神のお告げがあったからこのヒトきっと良い人と思ったら、村がメチャクチャにされたり、なぜ嘘つきスパイが選ばれし者になるのか、と、そういったこともあるのか、あまりスカッとしなかった初見の記憶だが『アバター』、今回はキャメロンのセンスに上手く騙され感動する。架空の民族誌、されど中身はハリウッドのヒューマニズム&エンタメ、アメリカから押し付けの人類学。偽りがやがて真実へと変化、愛と勇気、とてもハリウッド。平和的解決どころか因果応報とばかりの殺戮、されどカタストロフィーが前進の第一歩ってのも、タイタニック同様に愛に向かって猪突猛進ってのもキャメロン的であり、そしてなにより、不可解なものの驚異と感銘こそがアビスをはじめ全てにあるキャメロン的なもの。彼の考えるネイチャー表される。物語性よりも、テクそのもの、ムーヴそのものが、驚異に絡んでキャメロンが顕さんとするものなのである。ネイチャーである自然と本性、精神と身体、どれが夢かの入れ子軸ストラクチャー、物語るでなくムーヴをキャメロンはいつも表している。2と3が製作されているらしいけれど観てみたいかな。
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