が今シリーズ最後の収録となりました。
10月2日、岡山武道館(観衆3,900人満員発表)大会ではメインイベントで木村とベーカーの今シリーズ3回目の金網デスマッチが実現、25分22秒、木村がギブアップ勝ちでベーカーをに3タテを食らわして「金網の鬼」の面目躍如。
セミファイナルは小林&杉山&ビッグKのトリオがバスチェン&ハワード&ドクターX組と対戦、1本目は21分15秒、バスチェンがKを体固め、2本目は5分25秒、杉山がXを体固め、決勝の3本目は6分5秒、小林がハワードを体固めに決めて小林&杉山&K組が2−1で勝利。
浜口&珍組とアジェット&ナランジャン組のタッグマッチ45分3本勝負、1本目は16分31秒、アジェットが珍を体固め、2本目は6分48秒、珍がナランジャンをエビ固め、決勝の3本目は3分2秒、浜口がアジェットを体固めに決めて2−1で浜口&珍組が勝ちました。
大剛と黒潮のシングルマッチは19分17秒、逆エビ固めで黒潮が大先輩の大剛から勝ち星を挙げ、ペセクは本郷清吉を16分14秒、体固めで降しました。
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