88年「チャンピオン・カーニバル」4月3日、福井県武生市体育館(観衆3,050人満員発表)大会からジミー・スヌーカが特別参加、メインイベントでブルーザー・ブロディ&ビッグ・ブーバーとのトリオで鶴田&谷津嘉章に五輪コンビのパートナーに指名されてメインイベントに出場の田上明組と6人タッグマッチで対戦、13分19秒、スヌーカがスーパーフライ(ダイビング・ボディプレス)からの体固めで田上を破りました。
翌4月4日、愛知県体育館(テレビ収録、観衆7,200人満員発表)大会が行われました。新日本プロレスの興行人気の高い同会場では全日本プロレスはいつも苦戦しますが、今回はブロディ復帰後、初の名古屋大会とあって満員マークをつけることが出来ました。
メインイベントはインターナショナル・ヘビー級選手権試合、3月27日、日本武道館で鶴田を破り新王者になったブロディに谷津が挑戦。谷津の同王座への挑戦は前4月24日、横浜文化体育館で鶴田に挑戦、ノーコンテストになって以来約1年ぶりで全日本プロレスの所属になってからはもちろん初。
谷津の足を集中攻撃にかかるブロディのニークラッシャーで谷津が場外に転落。ブロディが追いかけ谷津の痛めている右足へキックの連打。谷津もようやく反撃しブロディを場外の鉄柵に叩きつけてからタックルにいきましたが、ブロディにかわされ谷津は鉄柵を超えて観客席に落ちてダウン。その間にブロディがリングへ戻り15分4秒、ブロディのリングアウト勝ち。
新日本プロレスだとフェンスオーバーでブロディの反則負けになるパターンでしたが、ブロディがタイトル初防衛に成功。
この結果により、4月15日、大阪府立体育会館ではインターナショナル・ヘビー級王者ブロディとPWFヘビー級、UNヘビー級二冠王者、天龍による全日本プロレス史上初となる三冠統一戦が実現することになりました。
セミファイナルは全日本プロレス本隊対天龍同盟、タッグマッチ45分1本勝負、輪島大士&石川敬士組と天龍&阿修羅・原組の龍原砲が対戦。
天龍は石川の攻撃をかわし、エプロンの輪島めがけ「コーナーにいる時に休んでるんじゃねぇ!」と言わんばかりの痛烈なチョップで場外へ落とし、さらに原が客席に向かって叩きつけると怒った輪島はイスを持ち天龍と石川が戦っているリングへ入り、レェフリーの制止を振り切って天龍と原をイスで攻撃、17分46秒に輪島の反則負けが取られました。
輪島から見れば、日頃の鬱憤を晴らすかのような暴れっぷりを見せましたが龍原砲側から見ればコーナーの控えにいる時も常に臨戦態勢であれ、ということを身体です教えたかのようでした。
鶴田はタイガーマスクと組んでビッグ・ブーバー&トム・マギー組と対戦、鶴田がマギーを倒しおいてからコーナーポスト最上段に登ったタイガーマスクにタッチをしておいてから鶴田がタイガーマスクをマギーめがけて投げ落とし、タイガーマスクがそのままフォールし10分5秒、体固め。鶴田&タイガーマスク組はザ・ロード・ウォリアーズばりの連係を見せました。
スヌーカはサムソン冬木とシングルマッチで対戦9分7秒、スーパーフライ(ダイビング・ボディプレス)からの体固めで勝利。
ザ・グレート・カブキ&ジョン・テンタ組とトミー・リッチ&オースチン・アイドル組は9分20秒、カブキがアイドルを回転エビ固めで破りました。リッチとアイドルはもはや完全に中堅以下の扱いに追いやられてしまいました。
全日本プロレス本隊対国際血盟軍、馬場&田上明組とラッシャー木村&鶴見五郎組は13分49秒、田上が首固めで鶴見からフォール勝ち。田上は「名切られ役」鶴見を相手に大技、小技を色々試している感じでした。
高野俊二はジョージ・スコーランとシングルマッチで対戦、4分49秒、「人間バズーカ」ミサイルキックから体固めで豪快にフォール勝ち。
マイティ井上&寺西勇&永源遙組vs渕正信&仲野信市&高木功組の6人タッグマッチは10分54秒、仲野が旧ジャパンの先輩である永源を首固めで降しています。
全日本プロレス本隊対天龍同盟、大熊元司と川田利明のシングルマッチは11分48秒、ラリアットからの体固めで川田がタフな大先輩、大熊からフォール勝ち。丸め込みではなく、ラリアットで正面から勝ちを奪いました。
第1試合は百田光雄と小橋健太のシングルマッチで、7分28秒、バックドロップからの体固めで百田が勝利を収めています。
4月8日、福岡県大牟田市民体育館(観衆2,100人発表)で、田上、小橋、菊地毅に次いでこの年4人目となる新人北原辰巳がデビュー戦を行っています。
北原は64年3月9日、福岡市出身の当時24歳。高校時代はサッカーと空手で身体を鍛え、上京して働きながら初代タイガーマスクの佐山聡が主宰するスーパー・タイガージムの練習生となり前87年にジャパンプロレスに入門、ジャパン解散により全日本プロレスの所属となっていました。
北原は第1試合で百田光雄と対戦、5分51秒、バックドロップからの体固めで敗れています。
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